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TPP考。


 TPPとは経済の仕組みのように理解されておりますが、本質は安全保障の仕組みです。戦争になった時に強い武器があれば勝つというのは素人の考えであって、何より国家間紛争で負けないためには経済力が必要となります。
 先の大戦で日本が国力10倍のアメリカとの戦争に向かったのは、この日本を守る経済同盟を作るのに失敗したからだとも言えます。


 もちろん現在の日本は、当時のように周辺アジアに日本の軍事的支配地域を拡張して行こうという人は事実上一人もいないことと思います。それでも安全保障のための経済同盟がなぜ必要かというと、日本が外国からの侵攻を受けないための保険の意味からです。ここでいう外国とは言うまでもなく中国です。


 中国共産党は太平洋の西半分を自分の領土にするという明確な目的を持って、その計画に沿って軍事行動を進めております。南沙諸島も東シナ海の問題も同じ計画によって進められているものです。
 当然中国が軍事的に日本の海洋領域に侵攻をしてくると、日本の国民は大きな被害を受ける事となります。最悪の場合は日本という文明がチベットのように消されてしまうことさえあり得ます。(日本解放第二期工作要綱) 従って、そのような事態が発生しないように、いろいろな手段を講じて、そのような日本への侵攻が発生しないように、保険を掛けておくことが必要なのです。


 その保険とは軍事的には日米安保の集団的自衛権と言えます。ご存知のことも多いと思いますが日本は国連(United Nations 連合国)では敵国条項に指定されたままです。もしアメリカに万が一にも「日本あげるよ」と意思表示されてしまうと、常任理事国である中国に簡単に侵攻を許してしまうこととなります。戦後GHQによって日本は国家体制的にも精神的にも骨抜きにされるようにされていますので。
 従って現在の国際情勢では、日本を守る数少ない手段は、アメリカに守ってもらう絆を強くするしかありません。その絆とは何か。それは「お金」であります。もちろん文化的にアメリカと友好関係を保つ事は大事です。しかしアメリカに守ってもらうのに一番重要なことは「お金」であります。アメリカは契約社会でありますから、日本などよりずっとドライであります。日本は国家間の付き合いを損得抜きで行うこともありますが、アメリカはずっとドライです。


 アメリカを事実上支配しているのは国際金融資本グループです。先の大戦で日本がアメリカと戦争をせざるを得なかった一番大きな理由は、彼らを敵に回したからです。当時の日本の政治家や軍部の多くは彼らの恐ろしさを知らなかったと思います。彼らは陰に隠れて行動することが多いので、現代でも日本人の多くはその事に気づいていないことでしょう。第2次大戦で日本が引き込まれた理由も、日露戦争後の日本政府が国際金融資本の影響力をあなどったからであろうと私は考えています。(南満州鉄道権益とアメリカのユダヤ系鉄道王ハリマンと共同契約の仮契約の反故)


 さて、現在の安倍政権は世界の構図のことを良く知っていると思われます。日本にとって幸運なことです。お金で平和が買えるなら安いことであることも知っておられるようです。


 ただアメリカ内の国際金融資本グループが二つに分かれているようです。それがクリントン氏とトランプ氏が拮抗している理由です。場合によってはTPPで平和を買うという保険の枠組みがチャラになってしまう可能性もあるようです。


 さて韓国と中国がTPPに参加するという噂もあるようですが、これはまずないでしょう。特に韓国は自国の経済を助けてもらいたい。という乞食根性の意図で参加を希望しているように思います。しかしTPPはお金を払って自国の安全保障に保険を掛けるというセコム互助会でありますから、韓国の国民の中で、一体どれほどの人たちが、自分たちが損してもアメリカとの軍事同盟を強固にしたいと思っている疑問です。特に指導者となるべき政治家に。
 彼らはTHAADの設置にすら反対する人たちでありますから、お金を払ってまでTPPに参加することはとても難しいことでしょう。また国際金融資本もハゲタカとして韓国から吸い上げるだけ吸い上げ終わり、もう撤退し始めておりますから、韓国が参加することを後押しする勢力もいないことでしょう。


 さてもし次期アメリカ大統領の政権がやはりTPPの参加を容認することとなると、日本は国際金融資本に保険料を支払いながらも、それでも結果的に貿易のメリットを出せることとなると思います。
 日本のこれからは、裏目裏目の逆でオモテ目オモテ目に廻っていく可能性が高いのでは?と思います。なぜなら「経済の本質とは人が喜ぶものを創りだす母性」であるからです。保険料を払っても、それを上回る生み出す母性の潜在力が日本にはあります。






 ありがとうございます。





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コメント ( 13 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2016-11-05 13:15:14
なぜ敵国条項から日本を削除できないのでしょうか? 日本が世界の敵国のままの方が世界に旨味があるからですか? この懸案事項が無いだけでも隣国が羨ましいです。
 
 
 
ありがとうございます (たまちゃん)
2016-11-05 13:24:28
非常に分かり易くて、お花畑に説明しやすいです。
「まるぞう備忘録」で拡散させて頂きます。
 
 
 
どう思われますか (Unknown)
2016-11-05 13:59:02
国会議員、与野党含めてTPPは防衛問題だとの認識は無いのでしょうか。分かっている人は与党の一部だけでしょうか。それとも野党も分かっていて色々議論を戦わせているのぢょうか。まるぞうさんはどのような理解をおもちでしょうか。
 
 
 
ユダヤ (扶桑人)
2016-11-05 14:06:17
私の父親(現在90歳)が学生時代(高等小学校)に戦争を引き起こすのはユダヤ人だと学んだと言う話を何度も聞いております。父親もそれ以上、具体的な事は学んでいないのか忘れているのか分かりませんが、それだけですが。
一応参考の為に。
 
 
 
どう思われますかさんへ。 (まる(=・3・=)ぞう)
2016-11-05 14:13:39
そもそもTPPへの参加を表明したのは民主党野田政権の時です。民進党も幹部はTPPの本質は当然知っていることでしょう。知っての上での反対のパフォーマンスです。

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野田首相、TPP交渉参加の方針表明
2011年11月11日23時11分

 野田佳彦首相は11日、首相官邸で記者会見し、環太平洋経済連携協定(TPP)について「TPP交渉参加に向けて関係国との協議に入る」と述べ、参加国との事前協議から始まる交渉プロセスに参加する方針を表明した。
(略)
http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201111110508.html
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敵国条項がはずれない理由。 (まる(=・3・=)ぞう)
2016-11-05 14:25:16
中国の立場を想像すれば答は簡単です。せっかく自国が有利なカードなのに、なぜ見返りもなくそれをやすやすと明け渡さなければならないのか。日本の敵国条項をはずす理由は中国には一つもありません。中国はアメリカより更にドライです。そういう国家相手に、私達は自分の国家を守らなくてはなりません。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2016-11-05 15:55:51
blog更新有り難うございます!
民進党は相変わらずのパフォーマンスで、こんな事やるより党内に爆弾(R4氏の件)処理もせずウヤムヤにして政治活動している厚顔振りがより民進党にたいして不信感をもたれる結果になると思いますけど、わかっているんでしょうかね。
TPPはできれば日本主導で動いてもらいたいと思います。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2016-11-05 17:29:09
日本のあまりの反米寄りの報道に、日米安保解消のデモが米国で起きないか心配になります。米国首脳も自国民の民意には従わざるを得ないでしょう。
 
 
 
どっちになっても (真実一路)
2016-11-05 17:48:50
TPPの行方がどっちになっても良いよう、日本らしい…キメ細ヤカ付加価値力 と 更なる技術革新力 を全てにおいてアップしておく事が必要でしょうか。

投資・金融ジャンルは、タカられるかもしれませんが、農業などは災害損失対策や後継者不足も兼ねて 建物内AI化栽培など技術革新のチャンスでもあり、、価格競争デフレスパイラルに これ以上落ちないで勝つには、それだけの付加価値力を付ければよいわけで。 日本のお得意芸本領発揮となるような。。。

ちょっと浮かんだ気になることは、不参加のどこぞの国が、参加国内で安く大量に仕入れ、よその圏外で言い値で売りさばく"他人のフンドシ"・ブローカー商売が横行するじゃ?という懸念。 と、"安かろう悪かろう"は怖いので原材料表示はキッチリ義務づけしてねの懸念。

まあ、普段から日本産びいきですから、どうなろうと日本を応援しまーす。関係者の方々には、"信頼"が基本の売りにしていただきたいです。
 
 
 
三方良し。 (ハルカ)
2016-11-05 18:03:57
商売の一方の一つである我々もしっかりしなければなりません。
楽しんで取り組めればいいんだけどね。
big waveは飲まれれば苦しいままですが、明瞭な知識知恵、行動のサーフボードを担いで波乗りできれば楽しそうです。

米国選挙はどちらが成るにせよ、周りの意見を聞けるかにかかっているかと思います。巷の政治もその通りですが。
僭主は孤独ですからね。
 
 
 
厳しいですね (Unknown)
2016-11-05 20:39:21
未来は白紙とは云いますが未来のユーラシア大陸の東側が、日本海に面する地域まで、国旗の色が大きく2回変わるとの驚きの記述のあるサイトがありましたね。人徳の有る人物が少ない国、恨みのカタマリの国は地域ですよね。
盗んだ仏像返してくれないのかな?
 
 
 
御礼 (バカボン)
2016-11-05 23:07:38
まるぞうさん、お忙しい中何時も有難うございます。
無知で勉強不足の私に解りやすく教えて下さって有難うございます。こんなに難しい意味があるとは知らず農家の人が反対しているから農業が駄目になるのかしらと思っていました。お身体ご自愛下さいましてお仕事頑張って下さい。
 
 
 
なるほど (かまたちゃん)
2016-11-06 10:10:52
まるぞうさん いつもお勉強させていただいております。

払い続けている保険料とは、伊弉冉が日に千人の人を殺す。というのに、伊弉諾がでは千五百人の人間を生まれさせる。と言ったお話を連想します。
必要悪はショバ代です。そんなものを凌駕する利益を生み続ければ良いのか~。ありがとうございました。
 
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