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質素倹約について考察する。その2。

抑圧すればリバウンドが起きる。

 質素倹約とは食事のダイエットに似ているかもしれません。
 江戸時代の観相(人相を観る人)の大家、南北先生も「素食と少食が開運の極意」とおっしゃっていることにも通じます。

 しかしダイエットといって、無理に食事の制限を行うと、リバウンドといってその跳ね返りが起きてしまいます。
 なぜリバウンドが起きるのか。いろいろなパターンがあるでしょうが、私が思うのは、それは本人の心の乾きが満たされていないから。そのようなこともあると思います。

 身体が必要とする以上に高いカロリーの食事を摂りたくなる理由。それはその時だけ、心の乾きが一瞬癒されたように脳が感じるから。
 しかし、抑圧我慢をすればするほど、心の乾きは「満たされない〜」と叫び、そしてそれがある一定以上を超えた時に、リバウンドが起きる。陰陽の振り子のように。そういうケースもあることでしょう。

 従って、ダイエットに大切なことは、自分の中の心の乾きにじっと向き合う。自分が満たされていないものの正体を、意識下に押さえてあったその正体を、静かに見つめる。そういうことかもしれません。



人生で本当に必要なものはとても少ない。

 質素倹約もダイエットに似ています。買いたいものを我慢する。そういう我慢であれば、それはどこかに歪を持ちます。
 本当はあれも欲しい、これも欲しい。でもお金を貯めるために倹約倹約。そういう我慢。そういう我慢の蓄積は、ある一定基準を超えるとリバウンドします。

・毎日温かいお風呂に入れること。
・毎晩清潔な布団で眠れること。
・親しい人達と「美味しいね」と感謝して御飯を食べられること。

 私が人生で幸せと感じる3つの要素です。個人的な主観です。そしてこの3つ以上の贅沢は、あれば嬉しいですが、なくても全く構いません。

 もちろん清潔な身だしなみは必要です。周囲の人が不愉快に思わないように。現代日本社会においては、身だしなみの清潔さにきちんとお金を払うことも必要です。
 たとえば高い革靴じゃなくても、毎朝履く前には磨く。ワイシャツはきちんとアイロンをかけておく。帰宅後スーツをハンガーにかけるときは、起毛ブラシをかける。ビジネスマンなら必要な服装のエチケットであります。
 しかしそれ以上の贅沢は、なくても全然構わない。


物欲が薄くなってきている現代日本人。

 今日本経済はデフレだといいます。日銀がいくらお金を刷っても、個人消費が全然上がりません。もちろんそれは消費増税や、今後の年金不安など、財政政策での理由もあることでしょう。
 ただ私が感じるのは、日本人全体が、物欲が枯れてきた。ということです。「給料が安いので欲しいものを我慢している」という面はもちろんあるでしょうが、「そもそもそこまで欲しいものがない」という空気。それが日本社会を静かに覆っているように思います。
 人に見栄をはって、人と張り合って、高価なものを手に入れたい。そのような欲求が枯れてきた。そのように思うのです。


 かつて、多くの日本人は「ステータス」と呼ばれるものを購入して手に入れることが人生の喜びでありました。しかし今は、「自分の人生で余計なものを削ぎ落とす」「自分一人が独占するのではなく、人と共有する。人に与える。」こういう行為が自分の人生の喜びである。
 そんな日本は世界に先駆けてそういう時代に入った。そのように思います。



 さて明日は、質素倹約が出来ないもう一つのパターンを考察してみたいと思います。
 それは、厄落としのために、無駄遣いせざるを得ないパターン。溜め込むと寿命が縮まる。全然羨ましくないお金持ちについて。



つづく



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コメント ( 17 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown ()
2017-12-04 11:04:34
静かな幸せを、大切にしていきたいです。
 
 
 
え!? (Unknown)
2017-12-04 11:34:09
最後の思わせぶりな言葉・・・お金無いのが一番幸せ?
ところでまるぞうさん、さかさ言葉と日本人はもっとしたたかに
もう少し教えて下さい。何度も読んだし理解してると思いますが、もっと知りたいです。欲張りですね?(笑)いつか気が向いたらよろしくお願いします。
 
 
 
技術の国 (Unknown)
2017-12-04 12:28:06
記事の更新ありがとうございます。視点が違うかもしれませんが、数十年壊れない電化製品、100年以上住める家。など長く使える耐久性があり、美しい製品を創る技術は既にあるのですよね。ベニシアさんの暮らしを見たり、日本の伝統技術を紹介する番組をみる度に感じます。使い捨て文化による自然破壊、それに伴う精神の荒廃は比例しているように感じます。使い捨て文化に異義を唱えると必ず言われます。経済が回らないと。嘘っぱちだと思います。自然と人の心を豊かにする経済システムに替えればいいだけです。そうすると、富の集中が出来なくなり、人類を支配出来ない人が困るのですよね。大勢の人間の意識が変われば、実現可能だと信じてます。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-12-04 12:51:04
「バブル」時代を経験した世代ですが、ブランド品や宝石、車も欲しいとは思わなくなりました。「バブル」の頃って『高価な品物を手に入れたという満足感』に酔いしれていた世相だったような気がします。
私的な考察ですが、例えば高価な車を手に入れれば、現実は自賠責保険にも入り、維持費、燃料費、自動車税、廃車費用など諸々費用がかかります。これが重圧的な負担になれば、自分にとってこれは本当に必要かと考えると自転車があるからいいやと私は思います。TVショップで宣伝する○万円もする運動器具だって、要らなくなって処分する際のことを考えれば「要らない」という答えになってしまいます(笑) きっと今の若い世代は物が溢れている環境で自分にとって必要な物をわかっている「満足感の達成」と「現実」を区別できる世代なのではないでしょうか。
 
 
 
Unknown (女性)
2017-12-04 12:51:45
昔、淋しい女は太るとかの本があったと覚えています。その当時ダイエットがなかなか上手くゆかず、主人は仕事中心で留守がちだった為、家族団らんは無いに等しい中で不足不満からくる淋しさを実感していました。だから、食べてその場しのぎ淋しさを補っているのだから仕方ないと諦めていました。今日のブログを拝見して心の乾きとダイエットが密接に繋がっている事が分かりました。仕事を辞め数年前に糖質制限をして八キロ減量しましたが、三キロリバウンドしましたので五十日程前から再度糖質制限生活をしています。高齢になったので食べる量が減ったから全く苦しく無いのだと自己分析していました。が、毎日真理を学び自分の心と向き合い感謝の思いが自ずと出てきて生活の質が変わりました。高血圧とインシュリンを打っている主人の体調を考えて糖分と塩分を控えての料理を毎日の仕事としています。期限を決めず健康体重になるまで続けたいと思っています。私にも分かりやすく楽しく拝見させて頂いております。ありがとう御座います。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-12-04 14:22:05
まるぞうさん、いつもありがとうございます。私もキャベツの千切りが大好きです。今は、鯖缶をほぐしたものを乗せて、オリーブオイルと柑橘系のストレートジュース、醤油をかけて食べています。とっても美味しいです。今年は身辺整理、頑張りました!ゴチャゴチャした生活から幾分か抜け出し、良い方向へ生活が変わってきています。買物に行かなくてもあるものでなんとか食事がまかなえたり、衣類も必要かどうかよーく考えて買うようになりました。(TEDで洋服の大量消費の弊害を知りました) 質素倹約が楽しくて仕方がありません。旧式のお風呂ですが、あ~幸せ。質素倹約のお話、大好きです!
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-12-04 15:09:24
うなづけます。。ファッションもそうですね、表参道のブランド店は閑古鳥が鳴いてるとか、、、。

芸能人も、政治家も、ステータスをふりかざすタイプの人は人気が出なくなったように思います。身近なユーチューバーの方が人気の出る時代なんですかね。

お金がない、と言い切れる人は、実は持ってると思います。まるぞうさんも、実はお金持ちなんでしょう?(^.^)
 
 
 
人生楽しい! (Unknown)
2017-12-04 15:58:04
今日の記事も興味深く読ませて頂いております。何よりまるぞうさんの記事とその内容に集まられるコメントに内容が深くて家にいながらにしてたくさんの気付きを得られる事に有難く思います。
主婦にも自ずと良い情報を頂ける今の時代はすごいのですね。
今朝は台所の引き出し何十年と手を付けなかった場所を片付けました。綺麗なフォークやスプーンがじゃらじゃらと出て来ました。今は貴重なメイドインジャパンの品々。何十年と粗雑に扱ってしまって後悔でした。もう一度ふいて綺麗にしまいました。必要以上な物は逆に良い物を見失わせてしまうので、使わないな、と思う物は、廃棄しました。何でも捨てないで一度考えて見て、選択出来たので満足感に包まれています。当面の買い出しには100均に頼りがちでしたが、一度片付けて整理すると何でも簡単に買わなくて良いですね。そして20~30年前の品は愛しのメイドインジャパンが多かった。今からでも家の中で見つけたら大切にしたいです。片付けの時は 以前はまず、捨てるという発想でしたが今は何を残そうか、となっております。あるものを活用するという節約術に気付いたというお話しでした。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-12-04 17:10:20
洋服や化粧品、食事に無駄遣いしすぎていました。欲しいと思ったら、買わずにはいられませんでした。そして、すぐ捨てるの繰り返しでした。少しずつ無駄遣いが減りました。
 
 
 
ありがとうございます! (053)
2017-12-04 17:16:20
とても興味深く読ませて頂きました。
明日も楽しみにしています。
 
 
 
中2の息子より (はな)
2017-12-04 17:50:15
まるぞうさんは、ご自身の子供さん達に質素倹約をどう伝えていらっしゃいますか?
私は、いちいち電気を消す事から始まり、欲しい物と必要な物とは違う事などなど、言い過ぎてきたのかもしれません。息子が、先の事を考えすぎて我慢ばかりしている事がわかりました。
これでは、ダメですよね?
もっと大らかにしなければいけないのは、わかっているのですが、自営で収入も不安定でついつい子供達にまで、押し付けていたかと思うと情けないです。
 
 
 
はなさんへ。 (まる(=・3・=)ぞう)
2017-12-04 18:18:58
>まるぞうさんは、ご自身の子供さん達に質素倹約をどう伝えていらっしゃいますか?

特に細かいことは注意はしません。質素倹約に限らず。
子供は「親の言うように」は育ちませんが、「親のやるように」育つ。と思っています。

ただ子供は、自分は親に大切にされている。という言葉にない安心感の空気。これが家庭には大切であろうと思います。表面の言葉ではなく、心の奥底の空気として。
 
 
 
Unknown (まるこ)
2017-12-04 18:50:59
まるぞうさんに因んでまることさせていただき質問をさせていただきます!
昨日の記事の内容で恐縮でございますが、まるぞうさんがお一人で過ごすことになる週末に作られるトマトソース。そのトマトソースをどのようにアレンジされるのでしょうか。許されることでしたら、是非週末のトマトソースレシピを教えていただきたいと思いました。
宜しくお願い致します!
クリック完了です♪
 
 
 
ありがとうございます。 (はな)
2017-12-04 19:36:49
その通りですね。
言葉じゃない…。
親の姿です。私もそうだった…。

ありがとうございました。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-12-04 22:12:00
まるぞうさんの、本当に必要なものは少ないという御言葉にしびれました。
おっしゃる通りですね。
 
 
 
関東地震の心配? (まるこ)
2017-12-04 22:21:09
まるぞうさん、たびたび申し訳ございません。リーマンさんのブログで地震の心配をされているコメントを読みました。確かに心配になってきました。何があろうと頑張らないと!
 
 
 
まるこさんへ。 (まる(=・3・=)ぞう)
2017-12-04 23:19:10
私はトマトソースが本当に好きなので、
・パスタを茹でてトマトソースをからめる
・冷凍御飯をチンして、トマトソースを上からかけてトマト丼
・食パンにバター塗って、トマトソースとマヨネーズ塗る
というようなもう本当に簡単なレシピです。
一人で食事をする時はこんなものです。
その代わり、私の作るトマトソースは美味しいです。

最近は糖質を控える食事をしているので、小麦粉製品は控えるようにしています。御飯もなるべくお替わりしないように。
キャベツの千切りにトマトソースをかけて食べるなど。
 
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