心なしか暖かいような。
東京だからでしょうか。
隆ちゃんです。
行ってまいりました、最後の登校日。
優秀だった卒論の方の発表を聞くだけですが。
昼の方々ばかり3名。
夜組としては残念です。
しかしこうもまざまざと実力差を見せつけられると、ああ仕方ないかと。
当たり年、はずれ年というのがあるようです。
学術という中、殊に歴史という分野で、頭の良い方というのはやはりどこか狂ってる印象を受けますが、まぁ置いといて。笑
提出した卒論の返却も行われるんですよね。
1人ずつ渡されてその際にコメントをみなさま、特に3年生に向かってしなければいけないんです。
さぁて困った、私など何を言えば良いものかと思案しておりましたら、まさかのいない人認定。笑
いますけどーと微々たる声を発しましてみなさまの前へ。
「いるかどうかわからないくらい影薄く一年間やっておりましたが、一年くらいなら余分に見続けて下さいますので、まぁそうならないに越したことはありませが、頑張ってください」
うん、自虐ユーモアを交えてそこそこのコメントができたのではないでしょうか。
そのあと研究内容の似通った人で小さなグループに分かれて3、4年で意見交換。
さぁてまたしても困った、まぁ話を振られたら適当にいなしておけばいいかと思っておりました。
果たしてその集まりに行きましたところ、3年生にいきなり声をかけられまして。
なかなかに濃い性格の方だと存じておりましたので、「ああ気を使って下さっているのね」くらいに思っておりました。
さぁはじめて下さいと言われたものの、私のグループ、自己紹介を軽くしたあとあまり盛り上がらず。
と、その先ほどの3年生が私に話しかけてまいりまして。しかしその方、とても「できる」方。
私のように適当に、なんとなくというスタンスではないので、どのように、何をお話したら良いか困ってしまいました。
しかし良く聞けば、私のこれまでの発表やらレジュメやらをもうベタ褒めに褒めて下さって。
毎回徹夜一晩で書きあげていたものを…恐縮しっぱなしでございました。
そんな「できる」方にもお悩みはあるようで。
この時期にもうそんなことで悩んでおられるのかと後になってすごさに気づきました。
どんな悩みであれ悩みは悩み。彼も1人悩んでおられたのか…確かに今の夜組では彼の悩みを共感して下さる方はいらっしゃらないでしょう。
まして解決方法など…私もどう言って差し上げたらいいかわかりませんでした。
何を言ってもやはり一般論。
個性的・独創的なものに表面上も内容もしたい。そんな意思は強く伝わってくるのですが。
彼が悩みの中から答えを見つけることができるよう祈るほかありません。
歴史系サークルにいて兵のような先輩方だっていらっしゃるでしょうに…とも思いましたが。
内実を知らないのでなんとも。
尖がった性格の方だとばかり思っておりましたが、話してみればお優しく、研究熱心な方。
さてそんな彼、なんと私の連絡先をご所望になりまして。
もちろん私も彼の意見を拝聴するのは面白いと思い快諾。
でしたが素早く交換できなかったあたりに私の普段のコミュ不足が現れる形となりました。笑
そんな彼の姿をみてつらつら思うところがありました。
もし私が真面目な学生をしていたら。
教員になるという当初の目標。
彼のようにひた向きに歴史と向き合う日々だったら。
そんな道も他方で平等に私にも与えられていたのに、歩まなかった。
正反対の道ばかりを選び続けた私。
もちろんだからこそ見えてきたものもあります。
選ばなかった道が如何に尊いかということ。
私がいかに小さく脆い生物かということ。
それでも、あぁあんな道もあったのだなと深い感慨を覚えるのでありました。
そしてそんなふうにこの5年間(笑)を振り返る機会になったことに感謝でございます。
久々にバスに乗らず歩いて駅まで帰ってみました。
あの道を笑いながら歩く日あり、バイトのために走る日あり、女の子と手を繋いで歩く日あり、涙を堪えて歩く日あり。
そんな話はまた別の機会にいたしましょう。
ではまた。
東京だからでしょうか。
隆ちゃんです。
行ってまいりました、最後の登校日。
優秀だった卒論の方の発表を聞くだけですが。
昼の方々ばかり3名。
夜組としては残念です。
しかしこうもまざまざと実力差を見せつけられると、ああ仕方ないかと。
当たり年、はずれ年というのがあるようです。
学術という中、殊に歴史という分野で、頭の良い方というのはやはりどこか狂ってる印象を受けますが、まぁ置いといて。笑
提出した卒論の返却も行われるんですよね。
1人ずつ渡されてその際にコメントをみなさま、特に3年生に向かってしなければいけないんです。
さぁて困った、私など何を言えば良いものかと思案しておりましたら、まさかのいない人認定。笑
いますけどーと微々たる声を発しましてみなさまの前へ。
「いるかどうかわからないくらい影薄く一年間やっておりましたが、一年くらいなら余分に見続けて下さいますので、まぁそうならないに越したことはありませが、頑張ってください」
うん、自虐ユーモアを交えてそこそこのコメントができたのではないでしょうか。
そのあと研究内容の似通った人で小さなグループに分かれて3、4年で意見交換。
さぁてまたしても困った、まぁ話を振られたら適当にいなしておけばいいかと思っておりました。
果たしてその集まりに行きましたところ、3年生にいきなり声をかけられまして。
なかなかに濃い性格の方だと存じておりましたので、「ああ気を使って下さっているのね」くらいに思っておりました。
さぁはじめて下さいと言われたものの、私のグループ、自己紹介を軽くしたあとあまり盛り上がらず。
と、その先ほどの3年生が私に話しかけてまいりまして。しかしその方、とても「できる」方。
私のように適当に、なんとなくというスタンスではないので、どのように、何をお話したら良いか困ってしまいました。
しかし良く聞けば、私のこれまでの発表やらレジュメやらをもうベタ褒めに褒めて下さって。
毎回徹夜一晩で書きあげていたものを…恐縮しっぱなしでございました。
そんな「できる」方にもお悩みはあるようで。
この時期にもうそんなことで悩んでおられるのかと後になってすごさに気づきました。
どんな悩みであれ悩みは悩み。彼も1人悩んでおられたのか…確かに今の夜組では彼の悩みを共感して下さる方はいらっしゃらないでしょう。
まして解決方法など…私もどう言って差し上げたらいいかわかりませんでした。
何を言ってもやはり一般論。
個性的・独創的なものに表面上も内容もしたい。そんな意思は強く伝わってくるのですが。
彼が悩みの中から答えを見つけることができるよう祈るほかありません。
歴史系サークルにいて兵のような先輩方だっていらっしゃるでしょうに…とも思いましたが。
内実を知らないのでなんとも。
尖がった性格の方だとばかり思っておりましたが、話してみればお優しく、研究熱心な方。
さてそんな彼、なんと私の連絡先をご所望になりまして。
もちろん私も彼の意見を拝聴するのは面白いと思い快諾。
でしたが素早く交換できなかったあたりに私の普段のコミュ不足が現れる形となりました。笑
そんな彼の姿をみてつらつら思うところがありました。
もし私が真面目な学生をしていたら。
教員になるという当初の目標。
彼のようにひた向きに歴史と向き合う日々だったら。
そんな道も他方で平等に私にも与えられていたのに、歩まなかった。
正反対の道ばかりを選び続けた私。
もちろんだからこそ見えてきたものもあります。
選ばなかった道が如何に尊いかということ。
私がいかに小さく脆い生物かということ。
それでも、あぁあんな道もあったのだなと深い感慨を覚えるのでありました。
そしてそんなふうにこの5年間(笑)を振り返る機会になったことに感謝でございます。
久々にバスに乗らず歩いて駅まで帰ってみました。
あの道を笑いながら歩く日あり、バイトのために走る日あり、女の子と手を繋いで歩く日あり、涙を堪えて歩く日あり。
そんな話はまた別の機会にいたしましょう。
ではまた。