goo

新卒候補生の君たちへ。その2。


 どんな企業でも30年というスパンでは、必ず浮き沈みに直面します。たとえ今就活生に人気の企業でも、30年の間には、その人気の業務や人気の部署の大半は、落ちぶれてしまう可能性が高いということです。


 ちなみに私達の世代は、まだ日本はバブル景気と呼ばれた頃でした。



 学生は企業に引く手あまたでした、一流企業と呼ばれる会社であっても、本当に簡単に入れた時代でした。就職氷河期の学生さんには、羨ましい限りであることでしょう。しかし必ず、陰と陽の逆転があるのです。


==========
役職定年、勇退という名の“お払い箱”
「キャリアショック」に落ち込む50代の葛藤

・・・
 50代社員を取り巻く人事環境の変化、とりわけ役職定年・早期勇退制度にまつわる変化が、彼らに「キャリアショック」をもたらす結果、様々な変化への対応パターンが生まれている。
・・・
 わが国の大手企業のほぼ5割(*)が、役職任期制・役職定年制など(以下「役職定年制等」という)、一定の役職期間・役職者の上限年齢を定め、ポストの明け渡しによる管理職者の新陳代謝を図っている。
・・・
 会社にとっては組織の若返り、新陳代謝を意図した役職定年制度も、当の50代社員にとってこの制度・役割変化の受け止めは、複雑な気持ちだ。こんなに頑張ってきたのに、肩書き・権限は無くなる、給与は下がる、やりたい仕事は出来なくなる…もう、あなたに大きな期待はありませんからと言われたようなもので、まるで体よく会社のお払い箱にされたように感じる。
・・・
http://diamond.jp/articles/-/43702

==========

 多くの企業では、私達のようにバブル期に入社した世代の人数が多いため、その世代が50歳を過ぎると「役職定年」という形で仕事を外されてしまうのでした。部下もとられ、権限もはずされ、そして給料を減らされます。住宅ローンを抱え子供の教育費が嵩む中、彼らは簡単に会社を辞める訳には行きません。なぜなら50を過ぎたら、今の待遇で雇ってくれる企業などありませんから。こうして彼らの多くは、不承不承(ふしょうぶしょう)ながらも役職定年を受け入れることとなります。大企業一流企業に入社した30年前の時分にはまさか自分が50過ぎにこんな待遇を受けるとは思っても見ませんでした。


 いや、まだ役職定年があるだけ幸せです。会社自体が倒産の危機となり、大幅なリストラの対象になっている人も大勢います。30年前は、まさかあの一流の大企業が潰れるとは、或いは外資に吸収されてしまうとは、本当に誰も思いもしなかったことでしょう。


 ですから、今人気の企業に入社出来たから、人気の部署に配属されたからといって、30年後も安泰という可能性はなく、それどころか、そういう会社ほど栄枯盛衰に晒される可能性が高いと言えます。
 もちろん今の若い世代のあなたたちの大部分はそんなことはご存知と思います。一生この会社に喰わせてもらおうとは思わない。そう考えている人も多いことでしょう。それは正しい考えです。


 今の就活生達が就職して30年後、日本の企業はどうなっているでしょうか。もし日本が大きな国際紛争に巻き込まれず、あるいは日本列島が大きな天変地に遭わないと仮定するならば、日本の人口は今より少ない8000万人程度になっていると思います。そして健康な高齢者の割合も増え、60代、70代でも現役である人が普通となるでしょう。みなさんが50代となってもまだまだ中堅世代である可能性が高いです。


 そして30年後にはAIとロボットの技術が大きく進むでしょう。現在のコンビニやファストフードに相当するようなお店は、もうほぼ無人であるのが当たり前となるでしょう。そして交通機関の運転や運搬もロボットとなるでしょう。みなさんは今、自動車免許を取得されているかもしれませんが、30年後は、「へえ、◯◯さんって普通免許持ってんすか。受ける〜。」と若い人に冷やかされる時代が来るかもしれません。


 これから新卒となる皆さん、あるいは今就活真っ只中の皆さんは、大学時代にいろいろなバイトをされていたことでしょう。しかし30年後は、それらの職種の多くが、なくなっているか、ロボットやAIに置き換えられていると思います
 それどころか、サラリーマンであってもその半分くらいはAIに置き換わってしまう可能性が高いです。今の営業マンは飛び込みセールスとか電話でのアポ取りとか、とにかく名刺だけもらって来いなんてやり方が主流かもしれませんが、もうそんな営業スタイルはなくなるでしょう。



 では、30年後、AIやロボットに置き換われない仕事とは何でしょうか。それはやはり「段取り力」であると思います。それも「相手の立場はおもんぱかる」ことができる「段取り力」です。



つづく



 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら

本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
« 新卒候補生の... 新卒候補生の... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (にゃもこ。)
2016-10-11 10:56:06
実は私の姪が、産まれた頃から賢かったのですね。

私に似ないでよかったと思った程です。笑笑笑

...と言うかだんなさんの家系が優秀で姉も優秀だったので、そちらに似たのだと思いました。

でも、なぜか、中学から高校へ進学するときに、わざとランクを落としたのです。それでもまだまだ普通より上だったのですけど。

親戚からは将来はお医者さんとか弁護士さんとかそういう世界に進むように望まれていたようですけど、本人はそういう世界を選びませんでした。

彼女なりに勇気のあった選択が出来て、すごいと思っています。

学力より人の輪を大事にできる人生を選択しているのです。

きっと幸せになれると思います。

叔母としてとても嬉しく思っています。
 
 
 
Unknown (まみい)
2016-10-11 12:08:38
この3連休中に小学生の娘が「どうやったら車運転できるの?」と質問してきたので「教習所に通って・・・」と言ってから「未来は自動運転になるらしいよ!免許いらないわ」と言い直しました。

娘「じゃあ車の中で何するの?」
私「寝るんじゃない?ごはん食べたり」
娘「ええ~!?」

今とは想像もつかないような未来が待ってるんでしょうね。まるぞうさんの見解をもっとお聞きしたいです!
 
 
 
いつもありがとうございます (Unknown)
2016-10-11 12:29:16
私の仕事はデパートのコスメカウンターでの販売員です。

何十年後…
デパート自体、あるかわかりませんね。
IQよりEQ

いい歳なんですが、まだまだ勉強です。
 
 
 
Unknown (のりり)
2016-10-11 18:58:56
はじめてコメントします。

私は今日のブログに出ているような年代で夫はまさにその渦中です。
大企業に就職できたもののいまは役職定年で最後は寂しいものですね

将来のお話しワクワクしますね
息子によく話したいです。

なくなるものばかりですね

世の中に必要なもの、、、本当に少ないです。

私も考えながら自分の老後を考えよう。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2016-10-11 20:11:46
今日もありがとうございます。誤字かと思う箇所がありましたのでコメント致しました。

「ですから、今人気の~」で始まる段落にある【そういう会社hど】は、会社ほど、でしょうか?

 
 
 
まさに (kikehi)
2016-10-11 22:53:34
まるぞうさん
今日も、拝読致しました。
写真を見た瞬間に、流出するわけがない自分も、心当たりがあるような写真で、びっくり~です。まるぞうさんと、年代が近いんですよ。このような写真が必ず一枚は、あるはずですね。
会社の最盛期は、30年持たないというのは、今の50代以上の人が就職活動していた時代にも、ありましたね。
また、今は、第四次産業革命とか言われています。これからは、益々、IQだけではなくEQが大事になる時代でしょうか?
 
 
 
ホイチョイプロダクション (薫風亭奥大道)
2016-10-12 05:50:27
原田知世ちゃんの隣にいる相手役は誰だっけ?
これ、原田貴和子さんっぽい人が写ってますけど、出てましたっけか?憶えてないなあ……っていうか、作品自体見てないですけどね。この体の映画、大っっっっ嫌いでしたから(笑)
懐かしのホイチョイプロダクション制作『わたしをスキーに連れてって』自分で行けっつーの!
まさに80年代、バブルを象徴する映画でした。
 
 
 
バブル世代VS ゆとり世代 (うさぎのロン)
2016-10-12 07:15:27
 まさしく、あの写真の時代で懐かしく思っていると…。「何でスキーなのさ?」との質問くるなーと思っていたら、薫風亭さんのありがたい解答コメントを見つけて。そうなのよ。そういう時代なのよ。
 今の彼らは、スキーよりもスノボーなので、
多分、そこから説明をすることに…。あー、ゆとりの世代って!!今日も続きを宜しくお願いします。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
 
この記事のトラックバック Ping-URL
 
 
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。