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他人の幹細胞で皮膚再生 阪大、難病に治験開始へ 患者の生活改善目指す

2017年04月18日 06時44分02秒 | 医療情報
他人の幹細胞で皮膚再生 阪大、難病に治験開始へ 患者の生活改善目指す
2017年4月17日 (月)配信共同通信社

 日常生活のささいな衝撃でも皮膚がはがれる難病「表皮水疱(すいほう)症」の患者に、骨髄などに含まれる他人の幹細胞を移植して皮膚を再生させる臨床試験(治験)を大阪大のチームが週内にも開始することが16日、分かった。
 別の病気の治療のために市販されている「間葉系幹細胞」を利用、新たな治療法の確立を目指す。玉井克人(たまい・かつと)・大阪大寄付講座教授は「苦しんでいる患者の生活を改善したい」と話している。
 表皮水疱症は、遺伝子の突然変異が原因で皮膚の接着が弱く、こするような弱い力で皮膚がはがれたり水ぶくれができたりする難病。国内の患者は500~千人とされる。治験では、はがれた傷の周囲の皮下に幹細胞を注入して移植。傷の炎症を抑えて皮膚の環境を整えることで、皮膚の再生を促進させる。
 移植を受けるのは、胸の傷が10年以上開いたままの関西地方の成人女性。経過を見ながら最大3回まで移植し、1年後の傷の状態を調べる。今後2年間で計6人の治療を予定している。
 幹細胞は、医薬品メーカーのJCRファーマ(兵庫県)が製造販売しており、健康な人の骨髄から採取され、骨髄移植の副作用治療に使われている。間葉系幹細胞は、他人に移植しても拒絶反応が起こりにくいという。
 チームはこれまで3人の患者に、家族の骨髄から採取した幹細胞を使い臨床研究を実施。数年から十数年間治らなかった傷が治り、2年以上良好な状態が続いている。しかし骨髄の採取は身体への負担が大きく、利用しやすい市販の幹細胞に切り替える。
 ※表皮水疱(すいほう)症
 層状になっている皮膚のうち、表面の「表皮」と内側の「真皮」の接着に関わる遺伝子に生まれつき異常があり、皮膚がはがれやすくなる難病。日常生活で加わるような力でも、水ぶくれや潰瘍が起きる。重症のタイプでは、1歳未満で死亡することもある。患者が最も多い「栄養障害型」では、重症の場合、指がくっついて開かなくなったり、がんを併発したりする。根治的な治療法はない。
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