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黄泉の天秤。後編。



なぜトランプ氏は暴言の態度を繰り返すのか

 暴言王として有名なトランプ大統領でありますが、実際のプライベートの彼自身は正反対の性格であるように思います。そして彼が周囲に喧嘩を売るような挑発発言を繰り返すのは、彼の計算によるものであると思います。

 彼はその挑発駆け引きによってこれまで多くのビジネス交渉を成功させて来たということが一番大きいでしょう。しかし私には、彼は暴言挑発によって、世の中の「善行と悪行の精算」を促進しているように思えるのです。彼が意識しているかしていないかはわかりませんが。



人は暴言を浴びせられると本性が出る

 まず第一に、人は暴言を浴びせられると本性が出るのです。冷静に対応できる人もいれば、売り言葉に買い言葉で攻撃をやり返す人もいるでしょう。

 たとえば彼の暴言は日本にも向けられておりました。日米安保の負担をもっとするべきだとか、日本はアメリカ車の輸入に関税をかけて不公正な商売をしているなど。
 しかし日本政府は冷静に、トランプ氏の誤解を解くという態度で、誠意ある対応をしました。その結果、トランプ氏は現在日本政府とかつてないほどの蜜月関係であります。

 しかしどちらかというと日本は例外であり、アメリカ国内国外多くの人たちは彼の挑発にのって、彼と敵対関係になっております。このようにトランプ氏はわざと周囲を過激に挑発し、誰が敵になるのか、誰が味方になるのかの篩(ふるい)にかけているように思えます。

 まるで過激な暴言挑発においても、冷静に誠意を持てている相手かどうか。それを試しているかのようです。

 善行貯金が多い人は他人の暴言に対してもすぐにはかっとせず、冷静に誠実に振る舞おうとするでしょうし、逆に悪行貯金が勝っている人は、他人の暴言に対して、売り言葉に買い言葉という敵対反応を見せる傾向があるかもしれませんね。
 彼は計算して暴言挑発を行うことで、人の心を揺さぶり、人々の心の本音を露わに(あらわに)させようとしているように思えるのです。



人々の心に隠された本音と不満を露わにする

 第二に彼の発言は、人々の心の奥底の不満を代弁しているということです。
 たとえば、移民が大量に入ってくることで仕事が奪われた。移民が大量に入ってくることで治安が悪くなった。大企業が海外に生産拠点を移すことで仕事が奪われた。アメリカは世界に軍隊を覇権して平和を守っているのにちっとも感謝されていない。マスコミは自分たちの都合の良いことばかり報道して真実を伝えない。などなど。

 トランプ氏は、人々が不満に思っているけれど口にするのははばかられる。という内容を的確に嗅ぎ取る才能があるように思われます。そして人々が心の奥底に秘めた「不満」を過激な発言で代弁するのです。

 当然それらの不満は社会的には非難されることが多いのでありますが、しかし実は多くの人々が陰で共感するものばかりなのでありました。

 トランプ氏は人々が心の底に隠したかった不満を、わざと表に出してそれを日の当たる場所に晒しています。
 これはトランプ氏が思っている不満なんかではなく、アメリカ国民の大部分が心の底に持ち、しかし口にすることのできない不満でありました。
 もしアメリカ国民がそのような不満を持っていなければ、トランプ氏は公約で主張したりはしなかったことでしょう。彼は人々の口に出せない心の奥底の不満を表に出すことで、やはり人々の善と悪の精算を促進する風潮を創り出しているように思います。
 トランプ氏本人がどこまで意図的かはわかりませんが。

 それらの不満が露わになることで、今まで抑えられていた振り子が勢いを付けて振れ始めます。そのことは社会を不安定に導くことになるでしょう。国が二つ割れ、治安も悪化することになるでしょう。
 しかしトランプ氏はそのように社会を誘導しているように思えるのです。それぞれ個人の善と悪の貯金、それぞれの社会の善と悪の貯金を精算させるように、わざと社会を揺さぶっているように思えるのです。
 トランプ氏本人がどこまで意図的かはわかりませんが。



聖都エルサレム。黄泉の天秤

 第三はイスラエルとトランプ氏の関係です。現時点ではやはりきな臭さを感じます。
 かつてユダ王国の首都であったエルサレムはバビロニアによって占領され神殿は破壊されてしまいました。それ以来多くのユダヤ教徒の悲願が、エルサレムの神殿の復活でありました。

 現在のエルサレムは、半分はイスラエルが占領し半分はパレスチナの領土であります。しかしイスラエルは力づくでこのエルサレムを占拠しようとしております。
トランプ氏はこのイスラエル右派の動きに賛同しネタニヤフ首相を喜ばせております。

 しかし私には今のイスラエルがかつてのバビロニア。今のパレスチナがかつてのユダ王国に思えるのです。
 今私達がユダヤと思っている白人の国は本当のユダヤではない。もしこれまでのユダヤの預言者たちの言葉通り、ユダヤが復活するのであれば、それは今私達がユダヤと認識していない場所で起きることであるかもしれません。現在、巧妙に入れ替わっている善と悪が露わに(あらわに)なる必要があります。なんてね。妄想です。すみません。

 今トランプ氏がネタニヤフ氏やイスラエル右派を後押しするように見えるのは、善と悪のガラガラポンを促進しているように思えるのです。恐ろしい話ですが。

 ここで老子先生の言葉を思い出します。
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第36章
将(まさ)にこれを歙(ちぢ)めんと欲すれば、必ず固(しばら)くこれを張れ。
将にこれを弱めんと欲すれば、必ず固くこれを強くせよ。
将にこれを廃(はい)せんと欲すれば、必ず固くこれを興せ。
将にこれを奪わんと欲すれば、必ず固くこれに与えよ。
これを微明(びめい)と謂(い)う。柔弱(じゅうじゃく)は剛強(ごうきょう)に勝つ。
魚は淵(ふち)より脱すべからず。国の利器(りき)は、以(も)って人に示すべからず。
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 先生曰く、強いものはより強くさせることで自滅の道を早めさせることができる。この真実は真逆という視点は、実にユダヤ的なのでありますが、自称ユダヤの国はまさにこの罠で自滅する因子を蓄積しています。イスラエル右派の人達は本当のユダヤの知恵は知らないのでありましょうか。
 そしてトランプ氏はイスラエルの強硬策を支援することにより、結果的にイスラエルの自滅を早めているように思えるのです。トランプ氏本人は自覚してはいないかもしれませんが。


 もしイスラエルが善行蓄積の国であれば、彼らの望みどおりエルサレムに神殿が復活が許され約束のこの土地に1000年王国が復活することでありましょう。しかしイスラエルが悪行の国であれば、恐ろしい破滅の扉を開くことになりますよ。だって「黄泉の天秤」は開かれたのですから。とトランプ氏の深層はネタニヤフ氏に語りかけているように思えるのです。



 そしてアメリカはイスラエルと道連れになるのかどうか、それはアメリカ国民とアメリカ社会の善行と悪行の精算によります。なぜならもう天秤は開かれたのですから。



 ありがとうございます。





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コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
どこまで意識的にやってるんでしょうね (Unknown)
2017-02-24 13:01:26
イスラエルがバビロニアなら、現代のダニエルさんによって破滅へと導かれようとしているのは分かります。トラさんが地獄の業火に焼かれても構わないと覚悟してるのかどうかが気になるんですけれど。となると、古代のバビロニアを滅ぼしたペルシャ帝国にあたるのはどんなことなんでしょうね。 あめりかさんには、現代のバビロニアの道連れにならないよう、何とか生き残って欲しいと思ってしまいます。ここでも老子先生の教えが出てきたことは、とても嬉しくなります。
 
 
 
Unknown (最初はみみ)
2017-02-24 13:14:58
まるぞうさん、毎日お仕事お疲れ様でございます。
天秤が開かれたのは、アメリカやイスラエルだけでなく、自分の身近な世界でもでしょうか。
今月2月は仕事環境で目に見えない、大きな壁のような存在を感じていました。精算なのか。産みの苦しみとなれたのか。根本的な所に意識を向けさせられました。根気大会のごとく。瞬間で自分の心が自分に囁きます。人の為が優先。人を育てること優先。自分の否には素直に。確かに、精算のような、篩のような、上手くいかない現象で何を判断し行動するのか。自分に視られていたような感じです。色んな事がリアルです。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-02-24 13:22:17
blog記事更新有難うございます。
IN ○eepさんの2/20の記事に「FBIがアメリカの『影の政府』の存在を発表し、そしてその影の政府のメンバー達が政権から追放される...」という記事を見ました。トランプ大統領にたいしてマスコミが攻撃しているのは、こういった追放されたメンバーが裏でマスコミにさせているのかもしれないですね。とくにCNNのスポンサーには中共関係者がいると言われています。
まるぞうさんの今日の記事のような時代なんでしょうね。私たちもこういった情報を得る機会が増えて、自身がしっかりと精査しないとただ振り回されるだけですから、まるぞうさんのblogは貴重だと思ってます。
 
 
 
Unknown (Jおばさん)
2017-02-24 17:53:32
毎日 どきどきしながら読ませて頂いております。

頭が悪い私には すべて理解することは難しいことですが まるぞうさんのブログでずいぶん勇気を貰いました。
勇気という言葉も幼稚なのですが 今の私は実際生きてるのか死んでるのかわからないような感覚にまさに毎日振り子状態です。
アメリカだけでなく世界中にはびこる悪玉が最終段階に突入しているのかと感じます。
それは私のまわりでも起きています。
なにが幸せなのか価値観は違いますが 肉体を離れてあちらに逝くまでは誠実に生きていくということだけです。
今この時もたくさんの人の悪も善もごちゃ混ぜになりながら目にみえないところを往き来しているのでしょうね。
ありがとうございました。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-02-24 18:36:06
こんばんは。そもそも椅子を得る国の建国に必須だった正統派のユダヤの方達は数年前の男性の国民全員が徴兵の対象になった時に教えに反するとしてパレスチナ自治区に移動してるんですよね(その時までは彼らは免除されていた)。そして去年の選挙により椅子を得る国トップは一番極端に右シオニストの政党と連立政権を組んだ。なので本当のユダ国は自治区なのではというまるぞうさんのお考えが腑に落ちます。自分もなんとなく金鶏にやってきて一緒になるのはのは土地を奪われた彼らの方がしっくりきます。今は(労働)移民と難民を一緒くたにしてシリア難民の留学生も反対する方が多いようなのがちょっと残念です。個人的にはシリア難民の留学生受け入れは弱い女性子供難民の命を護る良い人道支援だと思っているのですけども。。この件も来るべき時への布石のような気さえする時があるのです。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-02-24 20:56:29
黄泉の天秤とは、怖いですね。読んでて恐ろしくなりました。自分自身、どうしたらいいのか。あの世にいくまでに善行を積めるのか。そう思いながら変わらない毎日です。ありがとうございます。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2017-02-25 11:15:50
今のゴタゴタも「選別」の一環何でしょうか、コワイわ~
 
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