大円の窓  OH MAD? NO MAD!

大円 一篇 (おおまど かずふみ)です。
SFホラー政治哲学小説、書いてみました。

読書メモ 世界全戦争史 松村劭、H&I出版 10

2017年08月13日 | 世界全戦争史
・ 戦術を駆使するためには、戦う土俵すなわち「戦場」と、複数の戦場を総合的に見た「戦域」についての理解をしなければならない。
・ つまり戦争学において、次に学ばねばならないのは、地政学
・ そして地政学もまた戦術学と同様に、全てについて論理性を確保することは難しい
 ・ なぜなら地政学とは、勝利のために地形をどう使うかという学問
 ・ すなわち軍人の戦略・戦術的価値観によって地形の見方が変わるのである。
  * 全く同じ株価チャートに対して、個々人が全然異なる「見方」をするのと同じ
  * ものの見方・考え方は、人みな違う

・ 例えばアルプスは、一般的価値観からいえば、作戦困難な障害地帯として評価される
・ ところが、「戦略の父ハンニバル」や「決戦戦略の鑑ナポレオン」の眼には、奇襲戦術の道具に見える
 ・ 「羊が通るところは大軍が通る」
・ 源義経の鵯越

・ つまり地形の価値、土俵の価値は、それを使う人間の戦術によって変わるということ
 * そして戦術は、自由自在に変わるものではない。人間はそんなに器用ではない。組織はそんなに器用に動かない
・ だから得意技を持たなければならない。得意技に合わせて地形を見るのだ
 * トレードも、自分の得意技にあった相場と、全然分からない相場がある。わかる相場、得意な相場の時だけ戦わねばならない

・ 軍事界では、この得意技を「戦闘ドクトリン」と言う
・ 「得意技(戦闘ドクトリン)なければ、戦術は成り立たず、戦術による勝利がなければ、戦略は意味を失い、戦争の勝利はない」抜粋

・ 戦闘ドクトリンが決まれば、それに最適な組織と装備が決まる。
・ 戦闘ドクトリンが決まれば、ジンギス・カーンの軍隊のように、文字が無くても、たった一つの信号で部隊が竜巻のように動くように訓練する演練項目となる

・ 戦闘ドクトリンは、戦術・戦略の基礎である。抜粋

・ 米軍はの兵器開発要求は、この戦闘ドクトリンにより発せられる
・ 陸軍の編成要求も、この戦闘ドクトリンにより発せられる

・ 欧州の先進国軍隊も、戦闘ドクトリンに合わせた機能の軍隊をもっている
・ ところが日本の自衛隊には、戦闘ドクトリンがない

・ 国家が軍事力を保有するためには、兵器を備えるよりも国家防衛戦略を作成するよりも、真っ先に保有しなければならないものは、この戦闘ドクトリンである。抜粋

・ 戦闘ドクトリンと戦略・戦術の研究は実践科学としての戦争学の中心的課題となる。抜粋

・ そしてこのような戦術・戦略を駆使して軍隊を指揮・統率する将軍の資質についての研究課題がこれに続くことになる。

 * 安倍首相がいいか悪いか? 他の政治家よりましか、悪いか? という議論、見方、考え方が間違っている。
 * まず日本は今後どうあるべきかという方向性を決める。次に、その方向性に合った内閣総理大臣像を決める。(国民にとって総理大臣はただの道具。法律と同じ)
 * そのうえで、安倍が良いか悪いか。籠池加計加戸問題が、良いか悪いかを議論する。


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