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カフェイン過剰摂取注意 中毒、5年で101人搬送 学会調査

2017年06月14日 00時44分44秒 | 医療情報
カフェイン過剰摂取注意 中毒、5年で101人搬送 学会調査
2017年6月13日 (火)配信朝日新聞

 カフェインを多く含んだ眠気防止の薬や清涼飲料による中毒で、2011年度からの5年間に少なくとも101人が病院に運ばれ、うち3人は死亡したことが、日本中毒学会の実態調査でわかった。ほかにも重大事故が起きており、若者を中心に「乱用」されている可能性がある。(阿部彰芳)
 カフェインは興奮作用があり、短時間に大量摂取すると吐き気、心拍数の増加などの中毒症状が現れる。個人差が大きいが、成人では1グラム以上で症状が出る可能性が指摘されている。
 文部科学省の日本食品標準成分表によると、コーヒーには100ミリリットル当たり0・06グラム、煎茶には同0・02グラム。市販の眠気防止薬には1錠0・1グラムほど含まれ、かぜ薬や若者を中心に人気の炭酸飲料「エナジードリンク」にも使われている。
 深夜勤務に就いていた九州の20代男性が、エナジードリンクとカフェイン製剤を一緒に飲み過ぎて死亡する事故が15年に報告された。その後も、急性中毒で病院に運ばれるケースが相次ぎ、学会が初めて実態調査した。
 調査に協力した全国の38救急医療施設に搬送され、カフェイン中毒と分かったケースを集計した。患者は11年度10人、12年度5人だったが、13年度は24人に急増。15年度は37人だった。計101人中97人は眠気防止薬を使っており、7人が心停止、うち3人が死亡。心停止した人はいずれもカフェインを6グラム以上取っていた。エナジードリンクだけの中毒は4人だった。患者の年齢の中央値は25歳で、18歳以下が16人いた。
 調査した埼玉医科大の上條吉人教授は「激しい嘔吐(おうと)や動悸(どうき)で非常に苦しむ症例が多い。自殺目的の過量服用もあるが、眠気覚ましのために乱用しているケースもある」と指摘する。
 調査対象のケースに含まれなかった重大事故も起きている。兵庫県ではここ数年に50代男性と20代女性が死亡。男性は睡眠時無呼吸症候群の持病があり、女性は睡眠障害で睡眠薬を飲んでいた。ともに日中の強い眠気のために市販のカフェイン製品を常用していたという。兵庫医科大の西尾元・主任教授(法医学)は「カフェイン中毒死は臓器に異常はみられず、解剖で原因はわからない。見逃しもあるのではないか」と話す。
 ■若者目立つ、誤用や乱用
 若者を中心に増えているカフェイン中毒。医師や一般の人から相談を受ける日本中毒情報センターによると、原因の一つになっている眠気防止薬の相談は2006~15年に計112件。16年は41件あった。大半は10~20代で、自殺や自傷目的が多いが、誤用や乱用のケースもある。
 国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦・薬物依存研究部長は「より効率的に強い効果を求めて眠気防止薬を手にしているのではないか」と指摘する。
 コーヒーと同程度のカフェインがあるエナジードリンクは、各社がここ数年、急速に販売を広げている。眠気防止薬も薬局やインターネットで簡単に手に入り、よく売られているある錠剤は1箱(24錠)数百円、全体だと2・4グラムのカフェインが入っている。
 埼玉医科大の上條教授は「過量摂取につながりやすい眠気防止薬は1回に買える上限を決めるといった販売制限も検討するべきだ」と語る。
 ■「用法用量、必ず守って」
 眠気防止薬メーカーの一つは、「用法用量を必ず守って使用することが重要。引き続き、薬局薬店を通じて適正使用に関する情報提供に努めていく」としている。
 一方、コンビニなどで売られている眠気防止ドリンクは「清涼飲料水」にあたるが、「メガシャキ」や「強強打破」は容器に「1日当たり1本」を目安として自主的に表示している。エナジードリンクも清涼飲料水だが、「レッドブル」や「モンスターエナジー」はカフェインに敏感な人への注意はあるが、量の目安は示されていない
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