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「非結核性抗酸菌症」急増 せき・たんが主症状、感染源不明 根治は困難、伝染はせず

2016年10月18日 15時00分48秒 | 医療情報
「非結核性抗酸菌症」急増 せき・たんが主症状、感染源不明 根治は困難、伝染はせず
2016年10月17日 (月)配信朝日新聞

 結核に似た呼吸器感染症「非結核性抗酸菌症」の罹患(りかん)率が、7年で2・6倍に急増していることが、慶応大学の長谷川直樹教授らの研究チームの調査でわかった。結核と違って人から人へは伝染しないが、抗菌薬で治療しても根治は難しい。研究チームは「公衆衛生上、重要な感染症になっており、今後の対策が急務」としている。
 三重県の女性(52)は昨年11月、就寝中、急にせき込んで血を吐き、驚いて病院に行った。疲れやすさを感じていたが、それまで大きな病気をしたことはなかった。CT検査で肺に小さな影が見つかり、非結核性抗酸菌症のひとつの「MAC症」と診断された。
 体調が悪いとせきやたんが止まらないといい、事務の仕事も7割程度に減らした。「必ず効く治療法がないと思うと、不安で精神的にもつらい」と話す。
 非結核性抗酸菌症は、結核菌と同じグループの抗酸菌に感染して起こる。せきやたんなどが主な症状だが、重症化した場合、死亡するケースもある。数年から十数年かけてゆっくりと進行する。結核患者に用いられる抗菌薬などで治療するが根治は難しい。
 研究チームが、全国の884の医療機関を対象に2014年1~3月の非結核性抗酸菌症の新規診断数を集計したところ、10万人あたりの患者数は年14・7人と推計された。07年の2・6倍で、年々減少している結核の罹患率の同15・4人(14年、厚生労働省調べ)と同じ水準まで迫った。全国で1万7千人以上が新たに診断されたとみられる。
 非結核性抗酸菌は100種類以上あり、土や水の中にすみ着いていることが多い。感染経路はわからないことが多く、予防策はない。せきが長引くなどの症状が出たら早めに受診することが大切だという。
 長谷川さんは「結核の陰に隠れて注目されてこなかったが、今後は大きな問題になる可能性がある。感染源の把握などの実態調査が必要だ」と話している。
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