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質素倹約について考察する。その5。

この世を離れる時に(おそらく)思うこと。

 多くの私達は贅沢な暮らしに憧れます。楽をして贅沢に暮らせないか。そのように願います。
 しかし自分がこの人生を終えて、振り返って見た時、贅沢だった生活は幻でありました。なにわのことも夢のまた夢。

 そして自分の人生で本当に宝であるのは、人から「ありがとう」と喜ばれたことでありました。あの世の世界であっても、人から喜ばれたこと。これは質量をもつ実態なのであります。

 ということは本当かどうかはわかりません。死後の世界というのもあるのかどうかもわかりません。
 死んだら無になる。という人もおります。本当のことはわかりません。

 私も見えない世界のことは全くわかりません。ただ自分が何十年も生きてきた経験を、そのまま演繹するならば、きっとこの世を離れる時にそう思うだろう。そのように感じます。
 あんなに羨ましかった贅沢なことは浮世の夢。そして自分が忘れていたことでも、人から「ありがとう」と思われていたこと。人に与えてあげたこと。これこそが、本当に珠玉の宝でありました。そのように思います。



節約倹約の本質とは実は人に与えること?

 毎月月末にヨメと「質素節約会議」をすることにいたしました。そういう行為をしてみて改めて思います。来月倹約するお金の額。来月使えるお金の額。それらを決めていきます。
 節約というと「本当は欲しいものがあったのに。我慢する。」そのように思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし節約の本質は違います。

 節約の本質とは「人に分けてあげる」であります。
 親は自分が満足に食べなくても、小さな我が子に食事を分け与えます。これが母性であり父性であり、親の心であります。
 その親は「自分が我慢して」とは思いません。子供が喜ぶのなら、子供が喜ぶ顔を見ることができるのなら、それがもう最大の喜びであります。



 「節約倹約」とは、自分の欲望を抑圧して禁欲してお金を残すことではありません。我慢することではありません。
 「節約倹約」とは、人に与えることであります。



 今の生活を質素にして、将来に備えて貯金する。老後の暮らしのために貯金する。
 その場合、今の私達は、将来の自分に「お金を与えている」ということになります。
 特に、平均寿命から推定すると、ヨメは私より10年は長生きすることでしょう。今の生活を質素倹約して貯金するとは、未来のヨメに与えている。ということになります。

 その貯金は我々の老後のために使われるとは限りません。もし親族や親しい人が本当に危機になった時に少しは援助ができるかもしれません。あるいは災害があった地域への支援に少しはお役に立てるかもしれません。

 この貯金は、将来誰を助けるかわかりませんが、誰かを助ける。このことは確実です。



 つまり私達は今の生活の中で、いろいろ工夫して、お金を少しずつでも貯金する。それは未来の誰かに与えている行為なのであります。最近の私の発見でありました。

 自分の欲望を抑圧する倹約ならば長くは続かないでしょう。心の底では「贅沢がしたいのに、お金がなくて叶わない」そのように思っていると、節約倹約はなかなか難しいかもしれません。

 しかし誰だって、人が喜ぶ顔を見ると喜んで与えたくなります。
 私達の日々の生活の質素倹約というのも本質は同じであります。

 貯金をするというのは、未来の誰か、本当に助けを必要としている誰かに与える行為なのであります。



ケチケチでも執着すると重い。

 人によってはケチケチ生活をして、大金貯金が趣味の人もいるかもしれません。人は信じられない。信用できるのはお金だけだ。
 しかし残念ながら、こういう人も、最後は後悔の思いを見出すことでしょう。
 なぜなら、貯金したお金は、自分のものであって、自分のものではないからです。

 ケチケチ生活。これは人に与えるためのケチケチなら良いです。
 しかし自分の貯金に執着するためのケチケチであるならば辛いことです。なぜなら溜め込んだ貯金は、いずれは手放さなければならないからです。少なくとも死んだあの世には、持っていけません。



貯金の時点(与えた時点)で、それは自分のものであって自分のものではない。

 自分の貯金は、自分のものであって、自分のものではありません。
 大切に運用する。騙されて失わないように最大限の誠意をもって管理する義務はあります。私達は自分たちの貯金に対して、そのような義務があります。
 しかしその貯金は、すでに自分の手を離れたものでもあります。自分や親族や縁者を守るための貯金であります。
 この貯金は、老後の自分たちの生活を守るかもしれません。私が死んだあとのヨメの生活を守るかもしれません。あるいはその他。困窮する親族縁者に少しでも援助ができるように。そのように使われるかもしれません。

 貯金とは貯めた時点で与えたと同じである。のかもしれません。未来の自分に与えた。未来の親族縁者に与えた。
 だからこそ知恵をしぼってやりくりして、節約倹約する行為は「与える行為」なのであります。



つづく



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コメント ( 16 ) | Trackback ( 0 )
« 質素倹約につ... 時事ネタ。 »
 
コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-12-07 12:11:42
まるぞうさんの文章は、いつも何て優しいのでしょう。ブログを続けてくださって、本当にありがとうございます。
 
 
 
なるほど! (Unknown)
2017-12-07 12:12:39
貯金=与えるお金
という発想はとても驚きました。
勉強させて頂きました。ありがとうございます。
 
 
 
肯定感 (Unknown)
2017-12-07 12:48:37
まるぞうさんの質素倹約シリーズ、大変心にしっくりきます。
今までの自分の生き方を、これで良かったんだと肯定された時と同じ感じを味わっております。

株取り引きで、少し迷いが出ておりましたが、まるぞうさんの応援の心の株は、良いこと。
この気持ちを持ち続けて、行いたいと思います。

お忙しい中での日々のコラム、ありがとうございます。
 
 
 
天に財を (芋瀬童子)
2017-12-07 12:48:43
イエスさんは山上の垂訓で【天に財を蓄えなさい】と諭した。仰ることの根底にはそれがあるでしょう。僭越ながら付け加えさせて戴きます。何であれ真摯に積み重ねた努力はやがて何かが必要になった時に、その何かに形を変えて払い戻されるようです。
 
 
 
憧れだった魅力的な同級生 (なのみーな)
2017-12-07 17:00:16
が、沖縄市民活動の先鋒になっているとわかりました。ショックです。
まっすぐで超優秀で、なのにいつも控えめで、みんなに好かれる、私も大好きなクラスメートでした。交換日記してたのが、一番の思い出。
はー。ため息。
 
 
 
Unknown (女性)
2017-12-07 18:02:23
貯金とは貯めた時点で与えたと同じであり、未来の自分や未来の親族縁者にに少しでも援助できる事と学びました。二人の息子は主人と同じ自営の道を選びました。それ故に 主人が歩んだ苦しい現実取引先の計画的な自己破産により売掛金の大金が回収不能になり生活費を入れないことで乗り切った事も懐かしい思い出にありますので ついつい色々な想定をしています。義母も質素倹約してそれなりに遺しましたが義兄の長男が全て相続しましたが、自分達なりに貯蓄していたので揉めることなく相続放棄しました。真面目に働き、当たり前の生活が有り難いと思える日々が幸せです。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-12-07 18:31:21
贅沢は幻であるが、貧乏もまた幻である。従って、同じ幻であるならば、贅沢な幻の方が好ましい。
 
 
 
Unknown (NT)
2017-12-07 19:32:12
まる(=・3・=)ぞうさんの新鮮な視点にはなるほど、と気付かされます。ありがとうございます。

私事ですが、週末奥さまもファンの某ヤタガラスさんのお話を伺いにいきます。官邸ちゃんねるの話題を出してみようと考えておりま~す。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-12-07 20:25:03
真実は中道にある。今とは中道にしかない。
 
 
 
そうですか。そうなんですね。 (Unknown)
2017-12-07 21:52:45
見える。見えないも個性なんですね。本当のことは、僕もわかりません。でも世界とは何なのか?。自分の眼で思考で感じて思い画くものだから、世界とは自分だな~と思ってます。答えを聞きたいのではなく。答えを自分で見付けたいです。会話とは、
経験と知識があるから成り立つわけで、僕自身の中でも、はい。です。でも失敗も残して置きたい感があります。何と無くの僕の大切大事な事は子供の頃から思ってました。運の法則てやっです。心との対話。見えない視線を感じて疑いがないです。
大切大事な宝物宝言葉をありがとうございます。m(__)m。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-12-07 21:56:23
今を生きるとは恥を知ること。
 
 
 
Unknown (まるこ)
2017-12-07 23:46:28
コメント欄にも改めて書いて下さった方のお陰で頭の中にきちんと入りました!
「貯めた時点で与えたことになる。」
素晴らしい発送です。貯金が全くできない私ですが、月々の支払いがあっても幾らかでも貯めてしまえばいいのだ!と50過ぎにしてようやく悟りました。ハァ・・・(´Д⊂ヽ でもこれから頑張ります!
まるぞうさん。本日もありがとうございます!クリック完了しました♪
 
 
 
そう言われてみれば (Unknown)
2017-12-08 09:30:55
私は66歳で、お掃除を9時から20時迄
働いて13万位の給料を頂いている男性です。孫が2人います。自由に使える小遣いは1日3百円で今迄、缶コーヒーと夕刊紙を買っていましたが。孫が修学旅行に行く事になり夕刊紙だけにして残り160円を貯金し目標額の5000円に到達しました。途中時々、缶コーヒーを買ってしまい50日程、要しましたが孫の喜ぶ姿を見れて嬉しかったです。お土産に、じいじいの御守りと言うものを頂いて鞄に付けて
毎日仕事に行っています。今では半分は貯金をする癖が付いています。楽しみが出来喜んでいます。スケールの小さな話ですみません。
 
 
 
そういわれてみればさんへ。 (まる(=・3・=)ぞう)
2017-12-08 10:51:55
良いお話であります。ありがとうございます。
 
 
 
百均のスプーン (にゃもこ。)
2017-12-09 09:30:41
今年母が入院して、おかゆが食べたくなったらしいのだけど、病院では水分が多いから出せないと言われてしまい、こっそり娘の私が作って持って行きました。

最近は保温のお弁当箱がよく出来ていて、スープなんかが持って行ける小さいジャーを買って入れて持っていきました。

そして、付属のスプーンは百均の携帯用を買ったのだけど、やはり某メーカーのお弁当箱のをちょっと高いけど、あとから買いました。

使っていてなぜか百円のほうが食べやすいので、メーカー先を見たら日本の老舗のメーカーが日本で作っているものでした。

高いからいいというイメージは元々ないけど、長年の培った日本の技をあらためて思い知ったのです。

そういう創意工夫っていうのは、とても好きです。

むしろお金持ちでない庶民の中から出る知恵とか技ってとても好きです。

まるぞうさんの家族愛もとても好きです。

今日もよい一日を
 
 
 
日本の富 (Unknown)
2017-12-09 09:38:44
お孫さんへの思いやり、お孫さんからの思いやり。思いやり喜びに満ちた努力は千金の価値を実らせて、お二人に与えられたのですね。
日本の正しい富も、そのためのものなのかもしれないですね。
ありがとうございます。
 
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