いまどきの主婦の目

秋の壁紙にかえました。(2020.9)

オケ曲のレパートリーの棚卸

2014-12-28 03:00:20 | Music

先週、今年最後の演奏会を終え、今年もあと僅か。
18歳でオーケストラ活動を始めてもう20年以上。
(楽器を始めたのは1980年の11月だからもう34年?)
ちっとも上達しないのだけれど、
ヴァイオリンは間違いなく私にとっては大事な存在だなぁと
最近、しみじみ思うようになりました。

あまり先のことを考えない性分なのですが、
今年は当初想定していなかったことがありすぎて まるで落ち着かない一年でしたが、
そのせいか『40代はどう過ごしていくんだろうか?』 と考えることが多くなりました。
その中で、ヴァイオリンについては、 もうちょっとちゃんと取り組みたいなー
と思ってます。

30代前半くらいまでは、わりと『レパートリーを増やす』ことに興味が向いていたけど、
今はオケについては『第9』がやれれば、結構満足かな?という気になってきました。
それよりも『誰と、どういうスタンスで、音楽をやるか』の方を重視したい感じ。

30代はあんまりオケ活動は熱心でなかったのだけど、
ふとしたきっかけで2年ほど前からオペラだったり、
誰ひとり知り合いのいないオケだったり、
室内楽だったりを始めて、
遅ればせながら、音楽の興味の幅が広がってきた気がしました。
これらとの出会いがなく、なんとなくシンフォニーオケ一辺倒だったら、
今のような心持ちには なっていなかったかもしれないので、
出逢うタイミングって大事だなーと思います。

明日は、初めての団体の練習へ。 メンバーには旧知の方も沢山いますが、
少し前なら絶対に避けていたであろう 『オール モーツァルト プログラム』。
古典をじっくりマジメに取り組む団体のようなので、ハードルは高いけれど、
楽しみにしてます、

あともう一つ思うことがあって。。。
やはりこの年になってくると『(Give&Takeの)Takeばっかりじゃ申し訳ないよな』
と思うことが多くなりました。
といっても初見苦手だし、たいした腕でもないけれど、
それでもなお、お声かけ頂くトラの打診にはなるべく前向きに考えるようになりました。
今まで、いろいろな人にお世話になってきたんだから、私でお役に立てることがあるのなら。


ということで、これまでのオケ曲のレパートリーを棚卸してみた。
2011年に一回やっていたのだけど、気づいたら150曲になっていた。
20年もやっていれば、大した数でもないけれど、
まあもう数ではなくて質を追求すべきだな・・・と妙に納得しました。


演奏回数が多いシンフォニーのパートは、ラフ2(1st)、マラ9(2nd)。
どうやら、来年またラフ2をトラでやることになりそうです。
どちらとトップやった曲ですが、それほど世の中的にメジャーな曲でもないので、
巡りあわせって面白いものですね。


2014.12時点の過去の演奏会曲目(★は首席奏者の経験あり)

作曲者曲名パート演奏回数
芥川也寸志 弦楽のための三楽章 Vn1 1回
Anderson プリンク・プランク・プルンク Vn2 1回
Anderson フィドル・ファドル Vn1, Vn2 2回
Bach ブランデンブルグ協奏曲 第3番 Vn2 1回
Bach 管弦楽組曲第3番より「アリア」 Vn1, Vn2 3回以上
Bartok 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 Vn2★ 1回
Bartok 弦楽のためのディヴェルティメント Vn1 1回
Beethoven 交響曲第3番「英雄」 Vn1 1回
Beethoven 交響曲第5番「運命」 Vn2 1回
Beethoven 交響曲第6番「田園」 Vn1 1回
Beethoven 交響曲第7番 Vn1,Vn2 3回以上
Beethoven 交響曲第8番 Vn1 1回
Beethoven 歌劇「エグモント」序曲 Vn1 1回
Beethoven 弦楽四重奏曲第14番 弦楽合奏版 Vn2 1回
Berlioz 序曲「ローマの謝肉祭」 Vn1 1回
Bernstein ミュージカル「キャンディード」序曲 Vn2 1回
Bizet 組曲「アルルの女」 Vn1 2回
Bizet 組曲「カルメン」 Vn1 2回
Borodin 交響曲第2番 Vn2 1回
Borodin 歌劇「イーゴリ公」より「だったん人の踊り」 Vn1 1回
Borodin 歌劇「イーゴリ公」序曲 Vn2 1回
Brahms 交響曲第1番 Vn2 2回
Brahms 交響曲第2番 Vn1★ 2回
Brahms 交響曲第3番 Vn1 1回
Brahms 交響曲第4番 Vn2★ 2回
Brahms ピアノ協奏曲 第2番 Vn1 1回
Brahms ヴァイオリン協奏曲 Vn2 1回
Brahms/Schonberg ピアノ四重奏曲第1番 Vn2 1回
Brahms 大学祝典序曲 Vn1★,Vn2★ 3回以上
Brahms 悲劇的序曲 Vn1 1回
Brahms ハイドンの主題による変奏曲 Vn1 2回
Brahms ハンガリー舞曲第1番 Vn1 1回
Brahms ハンガリー舞曲第5番 Vn1 1回
Brahms ハンガリー舞曲第6番 Vn1★ 1回
Britten チェロと管弦楽のための交響曲 Vn2 1回
Britten シンプルシンフォニー Vn1 1回
Bruch ヴァイオリン協奏曲第1番 Vn1 1回
Bruckner 交響曲第7番 Vn1 1回
Bruckner 交響曲第9番 Vn2★ 1回
Bruckner 弦楽五重奏より Vn1 1回
Dvorak 交響曲第7番 Vn2★ 2回
Dvorak 交響曲第8番 Vn1 1回
Dvorak 交響曲第9番「新世界より」 Vn1★,Vn2 3回以上
Dvorak チェロ協奏曲 Vn1★ 2回
Dvorak スラブ舞曲第8番 Vn1 1回
Dvorak スラブ舞曲第9番 Vn1 1回
Dvorak 弦楽セレナーデ Vn2 1回
Dvorak 「森の静けさ」 Vn1 1回
Elgar 序奏とアレグロ Vn1 1回
Elgar 弦楽セレナーデ Vn1 3回以上
Faure 組曲「マスクとベルガマスク」 Vn1 1回
Finzi ピアノと弦楽のためのエクローグ Vn2★ 1回
Glinka 歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 Vn1 1回
Grieg ホルベルク組曲 Vn2 2回
Haydn 交響曲第101番「時計」 Vn1★ 1回
Haydn 交響曲第104番「ロンドン」 Vn1 1回
Haydn トランペット協奏曲 Vn2★ 1回
Hindemith 「ウェーバーの主題による交響的変容」 Vn1 1回
Hindemith 弦楽と金管のための協奏音楽 Vn 1回
Holst 弦楽合奏曲「セント・ポール組曲」 Vn1 1回
Humperdinck 歌劇「ヘンゼルとグレーテル」(全曲) Vn1★ 3回以上
Rimsky-Korsakov 序曲「ロシアの復活祭」 Vn2★ 1回
Korngold 弦楽六重奏曲 弦楽合奏版 Vn1 1回
Mascagni 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲 Vn1★ 2回
Mahler 交響曲第1番「巨人」 Vn1,Vn2★ 3回以上
Mahler 交響曲第2番 Vn2 1回
Mahler 交響曲第3番 Vn1 1回
Mahler 交響曲第5番 Vn2★ 1回
Mahler 交響曲第6番 Vn1 1回
Mahler 交響曲第9番 Vn2★ 3回以上
Mahler 交響曲第10番 全曲版 Vn2 2回
Mahler 交響曲第10番1楽章 弦楽合奏版 Vn3 1回
Mozart 交響曲第25番 Vn2★ 1回
Mozart 交響曲第35番「ハフナー」 Vn2 1回
Mozart 交響曲第39番 Vn1 1回
Mozart 交響曲第40番 Vn1★,Vn2 2回
Mozart 交響曲第41番 Vn1 2回
Mozart 協奏交響曲 弦楽合奏版 Vn2 1回
Mozart 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲 Vn1 1回
Mozart 歌劇「魔笛」序曲 Vn1,Vn2 2回
Mozart 歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」(全曲) Vn2 1回
Mozart ディベルティメント 二長調 Vn2 2回
Mozart アイネ・クライネ・ナハトムジーク Vn1 1回
Mozart セレナータ・ノットゥルナ Vn1 1回
Mozart モテット「アヴェ・ヴェルム・コルブス」 Vn2 1回
Nicolai 歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲 Vn1 2回
Nielsen 交響曲第4番「滅ぼしえざるもの」 Vn2 1回
Nielsen 序曲「ヘリオス」 Vn1★ 1回
Poulenc クラヴサンと管弦楽のための田園のコンセール Vn2 1回
Prokofiev 交響曲第1番「古典」 Vn1 2回
Prokofiev バレエ音楽「ロメオとジュリエット」より抜粋 Vn2★ 1回
Puccini 歌劇「蝶々夫人」(全曲) Vn2 1回
Puccini 歌劇「ラ・ボエーム」(全曲) Vn2★ 1回
Rachmaninov 交響曲第2番 Vn1★ 3回以上
Ravel ピアノ協奏曲 ト長調 Vn1,Vn2★ 2回
Ravel 「クープランの墓」 Vn2★ 2回
Ravel 「マ・メール・ロア」 Vn1 1回
Ravel 「ラ・ヴァルス」 Vn1,Vn2★ 2回
Ravel 「亡き王女のためのパヴァーヌ」 Vn1,Vn2★ 3回以上
Respighi リュートのための古風な舞曲とアリア第3番 Vn1 1回
Rossini 歌劇「アルジェのイタリア女」序曲 Vn1 1回
Saint-Saens 交響詩「死の舞踏」 Vn2 1回
Schubert 交響曲第7番「未完成」 Vn1 3回以上
Schubert 劇付随音楽「ロザムンデ」序曲 Vn1★ 1回
Schumann 交響曲第1番「春」 Vn1,Vn2 2回
Schumann 交響曲第2番 Vn1 1回
Schumann 交響曲第3番 Vn2 1回
Schumann 交響曲第4番 Vn1 1回
Schumann 歌劇「マンフレッド」序曲 Vn1★ 2回
Schumann 歌劇「ゲノヴェーヴァ」序曲 Vn1 1回
Schonberg 浄夜 弦楽合奏版 Vn1 1回
Shostakovich 交響曲第5番「革命」 Vn1 1回
Shostakovich 交響曲第8番 Vn2 1回
Shostakovich 交響曲第9番 Vn1 1回
Shostakovich 交響曲第11番「1905」 Vn2 1回
Shostakovich ピアノ協奏曲第1番 Vn1 1回
Shostakovich 祝典序曲 Vn1 1回
Shostakovich 弦楽八重奏のための2つの小曲 Vn3 1回
Sibelius 交響曲第2番 Vn1 1回
Sibelius 交響曲第3番 Vn1 1回
Sibelius 交響曲第7番 Vn1 1回
Sibelius 交響詩「フィンランディア」 Vn1 1回
J.Strauss オペレッタ「こうもり」(全曲) Vn2 3回以上
J.Strauss 皇帝円舞曲 Vn1 1回
R.Strauss 交響詩「英雄の生涯」 Vn1 1回
R.Strauss 交響詩「死と浄化」 Vn2 1回
R.Strauss 弦楽合奏曲「メタモルフォーゼン」 Vn3 1回
R.Strauss ホルン協奏曲第2番 Vn1 1回
R.Strauss 二重小協奏曲(Cl&Fg) Vn2 1回
Stravinsky バレエ組曲「プルチネルラ」 Vn1 1回
Tchaikovsky 交響曲第4番 Vn1 1回
Tchaikovsky 交響曲第5番 Vn1★ 1回
Tchaikovsky 交響曲第6番「悲愴」 Vn2 1回
Tchaikovsky バレエ組曲「眠れる森の美女」 Vn1★ 1回
Tchaikovsky バレエ組曲「くるみ割り人形」 Vn1 1回
Tchaikovsky バレエ音楽「白鳥の湖」より抜粋 Vn1 1回
Tchaikovsky 幻想序曲「ロメオとジュリエット」 Vn1 1回
Tchaikovsky 幻想序曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Vn1 1回
Tchaikovsky 「弦楽セレナーデ」 Vn1,Vn2 3回以上
Verdi 歌劇「椿姫」 Vn2 1回
Verdi 歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲 Vn2★ 1回
Verdi 歌劇「ナブッコ」序曲 Vn1 1回
Vivaldi 「四季」 Vn2 1回
Wagner 「ジークフリート牧歌」 Vn1 1回
Wagner 歌劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」序曲 Vn2 3回以上
Wagner 歌劇「トリスタンとイゾルデ」序曲と「愛の死」 Vn1,Vn2★ 3回以上
Wagner 歌劇「さまよえるオランダ人」序曲 Vn1,Vn2 2回
Wagner 歌劇「パルジファル」より序曲と「聖金曜日の音楽」 Vn2★ 1回
Weber 歌劇「魔弾の射手」序曲 Vn2 1回
Warlock 弦楽組曲「カプリオール」より抜粋 Vn1 1回

30代最後のステージ【ヘンゼルとグレーテル】が無事終了

2014-12-22 20:34:53 | Music
昨日、ヘングレ4公演が終了しました。
GPからカウントすると3日で6回通しで弾いた訳ですが、体力的にはなんら問題なかったものの、
終演後からいろいろな感情が「ぶわーっ」と噴き出してしまい、整理がつかなくなっていました。
なので、今日は会社をお休みして正解でした。
明日からまた新しい一歩を踏み出す意味でも、今の気持ちをここに書き留めておこうと思います。


思えば、


  • 8/10の「ボエーム」公演直前にコンマスの打診を頂き、
  • 9/15のフライハイト「マラ3」が終わった翌日から本腰を入れはじめ、
  • 9/27の初回練習で、極度の緊張&練習不足で大撃沈し、
  • 10月には「あと2か月でとても仕上がりそうな気がしない」とHrの後輩R嬢に弱音を吐いては、慰められ
  • 11月になるまで2日間4回オペラ公演を引き受けてくれる弦楽器奏者の出演交渉が不調に次ぐ不調でハラハラし、
  • 11月にVnの肩当を木製のものに交換したら、演奏フォームが崩れて左手&腕を痛め、
  • 公演1カ月前くらいからは、職場ランチタイムはスコアのお勉強時間に費やし、
  • 11月中旬からスタートした2/1本番のフライハイト(こちらも難曲揃い!)を、年明けからの本格参戦をご理解を頂き、
  • 公演前日の19日(金)と翌日の22日(月)のお休みを頂くことにもご理解を頂き、
  • 年末だというのに、大掃除の「お」の字も手がつかない状態のまま(こっちは問答無用・・・)


そんなこんなで、12/20(土)の本番の日を迎えました。



引き受けたからには、周囲に不安を持たせてはいけないと思い、
敢えて、あまり積極的に話さないばかりか、随分と偉そう(!?)にしてましたが、
実はオケのコンマスは学生以来でした。
(セコトツはその後もいくつかの団体で何度かやらせていただきましたが)

学生時代よりはオケの場数であったり、音楽的な知識であったり、
人生経験だったりは積んできたとはいえ
Viloinレッスンに通わなくなって早18年で演奏技術は大幅に後退している今の私。

『オペラの依頼公演のコンマスなんて引き受けて良かったんだろうか』と思いながらも
そんなチャンスを頂いたことに感謝しながら、
久しぶりに『手探りだらけのオケ活動』に没頭できたプロセスは他では得難く、
とても貴重で楽しいものでした。

いつも言っていますが、
私は完全に「感覚(本能)」だけで音楽をやってきた人間で、
楽典知識は限りなくゼロ(=意識して勉強するようにはしてますが…)
VnとFlしか演奏できないのでト音記号以外の譜面を読むのが極度に苦手、
オペラはもとより、クラシックの演奏も殆ど聴いていないので実はクラシック音楽知識も非常に浅く、
本来、オケでコンマスをやるような柄じゃないんですが、
(実際、母から「あなたがコンマスやるって、一体どんな団体なのよ?」と言われた)
こんな年になってからでも、毎日毎日新しい発見だったり知識だったりで、楽しかった。


それに、この曲、1stViloinが【ちょいと大変】くらいなのに対して
ViolaとかCelloとかHornとかが【めちゃくちゃ大変】、
2ndViolinも【けっこう大変】という感じでして
オケメンの師匠から「ヘングレ? 随分大変なものやるわね~」と言われたそうでした。

自主公演ではないとはいえ、オケって運営がかなり大変なんですが、
こういったパートの方々に限って運営上でも要職を担っていたりして、、、
みんなすごーく忙しい筈なのに、文字通り寸暇を惜しんで、
仕事を片付けた後の平日の夜にさらったり、寮長に怒られながら朝の5時からさらってた
なんて話を聞いてしまうと、『なんていいメンバーに恵まれたんだろう!』って思ってしまいます。

ヘングレ経験者(中には4回目なんていうツワモノも)の力強い後方支援も得て、
やっとできあがったなぁ・・・というのが率直な思いです。

リップサービス一切なしの冷静な観客という意味で
初日に来てくれたダンナから感想をきくことができ、
ここには敢えて記しませんが、中にいると見えてない気づきがいくつもあって、なるほどと思うことが多かった。
冷静な観客というのも本当にありがたいものです。

とまあ、いろいろな感情が渦巻いていているわけなのだけど、
思っていることを2つだけ書き残しておこうと思います。

----
1. 自己採点
今回、自分としてはできる限りのことはやったつもりではいます。
で、自己採点は、その努力を勘案して「20点」くらいかなと思ってます。
(我ながら自分に甘いけど、まあ正直な感想ということで)

減点要素(▲80点)の半分くらいは、やはりさらい足りないことやスキル不足。
一応、一人で弾いている分には演奏不可能な箇所はない状態にまでにはさらってあったけれど、
オケの中で弾けるようになるにはまだまださらい足りていなかったこと。
特に、オペラのコンマスの場合、オケだけでなくて「ソリスト(歌)」を意識せねばならないことも
考えると、暗譜というか、何も考えなくても自動演奏できるくらいに仕上げておかないと、
厳しいんだなぁ~というのがやってみての率直な感想。

結局、演奏中ちょっとしたテンポの揺れや音程の揺らぎなど、バランスが崩れた瞬間に
意識がそちらに向くと、途端に自分の演奏が大幅に崩れてしまった。。。
サイドで弾いてくれたA君が高い集中力で弾き続けてくれたことや、
私の演奏が揺らいでも他のストバイメンバが変わらず弾き続けてくれたことで救われたなぁと。

個人練習の時間を多少犠牲にして、オペラ全体の理解の時間を多めに充てたことは、
アプローチとしては正解だったと思うけど、基本的なさらいこみは足りなかったなと。

残りは知識・経験不足かなと。。。


2.ふくらむ疑問
従来から「歌手が低めのピッチで歌い始めたら、オケとしてどうしたらいいんだろう?」
と思っていた。今のところは「期待する音程で弾いて、歌手の人の音程修正を促す。
但し絶対に上ずらないギリギリのラインの音程で」と思ってやっているが、
今回は音程だけでなくテンポ感も相当悩んだ。

イタリアオペラを演奏会形式でやった時は、指揮者が
「オケでテンポを引っ張ってくれ!、絶対に指揮に合わせてほしい」
と言っていたのであまり悩むことはなかったが、今回はドイツオペラだったせいもあってか、
「絶対に歌(メロディ)を追い越すな!」が原則だったので、マエストロが歌手に向かって
「もっと前へ前へ!」と巻いているときに「オケはどうすりゃいいんだ?」と本番中にかなり悩んだ。
(特にテンポが揺れやすかった夜公演)

前に行きたい箇所は、大抵、奏者にとってはほっといても走っちゃうような箇所なので
何もしないと、歌とオケが乖離していっちゃいそうだけど、かといって、「落ち着け!」
サインを出すべきなのか(目の前で、指揮者があんなに歌手を煽っているのに?)とか…。
結局、中庸なスタンスで対応したんだけど、どうすれば良かったんだろう…と今でもよく
分かっていない。

是非オペラ奏者のお話を聴いていたいと思った。

----


年末まで、まだ3営業日とオケ練が残っていますが、
これからの年末年始は、今まで放置していた家庭第一で過ごしていこうと思っています。
10月からモーレツに忙しくなったダンナをかなり放って、オペラに没頭してしまっていたし。。。
(あ、自分も10月から仕事内容変わったんですが…、此方も、もちろん何とかせにゃいかんのですが)


お蔭さまで来年の5月まででオケ3回、室内楽3回の本番が決まっており、
そちらに向けてのスタートも冬休みのうちにエンジンをかけなくてはと思っています。
その中には初めて参加させてもらう団体と、2度目に参加の団体(トラ)が含まれていますが
いずれも音楽に向かう姿勢について尊敬できる方々との演奏になるので、とても楽しみにしています。


40歳ってたぶん、不摂生極まりない私にとっては、人生の折り返しを越えちゃっている気がするので、
一つひとつの演奏会の場を今まで以上に大切にして、納得できるものにしていきたいと思ってます。


【12月】演奏会のお知らせ ~オペラ公演「ヘンゼルとグレーテル」~

2014-12-04 23:09:03 | Music


もう師走ですかー。
すっかり更新が滞ってしまってましたが、このブログをはじめて丸10年になってました。
今後はもうちょっと、更新していけるようにします。

さて、30代の終わりに向けて急速にカウントダウンが始まっておる訳ですが、
その前に、今年最後の演奏会のご案内をば・・・。


エルデ・オペラ管弦楽団には2年半前から参加していて、
「蝶々夫人」(主催公演)
「こうもり」(舞台音楽研究会主催)
「椿姫」(主催公演)
「ラ・ボエーム」(主催公演)
と出てまして、今回で5回目の参加となります。


今回の演目は、誰もが知っている「ヘンゼルとグレーテル」。
メルヘンなオペラで音楽も(聴いている分には)
とても親しみやすく素敵な内容となっています。

が・・・演奏する方は・・・いろんな意味で半端なかった~。
正直、今までの4回とは全然違った苦労をしているんですけど、
本場ではクリスマスの定番オペラということなんだそうでうs。
ご興味のある方は是非ご一報を。(チケットご優待致します)m(_ _)m


なお、今回、私はコンマスを務めさせてもらっています。(大汗)


********舞台音楽研究会主催 オペラ「ヘンゼルとグレーテル」********

日時:
 12月20日(土)昼公演 13:30開演  (13:00開場) 
          夜公演 18:00開演 (17:30開場)

 12月21日(日)昼公演 13:30開演 (13:00開場)
          夜公演 18:00開演 (17:30開場)

会場:
 横浜市泉区民文化センター テアトルフォンテ
 相鉄いずみ野線 各駅停車「いずみ中央」駅下車すぐ

演目:
 フンパーディンク/歌劇「ヘンゼルとグレーテル」(日本語上演)

詳細はこちら
******************************************************************