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しわ「改善」、のびる市場 資生堂とポーラが商品化 医薬部外品、国が効果認定

2017年04月23日 23時18分50秒 | 買い物
しわ「改善」、のびる市場 資生堂とポーラが商品化 医薬部外品、国が効果認定
その他 2017年4月21日 (金)配信朝日新聞

 多くの女性の悩みである、顔のしわ。その改善効果を真っ正面から掲げる美容液やクリームが相次いで登場している。医薬部外品として初めて厚生労働省が効果を認めたためで、ポーラと資生堂が商品化。他社も研究を続けており、新たな市場に育ちそうだ。
 資生堂が20日、発表した「エリクシールシュペリエル エンリッチド リンクルクリームS」は、有効成分「純粋レチノール」が肌のヒアルロン酸を引き出すのが特徴。皮膚の水分量が増えてふっくらすることで、しわを改善するという。6月から販売を始め、12月までの半年で100万個の販売をめざす。参考価格は15グラム入りで税抜き5800円。
 資生堂は約30年前から純粋レチノールの研究を続けてきた。2月、しわを改善する効果があると認められ、厚労省から商品化を認められた。
 資生堂は、この成分を含む商品を引き続き発売することにして、キャンペーンCMには俳優の宮沢りえさんや石田ゆり子さんら6人を起用した。資生堂ジャパンの杉山繁和社長は「しわ改善を掲げる商品の市場は大きくなっていく」と期待する。
 しわ改善の商品で先行しているのはポーラ。今年の元日に発売した美容液「リンクルショット メディカルセラム」は、20グラム入りで税込み1万6200円と高価だが、発売1カ月で約25万個を売り上げた。東京の百貨店では商品を求める行列もできたという。同社広報は「社を代表する商品になる」と自信を見せる。
 しわの軽減に効果のある商品は業界の悲願で、開発は古くから行われてきた。ただ特定の効果を表記した医薬部外品の販売には、厚労省が商品の有効性と安全性を認めることが必要で、各社はなかなかそのハードルを越えられなかった。
 その背景にあったのが、「各社がそれぞれの基準で効果を評価していて、客観的な指標がなかった」(川島眞・東京女子医大教授)こと。このため、川島教授が理事長を務め、皮膚科医やメーカー研究者らでつくる日本香粧品学会が06年、しわの深さを計測する統一基準をつくり、改善効果を証明しやすくした。
 それでも、新たな効果をうたう商品の開発には時間も資金もかかる。ポーラの場合、しわができる仕組みの解明から有効成分の探索、商品の完成までに7年、厚労省の審査にさらに8年かかり、投資額は15億円に上った。(村井七緒子)
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