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借りてきた猫。


 数ある世界の多くの人が誤解していることの一つに、アメリカの大統領個人には強大な権限があるということです。
 しかしアメリカ大統領とは、大企業の人事部長ぐらいの権限しかないのではないでしょうか。本当の経営者に社員のリストラ実行を命じられて、直接社員にクビを言い渡す役割です。
 「どうして私がクビになるのです。こんなに頑張ってきたのに」と言われ、人事部長も内心(この人をクビにしたくないなあ)と思っても「あなたはクビです。うちの会社には不要な人材です」と言い渡さなければならない役目。それが人事部長(アメリカ大統領)の役割と権限です。


 かつて自分の意思でアメリカを統治しようとした大統領がいました。憲法でうたわれているように大統領の責任と権限のもと、アメリカ国民のための政治を実行しようとしました。しかしその大統領は、真の統治者グループから与えられ許された人事部長の権限の域を越えようとしたため、世界中が生中継で見ている場所で暗殺されました。


 この真の統治者グループからみて理想的だったのは元役者であったドナルド・レーガン氏であったろうと思います。彼は統治者の書いたとおりのシナリオ台本を本当に上手に読み演じましたから。


 ブッシュ息子氏も彼らから見て良い大統領でした。息子氏は自分の人生の意味や国民の本当の幸福などという小難しい問題は考えず、ただただ父親たちのグループから与えられたシナリオを台本どおり演じました。彼は人事部長として立派に言われたとおりのリストラを実行しました。それは中東の国を一つ潰すシナリオを実行するというリストラでした。


 次に大統領になったオバマ氏は何とか人事部長の役割の中で精一杯、自分の理想に従ってアメリカを良くしようと奮闘しました。しかし結局8年間ほとんど自分が目指した成果は上げられませんでした。それほど人事部長の権限とは限られたものだったのです。





 さて、今回、トランプ氏ははからずもアメリカという国の大統領になってしまったため、一国一城の主である不動産王から、彼らの人事部長に「降格」してしまいました。もはやトランプ氏は自分の意思と関係なく、与えられたシナリオ台本を読むことしか許されません。そして自国民や他国に「リストラ」を言い渡す厳しい役割しか。


 何度も自分の会社を倒産させては復活させてきたトランプ氏はギャンブラーとしての嗅覚と才能は人一倍あったことでしょう。彼は大統領選というゲームの中で、天性のギャンブラーの本能が命じるまま、その嗅覚と才能を存分に奮ったのでありました。
 その中で、彼は真の統治者グループと契約することで、この選挙戦に勝てる。という大統領選挙の本質を見抜き、そして実行したことでしょう。
 きっと彼は決して大統領そのものをやりたかった訳ではありませんでした。大統領選挙というゲームに勝ちたかったのでした。そして彼は見事それを成し遂げました。しかしそのゲームの勝者に与えられるのは、想像もしない厳しい役割でした。トランプ氏は、アメリカの大統領とはハリウッド映画にあるようにもっと自由な権限があったと思っていたことでしょう。


 経営であれば失敗しても会社を倒産させれば良いです。失敗してもまたゼロから始めればいいのです。そういうルールの勝負の中でトランプ氏は最も強みを発揮してきました。大統領選挙というゲームもそもそもそういう勝負として彼は捉えていましたから。
 しかし真の統治者グループの「人事部長」という役割は倒産失敗することは許されません。彼らの書いた台本シナリオを演じる以外のことは許されません。





 今後のトランプ氏の政権について、彼の選挙活動中の発言を元に、これからああなるこうなると推論している人たち専門家たちが多いですが、それは無意味であることでしょう。選挙中に述べたトランプ氏の発言は全て白紙に戻りましたから。彼の魅力であった暴言はすべてゼロにリセットされ、そして封じられましたから。
 これからのトランプ政権を占うには、共和党幹部がどう考えているか、そして彼らの背後にいる真の統治者グループがどう考えているか。を推測するべきでしょう。
 トランプ氏はもう自分の意思で勝手に発言してはいけないことを、ここ数日で見事に「教育」されたように思われます。






大統領選挙ゲーム中は最もトランプ氏が輝いていた時でした。あの時の彼はもういません。






ホワイトハウス大統領執務室でのトランプ氏
かつて彼が「大統領不適切」と非難したオバマ氏と。






連邦議会議事堂でのトランプ氏
かつて彼が「弱く無能」と非難したライアン下院議長と。





 ありがとうございます。
※スーパームーンの影響が始まっています。また太陽の静止軌道衛星上の電子束が乱れています。




下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら

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コメント ( 13 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
又々同感です。 (kikehi)
2016-11-12 12:15:17
まるぞうさん
ヒラリーさんの記事に対し、トランプさんですね。
当確後のトランプさん果たして同一人物なのかという感じの印象でした。
重責にはしゃがずに、身構えていると、好意的に解釈してました。
理想と現実という狭間のなかで、どのような初志貫徹とバランスを取った舵取りをされるのか注目ですね。日本とは、よい関係を選択してほしいですね。
 
 
 
覇気のない、 (ハルカ)
2016-11-12 12:24:43
鳥越某が話していないときに、魂の抜けた様な顔をしていましたがそんな感じです。

わが国の議員内閣制は米国大統領制と比べると、内閣総理大臣の権限は広いですね。明治憲法ではただ内閣の内の輩でした。

副大統領のカンペを今頃暗誦してる最中かもしれませんね。TPPは米国が抜けてもやるぞ、との記事も目にしました。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2016-11-12 12:55:38
まさにその通りに大人しくなってしまいましたね。途中で倒れてしまうかもしれませんね...
仕事がきつかったせいもあるけど眠い。スーパームーン無難に過ぎ去るように注視ですね。
 
 
 
Unknown (ケイシ)
2016-11-12 13:51:08
人事部長のトランプか。なんか面白くなさそうですね。 それに比べてデュテルテ大統領は生き生きとしています。 トランプもフィリピンの大統領なら本領発揮できたでしょうに。 けれど、北朝鮮政策に関しては背後も本気らしいです。トランプと金正恩を会わせてアメリカの要求を呑まないようなら、イスラエルがイランの核開発拠点を空爆したように、北朝鮮を空爆するとの見方が大半です。本家も 2017年は大峠と言われているし、激動の年になるかもしれませんね。
 
 
 
Unknown (なんとなく、なんとなく)
2016-11-12 14:05:29
なんか分かります。テレビで、ブッシュ大統領が演説しているのを見た時に、画面から「この原稿読んだら、早く家に帰って寝たい」というブッシュ大統領の気持ちが伝わって来た時がありました。
ヒラリーさんも落選して、ほっとしているのでは、ないでしょうか、体力的に自信がなさそうでした。。

 
 
 
奥の院との契約 (真実一路)
2016-11-12 15:04:11
トランプ氏へのデモは、旧マフィア勢力による"バイト募集"らしい事と、財務人事候補にJPモルガンが上がっているのは…早くも!脅し…デスカネ。それとも旧勢力を逆利用の意味か?

これらの動きと トランプ氏による"奥の院との契約"方向が 果たしてどう化学反応するのでしょう。
一方で、ロシア、イスラエル、トルコは、トルコ・ガス・ハブ計画で連携しつつあり、中東覇権は既にロシアにアドバンテージが来てる事からも、 露寄りの新興ユダヤを 奥の院はgo!した事になります。

やはりここは、お餅殿のマネージメント力により、旧勢力と新興勢力を 両者不満なく流通させると同時に 軍事的支配を止めさせ、更に同時に、中の軍事拡大がやり難い空気を作り上げる"一石三鳥"を目指して頂きたい。
 
 
 
スーパームーン (Unknown)
2016-11-12 15:20:07
前回での1948年のスーパームーンのあった年にはフイリピンでM8くらいのが3回きていた様です。
 
 
 
Unknown (まみい)
2016-11-12 15:30:33
ものすごく納得の文章ありがとうございました。

とてもスッキリしました。どのテレビよりも分かりやすく解説していただきました。


昨日、安倍さんはインドと原子力協定を結びましたね。「核」と聞いて拒絶反応を示す人もいるようですが、良い方向へ向かえばいいなあと思います。

やはり原子力関連の株も上がりますかねぇ?
明日のニュースが見ものです。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2016-11-12 17:54:37
これから世界では餅さんの存在が重要になってくると思います。それとほとんど2メートルに近い巨人を倒す錦織選手も凄いです。日本も同じで巨人を倒す永遠のチャレンジャーという立ち位置を継続していくほうがお得なようです。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2016-11-12 17:55:45
さっきまで河添○子氏の動画を見ていたんですが、クリントン大統領の時からヒラリー氏と共に中共江沢民派とズブズブの関係なんだとか。クリントン大統領補佐官に中国系米国人を採用していた事もあったそうで、この補佐官は後に逮捕されたそうですが、なんと正体は人民解放軍の将校だそうです。中国が帰化人や資金を使って政治介入する手法は日本と似ていて、中国人がいるとこはどの国でもこうして工作活動しているんだと憤りを感じましたし、米国民主党が対中国に甘いのはこういうことかと納得しました。
トランプ大統領がどう出るのかわかりませんが、何となく安倍ちゃんに"追い風"になってくれるとありがたいですね。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2016-11-12 19:51:59
河添○子氏の動画>その動画私もみました。

他の保守ジャーナリストもヒラリーと中国のズブズブな関係のことを言ってました
トランプはこれにメスをいれようとしてますがね
でもアメリカはまるぞうさんの言ってるように全てを牛耳ってるグループがあり操り人形にならざる負えないでしょうね
そしてオバマも親日のように報道されてましたが実際は親中派です
オバマの奥様は中共と親しく個人的な付き合いが深く中国に専用の部屋まであり娘も引き連れ中国に何度も私的豪遊してます(これはアメリカでも問題視されてました)
オバマの弟も中国人女性と結婚し中国べったりチャイナマネーで汚染されたファミリーです(この話も割と有名です)
そしてリビアのカダフィ暗殺や攻撃もヒラリーの指示です
日本では「ヒラリーの私的メール問題」としか報道されておらず中身は明かされてませんが
そのメールに証拠が見つかっているのです。
ISI○(イスラム国)を作ったのは何を隠そうヒラリーとオバマだったのですから

調べてみたらこれは本当のことだとわかると思います
そしてそのグル―プが日本をどうしたいのかは鍵でしょうが世界的に混乱していってますから今後も増々厳しくなると思います
長文になってしまいすみません
 
 
 
どちらも私達の同盟国なんだよねw (うさぎのロン)
2016-11-12 21:36:14
米国のトランプ新大統領に対する抗議デモは、まだ続いている様ですが、米国の人たちには、早く理性的になって欲しいなあと思っています。そんな中で、ヒラリー女史には新聞コラムの1つでも書いて鎮静化を図るくらいの良心があっても良いのにと思っていたら、ウィキリークスに資産をスイス銀行に移す準備と書かれていて、ホンマかいな~と…。
 トランプさんも、公約の軌道修正を余り行うと今度は支持派から攻撃を受けないかと。気が付けばどちらからも攻撃されるなんてはシャレになりません。トランプさんの右腕と言われる長女のイヴァンカさんの駐日大使の話があり得るかもと思えて来ました。日本に置いておく事の方が安全かも知れません。
 それにしても、韓国のデモはもう言葉が出ません。好きにして下さいとみんな、冷やかに見ていますよね。
 
 
 
トランプ考 (真実一路)
2016-11-12 22:19:52

米は、民主党=親中、共和党=親日……の傾向があり、、、トランプ氏は、何とその両党を何年かおきに出たり入ったりを繰返しており、又、改革党に入った経歴がある事からして、、たぶん色々な裏情報にも通じている可能性大です。

有能ビジネスマンとは言え、政治経験の乏しいと言われるトランプ氏が、奥の院との契約を取りつけた事は、、相当な"何か"を持ち合わせているからでしょう。

 
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