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脳動脈瘤、薬の治療に道 京大、炎症の仕組み解明

2017年02月09日 09時57分54秒 | 医療情報
脳動脈瘤、薬の治療に道 京大、炎症の仕組み解明
2017年2月8日 (水)配信朝日新聞

 破裂すると、くも膜下出血につながる脳動脈瘤(りゅう)の進行を薬で抑えられることを、京都大の青木友浩・特定准教授(脳神経外科)らが、ラットを使った研究で確認した。現在は外科的な治療法しかないが、薬の開発につながる可能性がある。8日、米科学誌サイエンス・シグナリングに発表する。
 脳動脈瘤は、脳の血管にこぶができる病気で、国内の推定患者数は330万~550万人。破裂を防ぐには、開頭してこぶの根元をクリップで留めたり、カテーテル(細管)を血管に入れてコイルでこぶを塞いだりする。血管内の炎症が、発症に関わっていると考えられていたが、詳しい仕組みは不明だった。
 青木さんらは、白血球の一種であるマクロファージという細胞の表面にあるたんぱく質に着目。このたんぱく質が炎症を起こす物質を活発化させ、動脈瘤を作ることを突き止めた。血流が増えて血管の内壁が刺激されると、マクロファージが集まって炎症を起こすと見られるという。
 このたんぱく質の働きを妨げる薬を、人工的に脳動脈瘤の状態にしたラットに飲ませると、こぶ周辺のマクロファージが減り、こぶは大きくならなかった。ただ、今回使った薬は、ほかの病気の治療用として臨床試験中に副作用が見られたため、今後、同じ作用で安全性が高い薬の開発をめざすという。
 青木さんは「治療薬の標的としてこのたんぱく質が有望であることが分かった。このたんぱく質の作用を抑える薬ができれば、動脈瘤の破裂や手術後の再発の予防に使える可能性がある」と話している。(西川迅)
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