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オモテとウラが入れ替わる。


 うちのまるぞう株式会社には毎日いろいろなお客さんから問い合わせがあります。クレームのような苦情も多いです。クレームの処理という仕事は、きついことも多いのですが、家族と社員を食わせるためには仕方ありません。一つ一つ苦情をこなす行為が、みんなの生活費のバーター(交換条件)であります。しかしこの一見きつい仕事でありますが、私の魂にとって、きっと最善の環境ではないかと思います。なぜならここは、人一倍傲慢な性格の私でありますが、強制的に謙虚さを学ばなければならない環境であるからです。
 そう。どういうわけか、うちの会社の資金繰りと、代表である私の傲慢さには経験上相関があるように思えてなりません。私が傲慢になると数ヶ月以内に資金繰りがみるみる悪化するのでありました。でありますから私はいつも「倒産か、さもなくば謙虚さか」という選択肢を突きつけられているようです。



 さて毎日毎日いろいろなお客さんのクレームがあります。何千万も払ってくださる超大口お得意もいれば、数十万円レベルの小口のお客さんもいます。そう。あるお客さんは、小口なのに、クレームが厳しいのであります。
 経済効率から言ったら、小口なのに手間ばかりかかるお客さんは切った方がいいかもしれましん。ただ、私の長い経験は、そういう小口のクレーマーこそ丁寧に扱え。と教えてくれます。
 なぜか切り捨てた方がいいようなクレーマーさんへのその謙虚な姿勢が、全然関係ないはずなのに、どこからか商売のタネを運んでくれるのでした。世の中は奥では繋がっているのだと思わざるを得ません。
 もちろん何でもかんでもお客さんの奴隷になるわけではありません。自分の会社が出来る最善の誠意は提供したいと思います。しかし中には、ああ、この会社には誠意は通じないな。という場合もあります。その場合は法的に揉めないように配慮しながら、こちらから取引を御断りさせて頂きます。滅多にあることではありませんが。自分や社員が心を痛めてまで誰かの奴隷になる必要は全くないです。大切なのは「誠意」という自分の心に対する姿勢なのでありました。





 そう。私たちは、オモテの世界とウラの世界を同時に生きています。オモテの世界とは目に見える世界です。売り上げや順位などの数字の世界であり、誰より多かったか少なかったか、誰に勝ったか負けたかという損得勝ち負けの世界です。ご存知のように私達は仕事の成果は、この「数字」と「損得勝ち負け」で決定されます。


 一方私達が生きているもう一つの世界があります。それはウラの世界です。私達の心の内側の世界です。その時私達は心の中でどう思ったか。どういう思いを置いたか。という世界です。「何とか助けてあげたい」「困っているなら手伝ってあげたい」という気持ちであったのか。あるは「騙しちゃえ。ウソついちゃえ。どうせバレない。」「いい気味いい君。もっと困れ、困れ。」そのような気持ちだったのか。周囲の人の知らない私個人の心の中の世界です。


 私は死後の世界があるかどうかはわかりません。見えない世界のことなので。ただもし、死後の世界があるとするならば、あの世とはオモテとウラが逆転する世界なのではないかと思います。
 私達がこの世界で一生懸命勝ち得て来たオモテの「数字」とか「勝ち負け」は、あの世では一切持って行く事ができないのでした。
 しかしその時私がどう思ったか、相手にどういう思いで接したのか、困っているから助けたいという思い遣りの気持ちが心の中にあったのか、自分さえ良ければ相手が困っても構わない。もっと相手を困らせてやれ、という気持ちであったのか。それこそあの世での「リアル」であり、本当に重要なことなのでありました。


 そう。死後あの世では、オモテとウラの価値観が入れ替わるのかもしれません。


 しかし最近の世の中を見ますと、もう私達は死後を待つことなく、この世界で、オモテとウラが入れ替わりつつあるのではないかと思います。
 さて、私達にとってどちらが「リアル」でしょうか。果たして売り上げや順位などの「数字」でしょうか?競争相手に勝ったか負けたか損したか得したかという「相対的な駆け引き交渉で」しょうか。
 あるいは自分が自分の心にウソをつかなかったという、「自分の良心に対する誠意」でしょうか。私の内側の心の話であります。誰も私の心の内は知りません。私の良心しか知りません。
 それでも私は自分の良心にウソをつかず、見えないところ自分の「誠意」を尽くした。誰も知らず、誰にも評価されなくても、それが多くの人にとっての「リアル」になり始めているような気がいたします。
 そう。オモテのリアルとウラのリアルが入れ替わり始めているのではないかと思うのです。もちろん根拠はありませんが。^^;
 でもオモテとウラの価値観が入れ替わった人生は、きっと素敵な人生なのではないかと思います。



 ありがとうございます。
※本日は新月週間ですね。




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コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
思わず、 (真実一路)
2016-10-25 12:55:16

すみませんm(_ _)m、
「倒産をとるか?‥謙虚をとるか?」…のくだりに 思わずぷふッとしてしまいました(*^^*)

まるぞうさんが、"苦悩しておられる姿を 神様がニコニコしながら身を乗り出して迫っている(*^m^*) "の図が 浮かんでしまいました。 ごめんなさいm(_ _)m

小池知事も言われた"神は細部にまで宿る"。。。 逆から見れば、世界がオモテと思っている価値観は、神を信じていない証拠だね。…「神、神、‥」と口にするのに全くウラハラだー(^◇^;) オモシロイなぁ。
 
 
 
Unknown (su555)
2016-10-25 18:01:50
まったくその通りですね。
娘の悪さがひどくて悩み深いですが、私の謙虚さが足りないのでしょう。看護学校に行き出して、もう50になるというのにバリバリ先生から怒られて、びっくりするけど楽しいです。先生の怒りかたにもそれぞれ個性があって、素直に聞ける怒り方もあれば、腹がたつだけの怒り方の人もいます。
ああ私は今迄こんな風に怒っていたな、とかあの時のあの人はこんな気持ちだったのか、色々思いを巡らせます。
自分の足りない点や謙虚さを欠く点が見えてくると学校の勉強も楽しくなってきました。きっと娘も同じ。集中する力はめちゃくちゃあるようで、やり方はめちゃくちゃだけど、やりたいことを実行するための工夫と実行力にはたまげます。1人で考えてやってて、人を巻き込む事が無いし、なんでもいいようでも無いし、ブランド物とか化粧品で自分を飾りたい訳でも無いようなので、楽しい何かにマトを絞って集中すれば実力を発揮するんじゃないかって気がしてきました。
無収入の私の財布から大金持っていかれたら腹は立つけど、それでもまだ学校に行けば友達と笑える余力もあるし、まだなんとかなりそうな気がします。
腹は立つけど笑って生きよう。
そう思えるような私になれたのは多分学生生活が充実してるからです。もう一度学生して、バリバリ怒られて良かったです。
 
 
 
字句の追加をお願いします (satitas36)
2016-10-25 18:53:10
4行目「一つ一つ苦情こなす行為が、」
苦情(を)こなす行為が・・・とした方が解り易いと思います。
 
 
 
satitas36さんへ。 (まる(=・3・=)ぞう)
2016-10-25 19:10:24
ご指摘ありがとうございました。修正いたしました。
 
 
 
Unknown (ちくわぶ)
2016-10-25 19:32:37
私が仕事で電話を取ると、ややこしい内容かクレームだったりすることが多いです。

社員さんに、
「ちくわぶさんが取るといつも難しい内容だよねぇ。」
と笑われています。

本当にそうなので、
「そういう星のもとに産まれたのかもしれないですね!」
と話ました。

私は難しいこと嫌なことから逃げない!が課題なのかもしれないです。

仕事頑張ります。
 
 
 
分かりやすいんですね (Unknown)
2016-10-26 08:28:08
傲慢さが会社の経営状態に反映するなんて。毎日毎日まるぞうさんは謙虚なのかどうか、試されているんですね。しかも生活の根幹にかかわるところで。ご自分とその家族だけでなく、社員とその家族の生活もかかってますし、大変なことです。そうならなければならないくらい、まるぞうさんの若かりし頃の傲慢さは凄かったということ??と思うとちょっと笑えます。今回はまるぞうさんとまるぞうさんの会社についての関係でしたが、小さい子供を持つ身としては、親子関係に置き換えてしまいます。まず先に、自分自身に謙虚さや思いやりが足りなかったんだなあ、と後悔することしきりです。
 
 
 
津留晃一さんなら、、、 (ささやん)
2016-10-27 22:09:29
価値観

表 裏 。

価値観のない 表でもない 裏でもない

この世でも あの世でもない

ニュートラルな 赤ん坊のような視点で眺められたなら

おひさまありがとうございます

まるぞう社長 いつも ありがとうございます
 
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