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世界初証明 認知症に音楽体操有効 三重大、薬使わない療法

2017年04月19日 10時49分01秒 | 医療情報
世界初証明 認知症に音楽体操有効 三重大、薬使わない療法
2017年4月18日 (火)配信伊勢新聞

【津】三重大学(津市)は十七日、音楽の伴奏に合わせた運動が、認知症患者の認知機能の維持・改善に有効であると発表した。御浜、紀宝の二町で実施した調査で、科学的に効果が証明されていない音楽療法に、体操運動を組み合わせた療法の有効性を世界で初めて証明した。認知症患者に対する薬を使わない療法の一つとして注目が集まる。
 三重大の研究グループは、ヤマハ音楽振興会(東京)や二町と協力して「御浜・紀宝プロジェクト」を立ち上げ、音楽のリズムやテンポに合わせて体を動かす「音楽体操」を認知症の発症予防や患者の認知機能の改善に活用しようと研究している。二十六年には、認知症を発症していない高齢者の認知機能を向上させることを証明した。
 認知症を発症した患者にも音楽体操が有効であるかを調べるため、二十七年秋から二十八年秋まで、身の回りの世話が必要のない軽度の患者から、日常生活で介護が必要な中等度の患者までの計八十五人を対象に研究を進めた。
 患者らは、音楽体操をするグループと、ドリルやゲームなどの脳トレに取り組むグループの二つに分かれ、週に一回、四十分間、それぞれの予防法を半年間続けた。調査の実施前後で、認知機能の検査を受けた。
 この調査では、平均年齢87・2歳の高齢の被験者が取り組みやすいよう、椅子に座った状態で、歌謡曲や童謡の伴奏に合わせ、足や腕を上げ下げする運動を専門のトレーナーが指導した。
 検査拒否などで参加を中止した二十三人を除き、調査の結果、図形パターンを類推する検査にかかった時間が、脳トレのグループは微減だったのに対し、音楽体操を続けたグループは約三分の二に短縮。着替えや食事など日常生活の機能を点数化して評価する検査では、脳トレのグループは点数が減少したのに対し、音楽体操のグループは半年後も調査前と同じ点数を維持していた。
 一方、記憶力を測る検査では、調査後の改善の幅が、脳トレに取り組んだグループが、音楽体操のグループの二倍だった。
 研究グループは、この研究成果を電子版の米国医学誌で三月に発表。音楽体操は脳トレに比べて、軽度から中等度の認知症患者が日常生活を過ごすための運動や認知の機能を維持できるとしている。
 記者会見した認知症医療学講座の佐藤正之准教授(53)は「音楽は一九四〇年代―五〇年代の流行歌や童謡を採用した」と説明。「どんな音楽や運動に効果があるかは研究の余地がある」と課題を示し「今後、県内で音楽体操に患者が取り組む体制を整える」とした。
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