大円の窓  OH MAD? NO MAD!

大円 一篇 (おおまど かずふみ)です。
SFホラー政治哲学小説、書いてみました。

戦争が問題・・・なのか?

2017年08月15日 | 世界全戦争史
こんにちは


 北朝鮮の緊張が高まっています。多くの人々の注目は、

・ 北朝鮮は、ミサイルを打つか?
・ 日本は、北朝鮮のミサイルを迎撃した方が良いのか、悪いのか?
・ 何のために北朝鮮のミサイルを迎撃するのか?

 さてみなさん、この騒ぎをどう思いますか?
 私が極力使うのを避けるようにしている言葉の一つが、
「良いか、悪いか?」
 この言葉は、私の思考を止めてしまいます。

 こういうと友人は、
「それより、いい年こいて、ゲロとかクソとか下ネタを使うのはもう止めろ」
と言います。
 ですが、それは困るのです、私の脳神経ネットワークは、ゲロとクソと下ネタでつながっているのですから。
 仕方ない。性根が下品なんです。

 また話が逸れてしまいました。
 みなさんにあえてお尋ねします。
「北朝鮮ミサイルの緊張は、良いことですか、悪いことですか?」

 アメリカの9.11テロを予言(?)した小説家トム・クランシー。
 彼が書いたジャック・ライアンシリーズの一つ、「レッドオクトーバーを追え」(映画)の最後で、ロシアから亡命した潜水艦艦長マルコ・ラミウスがこう言います。
「だが、そこ(争い)から人間の良心が芽生えるのかも。(だとすれば本当の戦争になる前に)ささやかな革命は、時々あった方が良い。より健康的だ。違うか?」
" Maybe some good will come from it. A little revolution now and then is a healthy thing."

 つまり現在の北朝鮮ミサイルの緊張は、良いことでもありえるし、悪いことでもありえる。
 もし全世界の人々がパニックに陥るなら悪いこと。
 ですが、ここで冷静に対処し、戦争について真剣に考えるなら、それは良いこと。

 では次。みなさんにあえてお尋ねします。
「戦争は良いことですか? 悪いことですか?」
 人が死ぬから悪いこと? 人を殺すのは悪いこと?
 
 であれば、次の質問をします。
 日露戦争に突入した当時の日本人は、馬鹿だったのでしょうか? 悪人だったのでしょうか?

 かつて日本は、中国のように欧米諸国の植民地にされるところでした。特にロシアの恐怖にさらされていた。
 当時日本は、鎖国を開いたばかり。世界から見れば、大阪府警が沖縄県民を見ているのと同じ感覚だったのでしょう。すなわち、
「黙れ! この土人があっ!」

 当時のロシアから見れば日本は、アメリカが見る北朝鮮のようなものだったのではないでしょうか?
 すなわち、兵力も少なければ、兵器もぼろい。吹けば飛ぶような貧乏国家。
「ちょっと脅してやれば、ひっくり返って腹を見せるだろう。家畜として飼ってやる・・・」
はずだったのが、日本はいきなり正々堂々と宣戦布告をしてきたのです。
 ではここでみなさんにお尋ねします。
「我ら日本人の祖先が戦争を決意するに際し、容易性は高かったか? 合理性はあったか?」
 もう一つ質問です。
「我ら日本人の祖先が戦争を決意する公算は、高かったのか? 低かったのか?」

 そう、当時の日本人は、確かに土人ではありましたが、奴隷ではなく、家畜でもなかったのです。
 当時の日本人(少なくとも政治家・役人・軍人)は、自由と正義と尊厳を守ろうとする立派な人間だったのだと思います。
 自由と正義と尊厳を守るためには戦争以外に方法がないところまで追い詰められた時、彼らは知恵を絞りに絞り、周到な準備をしたうえで宣戦布告をしたのです。

 さてここで質問です。
・ 戦争をした当時の日本人は、馬鹿だったのでしょうか?
・ では、もし今、北朝鮮が、中国とロシアと一緒になって攻めてきたら、日本はどうするべきでしょうか?
・ 自由のために戦う?
・ それとも、黙って奴隷になる?
・ あなた以外の大多数の人々は、どう行動すると思いますか?

 友人が、こう聞いてきました。
「お前はどう思う?」
 正直言って分かりません。こんなブラックな政府に黙っている日本人。こんなブラックな企業に黙って従う日本人。家畜のように扱われるという意味では、同じことではないのか?
 理屈から言えば、ご主人様が変わるだけ。ですが、
「ほら、親の悪口って、自分が言うのは構わんが、他人に言われると腹がたつだろ」
 そういう状況になるのかもしれない。
 どうなるのでしょう? どう思いますか?

 すると友人は、
「お前自身はどう思うんだ?」
 私は、
・ 何より自由が大事。だって、私は人間だから。
 私は、
・ 人間は、幸せになるために生きている。
と思っています。だから私は、
・ 幸せのためには、自由が不可欠。
と思っています。だから私は、
・ 人間は、自由のために戦わねばならない。
と思っています。

 すると友人は、
「じゃあ戦争は良いと言うのか?」
 私は、
・ 戦争は嫌だ。戦争はしたくない。
 ですが、どうしても心の奥底に抱く疑問があるのです。
 
 「人間にとって、本当に戦争は悪いことなのか?」
 みなさん、どう思いますか?

 「好き嫌い」ということと「良い悪い」は違います。
 歴史を振り返ると、新しい技術、新しい思想は、人間同士の殺し合いの中から生まれている。
 「人間は生まれながらにして自由である」とか、
 「民主主義」とか
 「人民の人民による人民のための政治」
とか、今では当たり前と言われていることが、かつては当たり前ではなかった。
それをもたらしたのは、戦争。
 だとすると戦争は、悪いことなのか?

 するとここで次の疑問が生まれます。
「どうして戦争をすると、人間は進化・進歩するのか?」
 みなさん、何でだと思いますか?

 答えは、
 たぶん、頭を使うから。脳味噌を絞るように使うから。
 生きるか死ぬかの状況で生き残るには、頭を使うしかない。
 頭を使っても死ぬだろう状況の中で、頭を使わない人間が死ぬ確率は極めて高い。

 つまり、みんな頭を使えば、そりゃあ人間、進歩・進化しないわけがない・・・ってことでしょうか?
 あるいは、
 「単純に馬鹿の数が減る」?

 するとさらに次の疑問が浮かびます。
「人間は、戦争をしなければ幸せになれないのか? 平和な時に、進化・進歩することはできないのか?」
 みなさん、どう思いますか?

 歴史を見る必要はないように思います。
 今の日本の状況を見れば良い。今の世界の状況を見れば良い。
 比較的平和な時代と言われる今、人々は自由でしょうか? 人々は幸せでしょうか?
 人々は、奴隷にされたり、家畜にされたりしていないでしょうか?
 人々は、賢いでしょうか? 
 人々は、今の状況に満足しているでしょうか?

 状況的に考えれば、
「もはや戦争は良いか悪いかを議論する段階を越えている。今は、いつ戦争が始まるかの段階にさしかかっている」

 だとすれば、するべきことは何でしょうか?
 議論すべきは、「戦争を起こさない方法」と「極力損害を出さずに戦争に勝つ方法」を考えること。
 同時に二つのことを考えること。
 しかしながら、こうしたことについて国民にできることは多くはありません。なぜか?
 ほとんどが機密情報だし、我々自身ほとんど専門知識がないから。

 当然、友人が突っ込んできます。
「じゃあ、どうしろっていうんだ!」
 みなさん、どう思いますか?

 そう、私たちにできることは一つだけ。
 政府や自衛隊を信じること。
 「政府や自衛隊は、きっと頭を振り絞って、何とか戦争を起こさない方法を考えてくれるだろう。政府や自衛隊は、どうしても戦争するしか道がなくなった時、きっと頭を振り絞って、日本国民を無駄死にさせないよう考えてくれるだろう」
 一たび戦争が起これば、そう信じて、政府に私たちのすべての権限を預けるしかありません。そうしなければ、戦争には勝てない。それが国家なのですから。 
 
 友人が金切り声をあげます。
「お前、今まで言ってきたことは何なんだ? お前は、信じられるのか?」
「いやあ、理論的にはこうなるんだろうけど・・・ゲロ吐きそうだ。こうして見ると、結局、今最大の問題は、北朝鮮とか戦争じゃなくて・・・」

 
 さて、今回みなさんに考えて頂きたいのは、

・ みなさんは、戦争になるかもしれない状況を、安倍政権に任せられますか? 信頼できますか?
・ みなさんは、安倍政権が戦争を起こさないようにする能力があると信じていますか? 考える力がある、と信頼していますか?
・ みなさんは、安倍政権が戦争に突入しても、勝つ能力があると信じていますか? 損害を最小に抑えることができると信頼していますか?
・ みなさんは、安倍政権が、第二次世界大戦のように、国民に嘘や誤魔化しをしないと信頼していますか?
・ こう考えると、やっぱり籠池、加計、加戸問題は、はっきりさせた方が良いと思いませんか? 
・ そうじゃないと、この人たち、酒を飲んだ後のラーメンがわりに、「よっしゃあ、〆に戦争でもしてくっかあ!」ってやりそうじゃありませんか? そういういい加減さを感じませんか?
・ 申し訳ないが、別の総理大臣にこの問題を処理してほしいと思いませんか?





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