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Arrival(到着)





 邦題「メッセージ」
 原題は「Arrival」到着という映画です。ファーストコンタクトものと呼ばれる宇宙人との最初の遭遇を描いた映画です。

 ある日、北海道を始めとする地球各地に12本の巨大な「ばかうけ」宇宙船が降り立ちます。「ばかうけ」ってなに?それは日本が誇るお煎餅菓子であります。日本人なら誰でも一度は食べたことがあるのではないでしょうか。





 この映画が日本で発表になったときは、この宇宙船があまりにも日本の米菓にそっくりであったため、ネットではさまざまなコラージュが作られました。











 その真偽について、監督が来日した時に真相を語っています。











国策映画としての「Arrival」

 さて私がこの映画を観た感想として「非常に興味深く思えた点」と「陳腐なSFだなあと残念に思えた点」の二つが混在しておりました。

 いろいろ調べて観ると「私が残念なSFだ思った点」は原作に描かれていた部分でありました。
 そして「興味深く示唆に富んだ点」とは映画のオリジナルで付け加えられた部分でありました。

 この映画はアメリカの国策映画の一つではないかとネットでは噂されております。他の次元の人類(宇宙人)が人類に干渉していることを、ゆっくり明かすための準備の映画の一つということです。
 原作にはない、今回の映画化に向けて新しく付け加えられたシーンやプロットの中に、非常に示唆に富んだ興味深い内容がいくつもあります。ここではネタバレになるので解説いたしませんが。



原作小説の残念な点(ネタバレなし)

 原作の短編小説については未読でありますので、あまり偉そうなことはいえません。ただ言いたいのは、まず一つになんで宇宙人がタコ足星人なんだよ〜。「宇宙人=タコ足」なんておまえ昭和かよ。っと突っ込みたくなります。



 そうしてもう一つツッコミたい点。

 時間とは一直線ではなく、過去と現在と未来が同時に存在している。この考え方は最近の物理学のトレンドであります。多分これは正しい。

 しかし同時に未来は白紙でもあります。

 どういうことか?それは「過去と現在と未来は同時に存在しつつ」かつ「常に変化している」ということなのです。この原作者にはあと一歩。ここまで踏み込んで欲しかったと思います。



時間についての個人的妄想(読み飛ばしてください)

 現在が変化するのはわかる。それによって未来も変わるであろう。しかし過去は変わらないよね。と人間は思います。だから時間は一直線で過去から未来に流れると認識するのです。

 一方、過去現在未来は同時に存在すると主張する人は、未来はもう決まっていて変わらないと考えます。だって、過去も未来も今ここに存在するのだから。未来はもうすでに決まっている。

 しかしこれは間違いです。過去も現在も未来も今ここに同時に存在していますが、それと同時に常に変化しています。したがって過去も変化しているのです。現在の変化に相応して。

 これは私の脳内妄想でありますので、「過去が変わるわけないよ」と信じる方は、「ああ、まるぞうの妄想か〜」と流してください。

 現在と未来が融通無碍であるように過去もまた融通無碍であります。
 私達が考える過去とは「決定されて変化のないもの」なのではなく、融通無碍の宇宙の無限の様相から、私達がこの瞬間「決定され変化しない」と解釈しているものをこの瞬間の「過去」と定義づけをしているだけです。
 次の瞬間、「過去」も変化しますが、私達はその過去が変化したことを知覚しませんので、(変化しないものを過去と定義づけし認識しているため)過去は変わらないと思い込んでいるだけです。なんてね〜。









日本の禅で描かれる「円」



そのテイストはヨーロッパ映画のよう

 私にとってこの原作は残念な点が多いのであろうと思いますが、映画は味わい深かったです。
 アメリカ映画にしてはめずらしくシットリした空気感です。まるでヨーロッパ映画のようでした。なんだ、アメリカ人もこんなシットリした映画撮れるんじゃないか。と感心しました。ロケ地はカナダということです。監督もカナダ人ケベック州(公用語フランス語)出身です。なるほどね。
 この映画はジャンルはSF映画でありますが、シットリした上品な人間の物語の映画でありました。



以下の国策メッセージは興味深い

 宇宙人の「Arrival(到着)」が引き金となるの各国間の国際駆け引き(特にアメリカと中国)も、原作にはない、この国策映画に付け加えられた重要な「メッセージ」であります。

 そしてまた、地球に降り立った12本の宇宙船。この12という数字も映画のオリジナル。古代イスラエルの支族の数です。ここからキリストの弟子の数も来ているのかもしれません。



映画 『メッセージ』 予告編




 ありがとうございます。





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コメント ( 15 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
原作の入った短編本 (Unknown)
2017-06-17 11:03:54
まるぞうさん、こんにちわ。
私、映画のことを知らずに、本のタイトルに引かれて買い求め読みました(短編集)です。
原作、おもしろいです。じわじわきます。ちなみに「パビロンの塔」の話もあります。何回も読み返したくなり、そのたびに発見があります。主人公の視点や世界によって感じ方が違うことに気がつき、おどろき。
メッセージの原作も、バビロンの話も不思議おもしろいです。
 
 
 
見える世界は見えない世界の逆写像 (芋瀬童子)
2017-06-17 11:36:32
 物理数学に等角写像、シュワルツ・クリストッフェル変換なる手法がある。これを用いると例えば複雑な断面形状を持つ飛行機の翼や複葉を複素平面上の円に変換でき、そこで揚力を算出できる。
 地上世界と人生の様相は複雑怪奇である。しかし多分、人類を創世した神はそれを波動界【念の世界】の単純な姿に置き換えて見て居る。(この世が【念が現象化する世界】であることは創世記に【神、光在れと言いたまいければ光ありき】と言う記述で暗示されている。)
 つまり私の本質は【念】である。それがある変換函数によってこの地球上現象界に姿を現している。而してその全体は謂わばナマコのようなものでこれを時間微分すると【今現在の私】がどんな姿で生きているかが判る。且つ、実はもしかしたら家族全体がナマコのようなものであって自分はその一部かもしれない。こういう事を何故考えるようになったか?と言うと、多分常人より夢が当たる、殆ど百発百中で当たる。またおかしなことに息子達の近未来まで予知夢を見る。
 そのナマコの【今日現在の総ての変数】を【私名ナマコ函数】に入れるとその尻尾までのカタチが決まる。だから予知夢は当たる。

 こう考えると人は自分の人生を変える事が出来る。しかし民族や国家についても、さらには地上世界全体についても拡張できる。
 故に、聖書は人類世界の最終的な姿までシナリオ化出来ているし、歴史を調べれば、百発百中に当たって来たことも解る。
だから私は日本の、世界の行く末を聖書から読んでいる。
 
 
 
Unknown (むさた)
2017-06-17 11:47:26
『惑星ソラリス』や『2001年宇宙の旅』が好きな人に向いてゐる、と聞いてゐたので、興味がありました。この映畫を知ったのは2ch纏めサイトのバカウケ話がやはり最初でしたが・・・
 
 
 
Unknown (最初はみみ)
2017-06-17 12:15:43
結局、今しかない。。って事なのでしょうか。過去も変わると言うことが、理屈でしかなかったのですが、全ては変化しているし、今もこの瞬間変化しているのなら、実態はあって無いようで、今を起点に変化し続けている事。何となく、今、そう感じられました。映画、面白そうですね。いづれ訪れる予告もあるのでしょうか。また、前回の妄想小説(とは言い難い)、大変面白く勉強になりました。ありがとうございます。点在していたモノが、整理された感じで。織田信長、徳川家康にも感謝したいです。本質を貫き、改善してくださって有り難いです。最近放映されるTV、ニュースなど何の為か、伝わらないものが多くて。「国体を守る」大切にしたいと思います。
 
 
 
知らないお菓子 (青海波)
2017-06-17 13:08:07
まるぞうさん、いつもありがとうございます。このお菓子知らないのですが、、。私だけ?柿の種かと思いましたが、パロディポスターがうけますね。
 
 
 
エンターテイメント (おとく)
2017-06-17 13:33:44
すみません映画違いなんですが、『軍艦島』の予告をみて、わたしはもう限界を越えました。

興奮するのが好きな人間は、人を興奮させる術を知っている=エンターテイメント?エンターテイメントっていいように洗脳されること?

韓流が流行り始めた頃、幾つかドラマやアイドルをみて、日本人よりプロ意識がある、みせるテクニックが凄いなあと感心していました。
あれから十数年。軍艦島をみて、もうええわ。国交断絶してくれ。と心から思いました。
自分達が日本人にしたいことを映画にしとるじゃろ。

すみません。ばかうけは観たいです。
 
 
 
日本はすごい (unknown)
2017-06-17 16:10:11
ハリウッドもすごいけど日本は二回りも感性がすごい!いや~痺れます
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-06-17 16:17:32
私も見ました。なかなか良かった。確かに宇宙人の形態、、意外でしたね〜あえてあんなデカイのかな?未来、それは一つの世界であり変わるってところへ終わりにしてほしかったかな。その通りになるしかないとわかってても、、余計に今を大事にできる?エンディングのその後は観客に委ねられてるとも言えるのかな。これをみた友達は結末はっきりわからないのは苦手、と言っておりました、、これから原作読みます。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-06-17 17:32:26
60数年生きてきて過去に数回死ぬ思いをしましたがそのひとつに小学生の頃に池で釣りをしていて溺れました。もうだめという瞬間に誰かの強い腕で引き上げられました。その男は何も言わずに去っていましたが体型は今の自分にソックリでした。もしかしたら未来の自分かご先祖様だったかもしれません。有難いことです。それと「メッセージ」の原作本を読みましたが「乳児はいま(今)という現在自制のなかで生きている」という言葉が印象的でした。
 
 
 
ほほう! (ウラヂミール・D)
2017-06-17 20:55:55
最近は、全く映画を見ていなかったものでして、興味深く思います。過去を変えた体験や例などがあれば、聞いてみたいのですが。
タイム・マシインがなくとも、過去を変えて、それによる、 。→ ◎ 狙いか。あるいは・・・。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-06-17 21:57:06
こんばんは。人が過去を思い描く時は脳の中で深く印象付いている断片を「今」の自分が繋ぎ合わせて再構築されるのだそうです。そういう視点からも過去は変化しているととらえる事もできますよね。ところで言葉って難しいです、自身に起こった複雑な出来事を思った時、ありのままを相手に伝えられないだろうと言葉にできないままな事が多くなってきました。鈴木大拙さんが禅の中ではそもそも言葉というものは曖昧なものであるという捉え方をされているという事をどなたから聞き彼の本を読もうかと購入したところです。この映画も是非観てみたいと思います。
 
 
 
ばかうけ… (三月の桃日和)
2017-06-17 22:18:20
食べた事がなかったので、日本食料店に行ってみました。まさか売ってないだろうと思いつつでしたが、有りました!早速買いもとめ、映画の予告編を観ながら食べました。こちらでの値段はおよそ600円。多分日本の三倍くらいかもです。美味しかったー!贅沢なおやつですね。
外国人が何となく気になるフォームといえば、円相もそうです。掛軸や書画のお店に連れて行くと「これは一体ナニ?」と訊かれる事がよくあります。日本の文化には、私たちが普段気づかない豊かさがいっぱい隠れてるみたいです。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-06-18 01:15:07
今は2枚ずつ袋に入ってるんですね。私は最近コメッコ ホタテ味にハマっています。関係なくすみません。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-06-18 10:59:05
ばかうけと円相にほっこりしました。3つ目が読めなくて調べたら茶摘みうたなんですね。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-06-19 19:13:54
エイリアンとの交渉者は日本で言えば22ヶ国語を解する南方熊楠さんが適任だと思います。そしてあの南方マンダラを
宇宙の彼方に発信したら応答があるかもしれません。ただ南方さんはシャイなので好きなお酒を用意していたほうがよいです。
 
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