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乳がん治療を一元化 「ブレストセンター」新設 千葉大病院

2017年07月27日 23時13分22秒 | ガン
乳がん治療を一元化 「ブレストセンター」新設 千葉大病院
2017年7月19日 (水)配信千葉日報

 乳がん治療を一元化させようと、千葉大学医学部付属病院(千葉市中央区亥鼻1、山本修一病院長)は7月から、乳がん関連の診療科を一つにまとめた「ブレストセンター」を新設した。診断から治療、術後のケアまでを一貫して行い、患者の大幅な負担軽減や質の高いチーム医療の提供を目指す。
 同センターは、外来診療棟2階の乳腺・甲状腺外科の診察室などに設置。同病院の看護部や薬剤部などから乳がんに詳しい職員を集め、週1回の合同症例カンファレンス(会議)などで綿密な連携を図りながら治療に当たる。
 乳がん手術は主に乳腺・甲状腺外科が行うが、乳房の再建や薬物療法などは他診療科の担当。これまでは他診療科を受診するたびに手続きが必要で、患者や家族の大きな負担になっていた。同センターは、関連する六つの主要診療科を外来棟に集約させることで無駄な手続きを省き、スムーズに治療を受けられる体制を整える。
 乳がん患者は世界的に増加傾向にあり、国立がん研究センターの調査によると、日本でも女性の12人に1人が乳がん患者。同病院でも年間約300人が手術を受けている。また、近年は医療の進歩で乳がん治療の選択肢が複雑化し、患者一人一人のライフスタイルに応じた治療が求められるようになった。
 ブレストセンターは、チーム医療を強化させ、安全体制の確保や医療レベルの向上につなげる狙いもある。同センター長で乳腺甲状腺外科の長嶋健科長(55)は「各分野のエキスパートと相談できるため、我々にとってもメリットがある。患者が不安なく、治療に前向きになれるよう努めたい」と話している。

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