まるぞう備忘録

無題のドキュメント

景気考。その4。魂の貯金。魂の借金。

2016-09-27 10:23:57 | まるぞう経営学

 経済や景気のことについて、考えるとき、必ず最後に行き着くのは、お金の本質とは何だろうか。人が生きていくことの本質とは何だろうか。という命題です。この本質への問いかけを忘れてしまうと、経済の話は単に「奪う」「奪われる」という損得勘定の話にそれてしまうからです。


 私達のような慎ましやかな庶民であっても、逆にエリート中のエリートの財務省官僚であっても日銀のトップであっても、権力を持った政治家でも、そして、ユダヤ系国際資本財閥の幹部であっても、皆同じです。何も変わることはありません。
 どんな大金があっても、死ぬ時にあの世に持ち越すことは誰もできません。
 あの世に持っていけるとしたら、それは、
①人に与えて喜んでもらった行為
②自分の良心に忠実だった行為
だけではないでしょうか。


 たとえどんな大金を稼いだとしても、多くの人から「奪われた〜」「騙された〜」という念と共に集めたお金は、それが大金であればあるほど、大いなる借金になってしまっているのではないでしょうか。魂の借金であります。





 もう一つ、考え着きますことは、どんな人生でも、誰でも、必ず足りないように出来ているということです。そしてこれこそが人生の真実なのでありました。
 そして、どの分野にどれだけ足りないか。というのは恐らく私達が生まれて来る時に自分で決めて来たことかもしれません。


 恐らく、足りないながらも生き切った時に、その生き切った足りない部分が魂の貯金となるのではないかと思います。
 たとえば、人生の過不足ない状態を100とします。しかし自分は生まれて来るときに、90しか与えられない人生を選んだとします。10不足する人生です。そしてその足りない部分というのが、自分の魂の試練となります。その試練の中で、
①人に与えて喜んでもらった行為
②自分の良心に忠実だった行為
を全うすることができると、今回の人生の魂の貯金は10となります。


 しかし中にはチャレンジャーの魂もいて、足りない試練を倍の20を選ぶか人もいるかもしれません。いろいろなモノが足りない人生です。お金かもしれませんし、健康かもしれませんし、家族関係かもしれません。それでもその自ら課した試練において、①と②をやりきって、そして20の貯金にチャレンジします。


 ひょっとしてもっと厳しい厳しいチャンレンジを自分に課している方もいらっしゃるかもしれません。50の貯金や80の貯金にトライされているかもしれません。そういう方々は、さぞかし厳しい人生であろうかと思います。





 さて、景気や経済の話になると、面白いことに、多くの人は「奪う」「奪われる」の視点になってしまいます。本来自分の人生の目的である「与える」という視点と180°逆の思考になるということです。
 本当は自分の魂は、この人生の中で、
①人に与えて喜んでもらった行為
②自分の良心に忠実だった行為
を試したかったはずだったのに、そんな事はキレイサッパリ忘れてしまうかの如くです。





 話は少し変わりますが、良く経済の専門家が言う言葉があります。「国の借金」です。何でも国民一人当たり800万円という借金があるそうです。この国には。


 これはもう本当に大嘘です。「二酸化炭素が地球の温暖化の原因だ。」ぐらいの大嘘です。
 一体誰が何のために「日本の国の借金は国民一人あたり800万円ほどに膨らんでいる」なんていう大嘘をマスコミに流しているのでしょう。
 日本の財政に関していえば、国の借金と言われているものは、ほぼ国民の資産であります。という解説をもう一度お話したいと思います。その時に忘れては行けないのは、自分たちがこの人生を終えて持っていけるものは、お金ではなく、①と②の行為という魂の貯金だけであるということです。



つづく



 ありがとうございます。
※本日は中潮で新月週間ですね。



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