冬のぬくもり

2月、立春を過ぎましたがまだまだ寒さはこれからがピークですね。
築120年というこの家に越してきてから、寒がりの私には暖房は重要課題の一つでした。
最初はファンヒーターをつけていたのですが、広い部屋にはあまりにも無力でした。
もともとファンヒーターよりも石油ストーブのほうが好きだったし、
調理にも役立つので結局石油ストーブを導入することになりました。
本当のところは薪ストーブが理想なのですが、借家じゃぁ仕方ありません。



ファンヒーターとは大違い、その実力は圧倒的に石油ストーブのほうが上です。
電気も食わないし、餅も焼ける。石油ストーブバンザイ！

石油ストーブもいいですが、やはり情緒があるのは火鉢です。
火鉢にもいろいろありますが、茶道をかじったおかげで木製の手あぶり火鉢が私の心にヒットしました。
しかし、値段を見てみるとかなり高価・・・
ならば自分で作ってしまえ！と、職権乱用で製作したのがケヤキの漆塗り手あぶり火鉢です。



作ってから1年以上経ちますが、ようやく日の目を見ました。
この漆塗りの作業でどんなに手がかぶれて苦しんだことか・・・
しかし、その代償をはらっても十分な、お気に入りの火鉢です。
炭の独特の香りとはぜる音は心底なごみます。



部屋が温まったら、今度は体を温めないとね。
というわけで、我が家は薪風呂です。



この火が好きで、時間があるときは必ず風呂を焚きます。
いつまでも眺めていたい炎です。

じわじわと底から熱くなってくる薪風呂は一度入ったら病みつきです。
すっかり温まった体でも、冬の布団の中は冷えびえ・・。
そうときたらやっぱりあれでしょう！

夜のお供、ゆたんぽ。



陶器の味のある湯たんぽが毎晩活躍してくれています。
もうこれなしじゃ生きられない・・・ってくらい大好き。
朝までぽっかぽかです。

こんなかんじですきま風の吹く古家も快適に生活しています。
電気ばかりに頼らずに、自然に無駄なくかしこく暮らしていけたら幸せ！