goo

無名の勲章。


 NHKプロフェッショナル仕事の流儀で、ある落語家さんが取り上げられておりました。年間900席の高座を持ってると言います。とにかく数をこなすことを自分に課しているということです。

 そんなに数をこなすのであれば、場馴れしているのかと思いきや、自分の話し一つだけでお客さんに対峙しなければならないのは「怖い」と言います。

 多くの人は落語家さんではありませんが、毎日の仕事のノルマに追われ、厳しい人間関係や責任を「怖い」と思う点は、この落語家さんと同じであると思いました。



 自分が生活している真っ只中であれば、こんな忙しい生活嫌だ、こんなノルマ厳しい生活嫌だ、こんな人間関係が厳しい生活は嫌だ、健康問題を抱えている生活や嫌だ。そんなプレッシャーや悩みがない生活の身分になりたい!!そのように願うのでありますが、テレビ番組を通して客観的に人を観ることができれば、それは違うことに気づきます。

 厳しいノルマやプレッシャーがあるからこそ、人は自分が生まれてきた意味に近づくことができる。ということなのであります。
 そんなように、この番組に出てくるさまざまなプロフェッショナル(=職人)は私に教えてくれるようです。



 今回の職人さんは落語家さんであり、多くの人が知る有名人でありますが、この番組の真骨頂は実は一般には有名ではないその道のプロ(職人)の人の生き様であります。

 この落語家さんのように職種によってはやむを得ないかもしれませんが、本当の職人とは無名であるからこそ極められるのである。私はそのように思います。

 職人とは自分自身との探求の道であり、同時代に生きている人から認められているかどうかは、関係がないからであります。



 自分自身だけの探求の道とは、過去と未来と現在が同時にここにある心境ということであり、誤魔化すことのできない自分自身との対峙という道であります。きっとね。
 それは生まれる前に自分が自分自身に課したもの。備忘メモ。



 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )

カミツキガメの駆除。


 読者の方から教えて頂きましたが、天之日津久神社の神様の港がある印旛沼では外来種のカミツキガメの大規模駆除が始まったようですね。

==========
印旛沼周辺のカミツキガメ根絶へ、捕獲戦略策定
 千葉県は、印旛沼周辺で増殖している特定外来生物「カミツキガメ」の根絶に向けた基本戦略を策定した。

 今後3年間を「戦略集中実施期」と位置づけ、毎年度2500匹以上を捕獲する目標を設定。今年度は様々な方法を駆使し、目標数を捕らえる方針だ。

 カミツキガメは北米から南米の原産で、日本の生態系に悪影響を及ぼす恐れがあるとして、輸入や飼育が原則的に禁止される特定外来生物に指定されている。印旛沼周辺に約1万6000匹が生息していると推定され、県などは昨年度1460匹を捕獲したが、根絶にはほど遠い状況だ。

 このため県は、今年度から2019年度までの3年間、それぞれ2500匹以上、うち雌1250匹以上のカミツキガメを捕獲することを目標とする戦略を策定した。「増加を食い止めるために必要な数」(県生物多様性センター)という。

http://www.yomiuri.co.jp/eco/20170424-OYT1T50174.html
==========

 天之日津久神社の神域内地中には大きなゴミがたくさん廃棄されておりましたが、地元民を始め多くの方の働きかけでそのゴミがショベルカーで大々的に掘り起こされたということを以前聞いたことがあります。

 一説にはこの天之日津久神社は日本の雛形であるとも言われているそうです。この大々的なゴミの掘り起こしのあたりから、日本も明るくなり始めて来たように思います。このあと、安倍首相がアメリカに招かれ日本の首相としては始めてアメリカ上下院議会で演説をし、そして安保法制が通過した年でありました。日本にとって大きな転機の年と言えます。



 さて今回印旛沼の外来種駆除の計画もまた、これからの日本の行く末に非常に連動しているのでしょうか。

 神様の沼に潜んでいる、外来種。カミツキガメ。凶暴で噛みつきたがる危険なカメ。神様の神亀とは似ているけれども全然異なる外来種。1960年あたりからペットとして輸入され、飼い主が捨てたものが日本に繁殖。。。

 勘の良い方であれば、この外来種のカミツキガメが、今の日本社会の中で何を表しているのか、ピンと来るであるかもしれません。


 これからの3年間の間(2017〜2010年)向けて、印旛沼に潜んでいるという1万6千匹のカミツキガメを千葉市が徹底駆除をすることになったとは、とても象徴的であり、非常に良いニュースであるように思います。



 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。
コメント ( 13 ) | Trackback ( 0 )

春の散歩道。補足。


 先日、天之日津久神社にお参りをさせて頂くことが出来ました。前回までの2回は車でのお参りでありましたが、今回は電車で行くことになりました。ネットで調べると、最寄り駅からは通常はタクシーを使う人が多いようです。バスは2時間に1本という人もおりました。

 ただ調べて見ると歩いても片道30〜40分ということでした。都内で営業をやっている身からすると、30〜40分歩くのは普通でありますので、今回はいっちょ歩いてみるかと思い立ちました。

 昔の人はこれぐらいの距離はお隣さん間隔で歩いたのだろうと思います。神様の元にお参りするのは、行くまでの過程が重要であるそうです。であるならば、30〜40分かけて一歩一歩歩いて行く過程もまた一興であると思いました。


 最初に麻賀多神社にお参りした時は、まだ敷地内にゴミが大量に埋められたままの時代で、周囲を歩きましたが、やはり「寂れた(さびれた)」空気でありました。

 従って今回歩いて麻賀多神社に向かう過程も、あのような寂れた田舎道を30〜40分歩くのだろうな。と覚悟しておりました。



 しかしスマホの地図が案内してくれる道は、私が想像していたような寂れてた荒れ地の道ではありませんでした。何人かの読者の方がご指摘頂いたような、桃源郷とか里山という空間でありました。

 ただこの道も夏の炎天下や冬の木枯らしの中、梅雨や秋の長雨の季節は厳しいであろうと思います。丁度今は、この里山が命に溢れ始める一番良い季節の一つであったのだろうと思います。



 人気(ひとけ)のいない山の中の田んぼ。田に引かれた水に引き寄せられてたくさんの蛙がゲコゲコ鳴いています。そういうえば蛙とは霊的な生き物です。と昔何かで読んだことがあることを思い出しました。こんな春先なのに蛙がゲコゲコ鳴いているのを聞くのは、初めてのことでした。
 帰りも同じ道を歩きましたが、もうその時は蛙は鳴いていませんでした。あれはあの時の偶然の機会であったようです。

 そして本当に里山の景色。私がカメラを向けると、景色の方から「ほら、撮ってよ。撮ってよ。ここ、ここ」を私に話しかけてくれるようでした。そのような体験も私にとっては、珍しいことです。



 自転車に乗った小学生が釣り竿抱えて春の小川に降りて行きます。私が子供の頃、約40年前には市街地であっても自転車で少し走れば、このように自然の中で魚や虫が取れるところがいっぱいあった時代でありました。そしてこの場所はまだそんな昭和の風景が残っているのでありました。



 そして歩きながら驚いたのは、道端に咲いている野の花が多いことでした。本当にこれは今の季節だからなのでしょう。
 昔、夏休みに白山という山を登った時に、頂上近くの高原が、無数の種類の高山植物の花々が一面咲いていたことを思い出しました。
 あれも1年のうちのほんの限られた期間の神様のお花畑であったのだろうと思います。
 この公津の杜の桃源郷の里山もまた、期間限定でいろいろな種類の春の花で彩られているのでありました。

 何と驚いたことは、そのお花が咲いていた丘が、天之日津久神社の杜であったことでした。私を導いていたスマホの地図は、麻賀多神社の裏から入る道筋であったので私は全く気が付かなかったのでありました。

 最初にこの麻賀多神社を訪れた時はここも歩いたことを思い出しました。その時は初冬であったせいか、暗く荒れた感じの草むらでありました。
 しかし今回は以前とは全く違う印象でした。麻賀多神社ってこんなようにお花で囲まれるような杜だったけ?

 驚きながら麻賀多神社の参道に向かったのでした。



 この違いは何だったのだろうか。と今でも思います。単純に季節の違いであったのかもしれませんし、やはり数年前からこの天之日津久神社の周囲は清浄な場所へと変わっていっていることが原因なのかもしれません。



 ここ数日は、日本列島は大きな危機に巻き込まれるかもしれない状態であります。
 しかし天之日津久神社に行く過程で、偶然見せて頂いた桃源郷日本の里山の原風景は、日本は大丈夫だよ。という風景にも見えました。

 駅前は巨大なマンション群でありますが、一歩街の外に出ると、自然が溢れた里山が取り戻されて広がっている。近い将来の日本は、全ての地方でこのような風景になっていることだよ。
 そのような未来を感じさせる、春の散歩道でありました。



ご参考1

 ご近所に住む読者のちゅんさんから、麻賀多神社までバスで行く方法を教えて頂きました。こちらも参考になさってください。貴重な情報ありがとうございました。
==========
私は千葉市の京成線沿線に住んでいるので、月に一度、新月期間に参拝しています。
最初は公津の杜駅から徒歩で参拝していましたが、夏場は結構過酷な参拝でした。
JR成田駅西口から「はなのき台行き」というバスが出ています。駅からバスに揺られること15分、終点のはなのき台、または1つ手前の遊歩道前で降りると、麻賀多神社まで徒歩10分ほどで到着します。
坂を下って田んぼを抜けてまた坂を上がりますので、脚の不自由な方には向きませんが、私は以前よりもずっと楽に参拝できるようになりました。
東京方面から電車で参拝される方は、快速の停車するJR成田駅でバスに乗り換えるほうが楽チンかと思います。

このバスは1時間に2本ほど運行しています。運賃大人230円。
成田駅西口時刻表
http://transfer.navitime.biz/chibakotsu/pc/diagram/BusDiagram?orvCode=00176423&rrCd=00055264&updown=1

はなのき台時刻表
http://transfer.navitime.biz/chibakotsu/pc/diagram/BusDiagram?orvCode=00303651&rrCd=00055264&updown=0

長いので一番下に行き方地図のリンクを貼ります。
https://www.google.co.jp/maps/dir/35.7769171,140.2798547/%E9%BA%BB%E8%B3%80%E5%A4%9A%E7%A5%9E%E7%A4%BE,+%E3%80%92286-0003+%E5%8D%83%E8%91%89%E7%9C%8C%E6%88%90%E7%94%B0%E5%B8%82%E5%8F%B0%E6%96%B9%EF%BC%91/@35.7739711,140.2768179,16.7z/data=!4m9!4m8!1m0!1m5!1m1!1s0x60228bcfdbc140df:0x97b72a5a70d04b0c!2m2!1d140.2763581!2d35.7707357!3e2

==========


ご参考2

 そして麻賀多神社のための港があった印旛沼についての情報も頂きました。
 天之日津久神社は伊雑宮と共通点があるように思います。地味で参拝者が少ない神社なのに神様が本当にいるように感じるところもそうですが、地理的な共通点があるように思います。たとえば、天之日津久神社の先には印旛沼があるように、伊雑宮の先には志摩磯部という海があります。

==========
私、去年の1月の寒い時に参拝いたしました。
以前バスで麻賀多神社へ行くには・・と調べていたら、終点が「甚兵衛渡し」というのに惹かれていて、去年は車で行ったので参拝の後、足を延ばしてみました。

台方の森を抜けると印旛沼の畔、空も広々として大変気持ちの良い風景が広がっていました。
天之日津久の神様もこの空を散歩されているかも?と自然に思えました。
川魚の養魚場のところに和風のレストランがあり、鰻やナマズの天ぷらがあります。
その裏手には私達が「甚兵衛ランド」と勝手に名付けた(笑)味のある?子供の遊具施設と釣り堀があって、参拝の直会に楽しく過ごしました。

次回お時間があったら是非一度、足を延ばしてみてくださいませ。

==========

 公津の杜の「公津(こうづ)」とは、印旛沼の麻賀多神社のための港を「神津(こうづ)」と呼んだことが地名の由来であります。
 この印旛沼の神津は、この方のご指摘のように、天之日津久神社の神様も散歩されている場所なのだろうなと思いました。
 そういえば、天之日津久神社の最寄りの駅の「公津の杜」は、元々は「神津の杜」であったように、伊雑宮の最寄りの駅の「上之郷」も「神の郷」の意味であったことでしょう。地名の由来から「神」の文字が隠されているところも似ていますね。



 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。
コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )

春の散歩道。



 先週のことです。仕事の都合で、あるスマホ端末を、取引先担当者に送る必要がありました。そういう場合は通常なら宅配便を使うのですが、その人はもう出国してしまうので、直接成田空港に手で持ってきて欲しい。というのです。

で、いつなの?と私が聞きます。

22日のお昼過ぎにお願いします。第一ターミナルです。

え?22日って土曜日じゃない。お休みだよ〜。

まるちゃんお願いしますよ。

ったくもう。。。





 京成本線という電車で成田空港まで向かいますが、ちょっと早く着きすぎるようです。時間があるので、京成成田という駅の一つ前でぶらり降りてみることにしました。京成成田とはあの有名な成田山新勝寺です。そしてその次の駅がもう成田空港です。

 成田の一つ前の駅は、公津の杜(こうづのもり)という駅名です。不思議な名前の駅名です。
 杜(もり)とは「鎮守の杜」の言葉のとおり、神社の杜です。この場所には「杜(もり)」があるのでしょうか。



 降りてみてちょっと驚きです。再開発が進んだ真新しい駅です。駅前にはキレイな大きなマンション群が立ち並びます。駅名から来るイメージとちょっと違いますね。





 駅の北口を数分歩くと大きな公園があります。「公津の杜近隣公園」。この写真ではわかりづらいですが、たくさんの鯉のぼりがたなびいており、小川もあり、広々とした良い公園です。
 駅前の再開発で洒落た街並みの新興住宅街はこの公園までです。この公園を過ぎると一気に風景が変わります。





 正面に見えるクレーン2機が駅前のマンション群を絶賛開発中です。しかし国道464号線を渡ると一気に一面田んぼの風景です。



 ずっと遠くまで、見渡す限りの田んぼです。
 今の時期は丁度田起こしの時期なのですね。田んぼに水を入れて田起こしをしているお父さんがいます。その向かいからおかみさんが「とうちゃん、ごはん〜!!」と大きな声で呼びかけますが、お父ちゃんはトラクターのエンジン音で聞こえません。無心にトラクターのハンドルをさばいています。そんなお父ちゃんをじっと見ているおかあちゃん。そんな春の田園風景でありました。




 更にずんずん進んで、小さな丘を登って行きます。立派な竹林とタケノコ。



 丘を越えると聞こえてくるゲコッゲコッゲコッという無数の蛙の声。蛙とは夏に鳴くものと思っていましたが、こんな春の昼間も鳴くのですね。田んぼに水が張られたので喜んで土の中から出て来たのでしょう。



 林からはホーホケキョと鶯の声が聞こえます。蛙と鶯の二重唱であります。





 お地蔵様が菜の花に囲まれておりました。このお地蔵様の後は小川です。何人かの小学生の男の達が釣りに来ていました。







 道沿いの花壇。道標には1.2kmとありますから半分は来たようです。


 あと0.8km



 季節が良いせいでしょうか。道端にたくさんの花がさいています。ここが杜なのでしょうか。











 着きました〜。








 駅から徒歩で30〜40分ほどでした。往復5キロ。皇居一周と同じぐらいの距離です。天気に恵まれ良いお散歩でありました。ゴールデンウィークに行かれる方は下記地図をご参照ください。私が通った道です。

行き方地図



追伸)
 「公津(こうづ)の杜」の地名の由来を調べました。印旛沼に麻賀多神社の為の港「神津(こうづ)」が「公津」になったそうです。当時の「公津村」という地名は今は「公津の杜」に残っています。

 麻賀多神社/天日津久神社は、ここ数年参拝者が急増し、一気に見違えて立派になって来ております。ご存知の方も多いと思いますが、土地内に埋められていたゴミはショベルカーで掘り出されたあと、天日津久神社の周囲に柵と鳥居が建立されました。また大権現様の碑にも社が建てられました。現在は御本殿が立て直しの工事中であります。

 社務所は1日と15日しか人がいない無人の神社であります。(御札は無人販売所で分けていただけます)しかし無人の神社でありながら手水所の御水は流れており、やはり大切な場所であります。



 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。
コメント ( 27 ) | Trackback ( 0 )

正気に戻った日本人。


かつての日本人と似ている?

 北朝鮮で人民達が「将軍さま、マンセー」と熱狂する様子を見ると、ああ、戦前戦中の日本人もああだったのかなあ。とその共通点を感じる日本人は多いことでしょう。あの当時の、ヒステリックな天皇崇拝主義は、いびつな形のまま、現在の北朝鮮に残存しているようです。

 残存?本当にそうでしょうか。ヒステリックな個人崇拝全体主義とは、日本列島から朝鮮半島に渡り残存しているのではなく、本当は朝鮮半島の根元から日本にやって来たものなのかもしれません。



日本人は個人崇拝主義でも全体主義でもなかった

 江戸時代以前の庶民が天皇に抱く気持ちは、個人崇拝などではなく、漠然とした崇敬の気持ちでありました。
天子さま?どこにいらっしゃるかは詳しくはわかりませんが、この国のために大切な御方である。ということは一般庶民老若男女みな共通の意識でありました。

 明治維新後、政府は西洋諸国を見習って天皇を頂点にした政治の仕組みを日本に導入いたしました。しかしそれでもヒステリックな個人崇拝とはほど遠いものでありました。
 それは今のタイの国民と王室の関係に似ています。日本の国民は崇敬の念を皇室に抱いておりましたが、それは個人崇拝とは異なります。



歯車が狂い始めた転機

 日清戦争の時、明治天皇はこの戦争には義がないとしてお認めになりませんでした。従って政府の独断の出兵の様相であり、国民のほとんども日清戦争の内容については知らなかったようです。
 国民が日清戦争について知るようになるのは、日本が清に代わって朝鮮半島の保護者となることになってしまったあたりからでしょうか。伊藤博文は朝鮮併合には最後まで反対していましたが、朝鮮人テロリストに暗殺されてしまい、一気に日本による朝鮮併合が加速しました。朝鮮半島は日本になってしまいました。
 その頃から、日本の歯車は狂い始めて行きます。

 日清戦争のあと、日本は日露戦争へと突き進みます。そして日露戦争に勝利したあと、関東軍を満州鉄道地域に派遣駐在させます。このあたりは地図を見るとわかるように、白頭山を中心とした一帯であります。



 朝鮮半島と満州地域に配属された日本陸軍の軍人たちは、まるで何かに憑依されたかのように暴走して行きます。
日本政府も軍幹部も、国際社会で欧米と対立することは避けたいと考えておりました。しかし満州の関東軍は中央の命令を無視して、暴走拡大していきます。



大陸から輸入された「個人崇拝全体主義」革命

 ヒステリックな個人崇拝主義が大陸から日本への輸入が決定的になったのが、226事件でありました。これは軍の皇道派のクーデターとありますが、元々の思想は大陸発祥の共産革命でありました。
 226の首謀者は、天皇を頂点とした社会主義を実現しようとしていました。しかしこの天皇とは「昭和天皇」のことではなく、自分達の都合の良いように祭り上げられる人物のことを指していました。

 226クーデターを鎮圧したのは、陸軍首脳部ではなく、昭和天皇でありました。昭和天皇はこのクーデターの本質を見抜かれていたのであろうと思います。国全体を破滅させる可能性のある、伝染力の高い「ヒステリックな個人崇拝全体主義」の危険性を。

 戦後の教育で、私達は天皇崇拝の全体主義がこの国を戦争に向かわせたと習います。それは正しいですが、それは昭和天皇(御皇室)とは正反対のものであったことを、この226事件から私達は知ることができます。

 しかし昭和天皇のお気持ちとは逆に、この国は感染力の高い「ヒステリックな個人崇拝全体主義」に感染していくこととなっていきます。うむ〜。



正気に戻った日本人

 さてその後、アメリカとの戦争により、国土と国民に甚大な被害を受け、日本は連合国軍(=国連)に無条件降伏いたしました。
 その時、日本は満州と朝鮮半島との縁が、プチリと切れ、日本は憑き物が落ちたように正気に戻ったのでありました。

 あれ?俺たちは何をしていたのだろう。そのように正気に戻ったかの如くでありました。終戦の混乱から高度成長に移行するにつれ、私達国民は、元のように御皇室に対し、柔らかな崇敬の念を持つように戻って行きました。二千年以上も私達日本の国民が元々抱いていた、柔らかでありながら畏れ多いという崇敬の気持ちであります。



再び「個人崇拝全体主義」国家を再生した白頭山地域

 日本との縁が切れたあとの白頭山地域はその後どのようになったでしょうか。そこには新しい「ヒステリックな個人崇拝全体主義」の国家が作られました。

 個人崇拝全体主義といえば、スターリンでありますが、そのスターリンは共産国家建国として注入した国家の一つが朝鮮民主主義人民共和国でありました。
 スターリンは、子飼いであった朝鮮人(ソ連軍の大尉であったという情報もあり)の金成柱に対し、伝説の抗日戦士である金日成の役を演じさせたのでありました。

 そのままソ連の指示どおり金日成という人物を演じた男は、朝鮮民主主義人民共和国の初代総書記となり、スターリンの指示どおり、その地に、個人崇拝の全体主義を建国するのでありました。









かつての軍国日本に似ている理由

 スターリンが世界中に拡散注入した共産国家は、それぞれの土地風土にあった共産国家が生まれました。
 北朝鮮白頭山地域で誕生した「個人崇拝全体主義」は、独特のヒステリックな空気を纏いました。これがこの土地の土着の空気なのでありましょう。

 北朝鮮の人民たちが「将軍さま、マンセー」と歓喜の行進をするのを見て、正気に戻った日本人が「・・・」という気持ちになるのは、それは以前自分達が感染憑依した「ヒステリックな空気」にとても似ていたことを思い出すからかもしれません。

 建国から三代目となった今のこの国ですが、当初のスターリンの共産主義部分はすっかり色褪せてしまい、「ヒステリックな個人崇拝主義」の濃度だけが高まっているように思います。



 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。

コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )

実体のない国家。オモテの影武者たち。


両国のはぐらかし戦法

==========
米空母の位置めぐり波紋=朝鮮半島派遣のはずがインド洋に

【ワシントン時事】北朝鮮をけん制するため朝鮮半島近海に向かっているとされる米海軍の原子力空母「カール・ビンソン」が、最近まで遠く離れたインド洋に展開していたことが波紋を広げている。米軍発表や高官発言が「誤解を招いた」という指摘に、当局は「最終的に朝鮮半島に向かっているのは事実だ」と釈明している。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017042000716&g=int
==========
北朝鮮の核実験場でバレーボールか 衛星写真を公開

北朝鮮の動向を分析しているアメリカの研究グループは、北朝鮮の核実験場でバレーボールの試合が行われていると見られる最新の衛星写真を公開し、その意図はわからないものの、核実験場が待機状態に入った可能性があると分析しています。
・・・
ただ、北朝鮮が、核実験場の上を衛星がいつ通過するか把握していることから、核実験が延期されたように偽装工作を行った可能性もあると指摘しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170420/k10010954801000.html
==========

 朝鮮半島に米空母が3隻向かったというニュースはデマであり、実際はまだ1隻も日本海には到達していなかったということです。

 また北朝鮮も核実験については「カクジッケン?なにそれ?ここはバレーボール場だよん。見てる?衛星写真さん。」というオトボケぶりです。

 両国とも手の内を隠し始めたという状況です。



第一回目のアメリカの脅しは北朝鮮に効いたか?

 実際朝鮮半島沖に空母を大々的に集結させてしまったならば、何かが起きるまでは散開できないでしょう。「あ、今週核実験しなかったの?あっそう。じゃあ解散解散。みんな持ち場の海に戻ってね。」と簡単に撤退することは難しいでしょう。

 でありますから、「もう今にも3隻空母とイージス艦軍団が朝鮮半島を囲むぞよ。」というデマを流して、北朝鮮と中国に圧力を掛ける作戦にした訳ですね。

 しかしそのアメリカの圧力にも関わらず、北朝鮮はミサイル実験を強行しました。(結果的に発射は失敗したけれど、アメリカの脅しは効かなかったようです。)



 北朝鮮が核施設でバレーボールをしていた写真を撮らせたのも、やはり核実験を強行するための、オトボケのように思います。もし本当に核実験を行わないのであれば、オトボケをする意味は薄いからです。



安倍首相の動向とXデー

==========
首相、北欧訪問を中止に 北朝鮮情勢踏まえ

安倍晋三首相が27日から予定していた外遊で、ロシアと英国の後に訪れる予定だった北欧諸国の訪問を中止する見通しとなった。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO15571560R20C17A4PP8000/
==========

 北欧への外遊を中止するというのは、やはり並のことではありません。この時期ロシアと英国の訪問はどうしてもはずせませんが、それ以外はちょっとキャンセル。ちょっと北朝鮮関係で急用が入りそうなんで。すみません。ということです。

 きっと安倍首相には今月末には日本にいなければならないかも。という重要な情報が入ったのでしょう。
 ただこの時期、安倍首相がロシアのプーチン氏と会談を持つことは非常に重要と思います。中国に対してはトランプ氏が睨みをきかせることに成功しました。しかし今トランプ氏がプーチン氏と交渉するのは難しいでしょうが、安倍首相が交渉を行うことは非常に効果的であります。北朝鮮に関係する5カ国が、トランプ氏と安倍氏を中心にまとまることができるわけです。

中国 ←トランプ氏(米)
ロシア ←安倍氏(日)
韓国 ←ペンス氏(米)



安倍首相の外交手腕

 もし北朝鮮が25、26日前後に核実験を行なったとして、もしアメリカが北朝鮮を爆撃するとするならば、いずれにせよ27日28日の、安倍首相とプーチン大統領の会談が終了してからとなるでしょう。

 シリアの件がありますから、ロシアはアメリカの北朝鮮への空爆には両手を挙げて賛成をすることはできないでしょう。ただそういうことがあったとしても、決してロシアはアメリカと敵対しないで欲しいという。ということと同じように北朝鮮が暴走しないように圧力をかけて欲しい。という調整が、安倍首相の外交手腕であります。



実体のない国家

 何をしでかすかわからないという触れ込みの金正恩でありますが、実はもう亡くなっているという噂があります。
スイスに留学していたころの正恩氏と、今の正恩氏は耳の形が違うそうです。





 正恩氏はその耳の形から何人もの影武者がいると言われておりますが、そもそもすでに全員が影武者である可能性が高いということです。
 朝鮮人民軍幹部たちという複数の船頭たちによる動きが今の北朝鮮なのかもしれません。もし個人のカリスマ指導者が存在するのであれば、ウルトラCもあり得たでしょうが、実体のない影武者という看板と、プライドだけは高く内向きな船頭たち(軍艦部たち)が導く集団であれば、負の方向にしか進んでいかないかもしれません。


なぜ国の指導者が公の場所で演説しないのか

 金正恩という一人の人間が北朝鮮という国を動かしているのではなく、実体のない複数の人間たちのエゴとプライドの集合想念が、あの国を動かしているのかもしれません。



 なぜ北朝鮮は指導者が国民やテレビの前で演説をすることがないのか。それは将軍様とは実体も権限もない複数の影武者集団であったからです。彼らは整形手術と演技訓練でプロのモノマネ役者であり演説をすることはできませんし、また勝手なことをしゃべられては困るのです。
 今の北朝鮮の体制は、ポルポトの大虐殺の調査で、大虐殺を命令した特定の人物はいなかったのに似ています。

 金正恩の父親の正日もまた多数の影武者がいたと言われておりますが、そもそも本当の正日もまた、実体のない存在であったのかもしれません。



 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。

コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )

豊洲市場はもんじゅに似ている。



 久しぶりに豊洲市場のことを考察してみたいと思います。
 現在の世論では「小池都知事は自分の選挙のために豊洲移転を反対している。自分の利益のために移転を反対している。」そのような論調が散見されるように思います。

 豊洲が安全かどうか。それが問題であります。
 私は理系でありますから、判断基準は単純明快で、安全がどのように設計上担保されているか。その判断だけです。



豊洲にさっさと移転するべきだ

世論1
豊洲の移転が先延ばしにされると、一日500万円かかる。税金の無駄を止めるためにも、一日も早く豊洲に移転するべきだ。

→豊洲が安全なら正しいです。でも豊洲に危険性があるのであれば、話は変わります。



世論2
豊洲が危ないというけど、築地だって地下水は危ないはず。築地にはアスベストの問題もある。築地も危ないのだから豊洲に移転すべき。

→築地も危ないから同じように危険な豊洲に移転するとは理屈が通りません。お前も悪いことしているから、俺が悪いことしてもいいだろ発言です。



世論3
豊洲の地下水は飲むわけじゃないから、基準値超えのベンゼンもシアンも問題ない。安全だから早く移転しろ。

→専門家会議の座長の発言です。どのような基準で安全といえるか数値で発表して欲しいです。同じ理系として。



本当の安全基準はどこに?

 私は十年以上ある電機メーカーの研究部門で設計をしてきました。日本の製造業とは「安全性と信頼性」のカタマリであります。安全性の設計については本当に徹底的に叩き込まれます。ですから今回の豊洲問題は政治トピックス以前に、設計者としてとても興味がありました。



 実際の設計ではどうだったのでしょう。
==========
共産党都議団が昨年入手したその報告書によると、同社は専門家会議が使ったのと同じリスク評価モデルを使って計算し、「土壌汚染対策により地下水水質が環境基準に担保されれば、床下空間が空洞の場合でも発がんリスクは目標発がんリスク(10万人に1人)を下回ることが示された」と結論付けている。そして、「地下水環境基準の約10倍程度までは許容される」とし、目標地下水濃度は0・118㎎/L(ベンゼン)としている。

http://lite.blogos.com/article/218521/?axis=&p=2
==========

 専門会議座長の言うように地下水は飲むわけではないので、飲用水基準までは不要のようです。しかしそれでも飲用水基準の10倍程度です。しかし実際は100倍のベンゼンが検出されました。むむ〜。

 特に問題なのは、ベンゼンもシアンも揮発性が高いということです。飲むわけではありませんが、ガスとして隙間をぬって地表に出て来るわけです。
 それでも基準値10倍までなら問題ないと判断されましたが、実際は基準値100倍であります。
このデータだけでは「豊洲は市場として何十年も運用するにあたり安全である」とは言い難いようです。



夢の増殖炉。もんじゅとは

 私は豊洲市場は原発のもんじゅと似ているように思います。ようやく廃炉が決まったもんじゅでありますが、そこまでは長い長い道のりがありました。

 もんじゅは完成後も事故続きでまともな稼働はほとんど出来ませんでした。しかし稼働もせず維持するだけで、年間200億円もかかります。桁は違いますが豊洲市場と似ていますね。
 しかももんじゅは廃炉が決定してもその廃炉には最低でも4000億円以上かかると言われています。

 何にもしなくても高額な維持費もかかるし、廃炉にも巨額な費用がかかります。だったらもんじゅも稼働させればいいじゃないか。それは現在の「豊洲稼働せよ」という世論と共通点があります。



空気に触れさせられない冷却材ナトリウム

 実際もんじゅは技術的に稼働ができない原子炉でありました。
 福島の原発であれば、万が一のことがあっても水をかけて冷やし続ければ最悪の事態は免れます。もちろん冷却によってトリチウム汚染水は発生しますが、それでも最悪の事態は防げます。
 しかしもんじゅは違います。水の代わりにナトリウムという物質を使います。しかしこのナトリウムは空気中の酸素に触れると発火するどころか、水分に触れると大爆発してしまいます。


水にナトリウムを放り込む

 つまり原発に事故が起きたとしても、今回の福島のように水をかけて冷やすことはできません。密閉空間が破損されて空気が入ってきただけで、発火を起こし、水に振れただけで大爆発する危険性がある原子炉であります。従って廃炉にするしかない宿命の原子炉でした。



 豊洲ももんじゅと似ています。移転せず維持するのも地獄。移転するのも地獄。であるならば、そこで働く人と都民の健康の被害の有無を判断基準にするべきではないかと思います。



 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。

コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )

想定。


知らないうちにジェットコースターが発車してる?

 今朝爪を切りながら、なんかついこの間切ったばかりなのに、伸びるの早いなあ。と漠然と考えておりました。そういえば、このところ、本当に世の中の時間の流れが早くなっているように思います。

 だってまだトランプ氏がアメリカ大統領に就任してたった3ヶ月です。もうトランプ氏は随分アメリカ大統領をやっているように思えます。

 そしていつの間にか日本海にアメリカ空母が3隻も集結する事態になっています。ちょっと前なら空母1隻と自衛隊艦が日本海に留まるようなことがあれば、もうそれだけでも左翼マスコミが大騒ぎする事件のレベルでありましょうが、もう世界最強のアメリカ空母が3隻も我々の目の前、日本海に集結することになっています。

==========
韓国沖へ一度に米空母3隻派遣
2017年04月18日 06:12

聯合ニュースによると、まず米原子力空母「カール・ビンソン」が25日ごろ日本海に入るという。

聯合ニュースは政府筋の話として、米国は韓国政府と空母打撃群が参加する合同訓練の実施を協議していると報じた。

また来週初めには「カール・ビンソン」の他にも、空母「ロナルド・レーガン」(CVN 76)と「ニミッツ」(CVN 68)が日本海に位置する見込み。

https://jp.sputniknews.com/politics/201704183546762/
==========



 このように普段は世界に配置されている空母が3隻日本海に集結します。その日は25日前後と言われています。



無知を勇気と勘違いするバカ息子

 北朝鮮幹部とのインタビュー記事が本日発表になりました。興味深い内容です。

==========
――アメリカは、空母「カールビンソン」と「ロナルド・レーガン」を朝鮮半島近海に派遣するなど、着々と北朝鮮攻撃の準備に入っている。北朝鮮は、こうしたアメリカの圧力を、どう感じているのか?

「元帥様(金正恩委員長)は、『アメリカが一戦交えるというなら、やってやろうじゃないか』というお気持ちだ。また国民は、アメリカの空母がどうしたとか、トランプが何と言ったとかいうニュースは知らない。

元帥様が、首領様(金日成主席)や将軍様(金正日総書記)と決定的に異なるのは、アメリカを恐れないことだ。首領様は朝鮮戦争(1950年~1953年)を経験されていて、『アメリカとだけは戦争してはならない』と言っておられた。将軍様も、アメリカ軍を恐れていて、日中は努めて車での移動を避けたし、イラク戦争(2003年)の時は40日間も、地下の防空壕で生活された。

それが元帥様は、まったくアメリカ軍を恐れていない。だから4月13日も15日も、平気で日中、外に出て活動された。周囲が『アメリカ軍の空爆に遭うかもしれません』と諫めても、意に介さないのだ。だから、元帥様はあくまでも『核開発と経済建設』という並進政策を進めていくおつもりだ」

――それでは、6回目の核実験、もしくはICBMの発射実験を近々、強行するつもりか?

「その通りだ。まず核実験で、次にICBMの発射実験という順番だ。核実験に関しては、4月25日の朝鮮人民軍創軍85周年の前後に行うよう指示が出ている。実際には、実験の数日前に最終的な命令が下されるだろう。

ICBMに関しては、その後、最も適切な時期を見て、発射実験を行うだろう。目標としているのは、ハワイとアメリカ本土の間の海域だ。これによって、アメリカは共和国の実力に驚愕するだろう」

――だが、もし4月25日前後に核実験を強行したなら、トランプ大統領が黙っていないのではないか。アメリカが、咸鏡北道吉州郡豊渓里(プンゲリ)にある核実験施設を空爆した場合、どうするのか?

「そうなったら、朝鮮人民軍が『ソウル火の海作戦』を敢行する。すなわち、ソウルに向けてミサイルを1、2発ブチ込む。それで南の傀儡(韓国)はパニックに陥り、わが国に手出しができなくなるだろう。現在、南の傀儡には大統領さえ不在なのだから、何ができるかということだ。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51505
==========

 このインタビューの時点では25日の核実験は確実のようです。
 そしてこの記事は、先日のトランプ大統領と習近平氏の会談の内容についても書かれています。非常に生々しい内容です。かつてのキッシンジャーと周恩来の会談を思い起こさせます。

==========
トランプ: アメリカはこの20年以上、北朝鮮の核ミサイル開発を我慢してきたが、13億5000万ドルも空費しただけだった。そこでわが政権では、オバマ政権時代のような「戦略的忍耐」の政策は取らない。金正恩は、核ミサイル開発を止めるか、さもなくば後悔することになるだろう。

つい先日(4月初旬)、NSC(国家安全保障会議)を開いて、北朝鮮に対する軍事介入を優先させることを決めた。中国もアメリカに協力してほしい。

習近平: 金正恩政権の核ミサイル開発には、中国も頭を痛めていて、やれることはやっている。例えば、昨年11月の国連安保理の制裁決議に基づいて、今年2月、北朝鮮産石炭の輸入禁止措置を取った。

だが、朝鮮半島の非核化、対話と交渉による問題解決、地域の平和と安全というのが、わが国の北朝鮮問題に関する原則だ。アメリカによる武力行使は望まない。

トランプ: 石炭をストップすることなど、国連が決めたことで、守るのは当然だ。中国はわが国の軍事作戦に協力しないということか。

習近平: 中国は昨年来、再三にわたって、韓国にTHAAD(終末高高度防衛ミサイル)を配備するのを止めるよう求めてきたが、いまに至ってもアメリカは聞き入れない。それどころか配備を早めようとしている。北朝鮮問題に関して、中国に協力を求めるのであれば、まずはTHAADの配備を中止してほしい。

トランプ: THAADは北朝鮮のミサイルに対する防衛用であって、中国に向けたものではない。また、配備を早めているのは、このところの北朝鮮の脅威が増しているからだ。韓国政府とも意見は一致しているが、いまTHAAD配備を中止するという選択肢は、アメリカにはない。

習近平: トランプ政権としては、金正恩政権の転覆を目論んでいるのか? もしくは朝鮮という国家の崩壊を目指しているのか?

トランプ: われわれの目的は、北朝鮮に危険な核とミサイルの開発を止めさせることだ。金正恩が止めるというなら、レジームを存続させるし、あくまでも止めないというのなら、止める政権に代わってもらうことになるかもしれない。

また、北朝鮮という国家を崩壊させることまでは考えていない。

習近平: 朝鮮の崩壊は、中国も決して望まない。

トランプ: 中国には、北朝鮮に対してもっと強い圧力をかけてほしい。どんな手段を使おうが構わない。

習近平: わが国としても、できる限りの対応は取り、かつ金正恩政権を説得していくので、北朝鮮に対する先制攻撃のようなことだけは慎んでもらいたい。

トランプ: オバマ政権は中国を敵に見立てて、南シナ海で「航行の自由作戦」を繰り返したりしていたが、わが政権は中国を味方だと思っている。どうか北朝鮮に対して、しっかりと圧力をかけて、核ミサイル開発をストップさせてほしい。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51505?page=2
==========

 とにかく習近平は25日の北朝鮮の核実験を中止させる責任を負わされています。
 北京政府はもう打てるては全て打たなくてはいけなくなっています。王毅外相がラブロフ外相に協力を求めたとか、金正恩に中国への亡命を説得しているなどの噂が流れています。



本気の発言。副大統領のアリバイ作り。

 韓国を訪れたアメリカのペンス副大統領は、軍事境界線(DMZ)を視察し、また下記コメントを残しています。
==========
 副大統領は、オバマ前米政権の「戦略的忍耐」政策は終わり「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」と北朝鮮に重ねて警告。「いかなる攻撃も防ぎ、核兵器や通常兵器の使用には圧倒的かつ効果的に対応する」と強調した。米軍によるシリア攻撃やアフガニスタンでの強力爆弾投下にも言及し、「北朝鮮はトランプ大統領の決意や米軍の力を試すべきではない」とけん制した。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017041700594&g=int
==========

 これは本当にやるぞ。というトランプ政権の本気の表明に思えます。もし北朝鮮が「ソウル火の海作戦」を実行したら、どのように米軍が反撃するかというところまで、布陣が決められているように思います。
 北朝鮮が「ソウル火の海作戦」を実行する時は、日本にもミサイルが打ち込まれることは想定する必要があるでしょう。
 本日ペンス副大統領が来日しますが、その時、在日米軍と自衛隊がどのように日本の国土を守るかという布陣についても、改めて協議されることでしょう。もしそれが数発レベルであれば、現在の自衛隊の迎撃体制でも防げる可能性はあると思います。



最悪の危機をどれだけ想定しているか。備えをしているか。

 ソウル市民がどれほど自分達の置かれた立場に危機感をもって、それを想定し備えているか。が「ソウル火の海作戦」が実行されるかどうかの大きな要素になると思います。「まさかそんなことは起こるまい」と根拠なき楽観に逃げるのであれば、そのリスクが現実として発生する因子を膨らませていることになります。

 もちろん私達日本においても。



 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。

コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )

時事ネタ。


 ロイター英語版では、日本政府(国家安全保障会議)が6万人の在韓邦人の救出について検討を始めたと報じました。

==========
Japan discusses how to evacuate citizens from South Korea if crisis hits

Japan's National Security Council discussed how to evacuate its nearly 60,000 citizens from South Korea in the event of a crisis, a government official said on Friday, amid rising concern over North Korea's nuclear weapons program.

・・・
http://www.reuters.com/article/us-northkorea-usa-japan-idUSKBN17G0BA
==========

 記事原文によると、6万人の在韓邦人の日本への出国をどうするのかという検討の中で、もし可能であれば韓国政府の許可を得て、自衛隊の飛行機や船を利用させてもらいたい内容もありましたが、現状の日韓関係ではセンシティブな問題ということ。
 また同時に北朝鮮からの難民について、テロ工作員が紛れ込んでいる可能性がある中で、どのように対処すべきか。という課題も話題になったそうです。

 またこの記事では、安倍首相がトランプ氏との会談を終えて帰国後すぐに、朝鮮半島の問題の取り組みを始めたとも書いてあります。
 やはり日米首脳会談では相当踏み込んだ内容が安倍首相に開示されたのであろうと思います。


https://this.kiji.is/225299690989076484?c=110564226228225532

 国内はまだ大手サイトではない、小さな扱いではありますが、このようなニュースが国民に知らされる時期に入り始めているのしょうね。徐々に崩れ始めています。



 在韓邦人6万人のうち約半数が、統一教会の合同結婚式で韓国に渡った女性とその後あちらで出産した子供たちであると言われています。(合同結婚式で行方不明として日本の家族から捜査依頼が出ている女性は約6500名です。)
 ということは、仕事などの理由で韓国に留まっていなければならない人やその家族はその半分の3万人ほどでしょうか。

 韓国からの輸出は年間460億ドル(約4.6兆円)、輸入は250億ドル(約2.5兆円)です。

 韓国に出ている企業は、相手企業との取引をすぐに停止できないでしょうから、少なくとも日本からの出向者は一人でも多く韓国から帰国させること、そして現地の担当者は全て単身者とし、家族は日本に帰国させることを徹底して頂きたいと思います。



 民進党も自壊が進み始めているようで、あれほど騒いでいた森友問題もずいぶん昔のように思えます。
 それほど時代の流れは激早(げきはや)になって来ているのではないでしょうか。

 世論調査を見ても、幸いな事に日本の中のお花畑の人達が一人ずつ覚めていっている時代の空気になっているように思えます。



 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。

コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )

ボケっとタイム。


ボケっとタイム

 一日のうちで好きな時間とはどなたもいくつかお有りでしょう。私の場合は、その一つは夕食のあとのボケっとタイムでしょうか。

 日中はたくさんのメールや電話に追われて忙しいのですが、夕食の後は、何も考えずボケっすることができるのでした。

 一日中このように無思考でボケっとしていられる境地というのも聖人さんなどにはあるのかもしれませんが、私のような凡人境涯では、一日数分のボケッとが精一杯であります。



相手を思い出す時。相手と繋がっている。

 私は少し前あたりから、「自分がその人を思い浮かべている時は、その人も自分のことを思い浮かべている」という仮説を持っています。ただし実際はそれを検証することはなかなか難しいのでありますが、仕事では、あの人に連絡しなければと思う時に、ほとんど同時にメールや電話などで、先方から「例の件どうなっていますか」と聞かれることが頻繁にあります。
 そういう個人的な数多くの体験から、自分がその人のことに思いを馳せる時は、相手も自分のことを考えている。というように思い始めております。

 相手のことを嫌だなあと思い出した時は、相手も同じように私のことを嫌な感情で思い出していることでありましょう。



心に引っかかりのある人。

 夕飯後のボケっとタイムで、今日会ったいろいろな人のことを漠然と思い出すことがあります。
 ただでさえ、自分が相手に思いを馳せる時は、相手の無意識に繋がっている時でありますから、自分のボケっとタイムの時は、なおさら密度濃く相手の無意識に繋がってしまっているんだろうな。と漠然と思います。

 一日の終わりで思い出す人は、今日会った人であり、メールや電話でやり取りした人であり、あるいはちょっと前に会った人のことであったりします。漠然と何人か何十人か。

 その多くは「心に引っかかりのある人」たちであります。厳しい交渉をしてくる人であったり、クレームを伝えてくる人であったり、逆に私が邪険にあしらった人であったり、相手の非を責めたり。

 普段は自我の鎧を来て、自我を守っているので何とも感じませんが、ボケっとタイムは、きっと、自我の鎧が脱げている時間なのだろうと思います。「心に引っかかりのある人」に心が触れると、心が痛いのでした。

 良心が痛むので普段は思い出さないようにしていますし、思い出しても「自分は悪くない、相手が悪い。理路整然とうとうとう」と自分は鎧で自我を守ります。



良心の痛み。

 でもボケっとタイムでは自我の鎧は脱げているので、そういう人たちを思い出すと心が痛いです。でも、まあ、良心が痛むのを自覚できるのもいいじゃないか。と思います。ああ、自分が悪かったなあ。申し訳ないなあ。そのように漠然と思いますと、自分の良心の痛みが和らぐのでした。良かった。

 その瞬間は私の心は相手の無意識と(たぶん)繋がっておりますから、私が、「ああ、悪いことしたなあ。申し訳なかったなあ。もっと誠意あるように対応するべきだったなあ。とか。本当に助かったのにロクな御礼も述べずに悪かったなあ。」そのような漠然とした思いもまた、相手に伝わっているのでした。



 それは地中に張り巡らされたアリの巣のような無数のトンネルであります。この毛細血管のようなトンネルで私達は大勢の人達の無意識と繋がっております。

 ボケっとタイムで、相手に「悪いなあ。とか。ありがたかったなあ。」と思う時、それは暖かい柔らかい液体のように、毛細血管のトンネルを満たし相手に届くのでありました。



 もし今、私がボケっとタイムであったら、一体どなたを思い出すでしょう。どなたに思いを馳せることでしょう。自我の鎧を来ているときは、良心が痛むので、思い出すことを封印している、あの人とあの人とあの人?「心に引っかかる」あの人?

 でもいずれ自分の良心の痛みとは対峙しなければならないのだから、今、暖かい柔らかい液体で溶かしてあげたいと思います。



 ありがとうございます。
※本日は中潮ですね。




下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。

コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )

厳しいノルマ。がチャンス。


一番厳しい人が一番のキーマン

 営業あるあるです。Aさんはうちのまるぞう株式会社のファンのようです。打ち合わせに行くといつもニコニコして「いいですねえ。すごいですねえ。」とうちの製品についてべた褒めしてくれるのですが、さて発注となるとなかなか快い返事がもらえません。
 なぜかなあと思っておりました。ある日の打ち合わせ、Aさんの上司のB部長も同席することになりました。そのBさんは眼光鋭く、非常に厳しい態度で交渉を始めて来ました。
 ああ、担当のAさんがニコニコ私と話をしていても、なかなか商談が進まないのはこれかあ、と思いました。上司のBさんがうちの会社に対して快く思っていないのが原因でした。
 しかしこういう厳しいタイプの人こそ、きちんと誠意を見せて信頼を得ることができると、本当に力強い味方になってくれるということを、私は経験上知っておりました。こういう人には下手な駆け引きは逆効果です。

 オモテに見えることと内面が逆であることは、人間関係についてこそ言えることです。愛想が悪く自分に厳しくあたる人こそ、一度信頼を築くことができれば、自分を最後まで応援してくれる人になり得る可能性があるのでした。



ラスボスエージェントの来日

==========
 米ホワイトハウスは6日、ペンス副大統領がアジア・太平洋地域の4カ国を訪問すると発表した。18日に日本を訪ね、安倍晋三首相や麻生太郎副総理兼財務相と会談し、2月の日米首脳会談で設立を決めた日米経済対話の初会合を開く。トランプ政権では、既に国防長官、国務長官が来日しているが、副大統領は初めて。

http://www.asahi.com/articles/ASK47007ZK46UHBI041.html
==========

 ペンス氏はトランプ大統領のお目付け役と言ったところでしょうか。あるいはアメリカ奥の院(ラスボス)のエージェントというか実質政権を回している人物とも言われます。

 安倍首相に対して愛想の良かったトランプ氏に対し、ペンス氏は終始冷ややかでありました。
 今回のペンス氏の訪日の目的は経済交渉ということでありますが、この時期も時期でありますので、経済だけでなく、外交や安全保障についても厳しい内容を突きつけてくることでありましょう。



ペンス氏からの指示?とは?

 安倍首相は今月27日28日に露を訪れプーチン氏と会談を持ちます。そしてアメリカ奥の院は、安倍首相がプーチン氏と個人的な信頼関係を何年も苦労して築いて来ていることを充分知っています。ですから彼らはこの安倍プーチン・ルートを使ってプーチン氏を懐柔することを指示するかもしれません。



プーチンに対する厳しい圧力

 奥の院はこのところ畳み掛けるようにプーチン氏に子分になるように強烈なプレッシャーをかけているように思います。

 3日:サンクトペテルブルク(プーチン氏のお膝元)地下鉄テロ
 4日:シリア(イドリブ県)サリン空爆
 6日:米軍シリア空軍基地へのトマホーク攻撃
12日:米露外相会談(物別れ?)
13日:米軍アフガンIS施設に超大型爆弾(核兵器以外では最大級)

 米露外相会議が物別れになった翌日、核兵器以外では最大破壊力の大規模爆風爆弾(MOAB)を米軍が初めて実践に投入しました。
 これは59発のトマホーク(巡航ミサイル)と同様に、脅しのように思えます。特にロシアに対する。


 プーチン氏はトランプ政権とは友好的に協調できると考えていたでしょうが、このところその期待は裏切られているようです。奥の院はプーチンをひざまずかせろと指示しているかの如くです。習近平がそうであったように。
 プーチン氏はアメリカとは仲良くやっていきたいが、一線だけは越えないでくれ。そのようなシグナルを発し続けておりますが、トランプ政権は、「自分がロシアに対して守るべき一線はない。自分達は好きな時に好きなように一線を超えるぞ。それを承知で自分たちと手を結べ」そのように恫喝しています。



きれいごとは認められない。泥をかぶれ。

 奥の院は、安倍首相のプーチン氏に対する友情の気持ちを利用して、アメリカが好きに一線を越えられることをプーチン氏に認めさせろ。という指示を出すかもしれません。安倍首相に、自分だけ「いい子」になることは許さない。泥を被れ(友情よりも交渉を優先しろ)。そう突きつけてくるかもしれません。



「公正さ」「柔らかさ」「心の喪服」

 しかしこれまでの日本の首相の中で、これほど国際政治の中枢に関与した政治家はいなかったように思います。
 奥の院の厳しい指示であっても、安倍首相は落とし所のバランスを創り出していけるのではないかと思います。
彼らに対しては姑息な駆け引きは逆効果です。彼らの厳しさと対峙するには、「公正さ」と「柔らかさ」と「喪服の覚悟」しかないですが、安倍首相はそういう人でありますから。



 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。

コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )

覚悟の喪服。


ネットの期待論

 ネットではもうすぐにでもアメリカは北朝鮮に攻撃を仕掛ける「期待」でいっぱいのように思えます。反対にネットから隔絶されている人は、そんな出来事も他人事のようです。

 米軍の北朝鮮への攻撃を「期待」している人達は「危ういな」と感じました。その人たちは、実際の攻撃で自分達にどのような被害が発生するか。など想像もしていないように映るからです。

 世界最強の米軍が日本のために北朝鮮人どもをコテンパンに叩いてくれる。そのように「期待」しているように思われるからです。
 日本には被害は出ないし、もし出たとしても自分には関係のない地域の人達がやられるんだろう。ぐらいの漠然とした気持ちではないでしょうか。

 もし米軍が北朝鮮を攻撃することがあれば、日本もまた「喪服」を着て覚悟する時であるはずなのですが。



あの時も戦争は期待されていた

 これは70年前の太平洋戦争の前に似ています。あの時の日本人もこうでした。日本に嫌がらせばかりする米国を一度叩いてギャフンと言わせるべきだ。世論がそういう風潮でありました。
 一度ギャフンと言わせるとアメリカは日本に対して強硬的な態度はとらなくなるだろう。そうして日本人の溜飲が多いに下がることを、世論が期待していた空気がありました。

 戦後の日本人はすっかりそのことを封印し、軍部が世論を誘導し戦争に導いたと心の中の歴史を上書きしておりますが、本当は世論が軍部を誘導した面も同じぐらい影響を与えていたのでした。

 当時の日本人はアメリカと戦争になっても、それは遠い太平洋の海の上での話であり、一般庶民が日本本土で被害を受けることになろうとは全く想像だにしておりませんでした。

 戦争が始まった時、覚悟をもって心の喪服を着たのはほんの一人握りであったと思います。おそらく昭和天皇はその一人でありましょう。
 しかし当時多くの国民は真珠湾での開戦を「とうとうやったか。バンザイ。」という気持ちであったか、あるいはそれは遠い場所の出来事という無関心であったことでしょう。



安倍首相の覚悟の喪服

 トランプ氏との電話会談で、北朝鮮との攻撃について知らされたであろう直後の安倍首相です。



 もしその攻撃が始まったら、日本にどのような被害があるかを充分覚悟している表情のように思います。
 私達日本人も一人でも多く安倍首相のように、心に覚悟の喪服を着るべきであろうと思います。最悪を迎える覚悟と想定が、その危機の発生を低くするからです。

 外交上および安全保障上、明かせないことも多いと思いますが、日本政府が想定している「最悪状態」については、政府はできるだけ国民に公開するべきと思います。



私達日本人が知るべき最悪のシナリオ

 もしアメリカが北朝鮮への攻撃を開始したら、北朝鮮からの反撃で日本のどの地域にミサイルが爆撃される可能性が高いのか。そしてその場合飽和攻撃の場合、迎撃ミサイルでも打ち損じる可能性がどのくらい高いのか。
 北朝鮮との戦争状態では、日本にテロリストは潜入している可能性があるのか(おそらくこれはマスコミの最大タブーでしょうが)。
 そしてその時、日本の大都市あるいは原発含む発電施設、交通・通信網の拠点などでのテロが起きる可能性がどのくらいあり得るのか。

 そして韓国にいる日本人は本当に帰国できるのか。唯一の国外出口となるであろう在韓米軍基地まで、一体どれだけの人が独力で辿り着くことができると想定されているのか。
 戦時下では韓国人は国外脱出は禁止されますが、パニックになった韓国人が我先に朝鮮半島から出ようとして、米軍基地に殺到するような事態は容易に想像できます。その時、赤いパスポートを持った駐在日本人や観光日本人に、「どうぞどうぞ」と米軍基地の門の道を譲ってくれると思えるでしょうか。
 米軍基地に移動する途中の検問で、赤いパスポートを没収されたり理不尽な暴行を受けることは充分想定するべきことではないかと思います。

 そして対馬に漁船で上陸する大量の半島難民たち。



 ネットの「期待論」ではなく、お花畑の「楽観論」でもなく、「想定と覚悟論」が一人でも増えることが、実際に日本の危機の確率を減らすことであると思います。このブログの記事を読まれる読者の方の大多数にとってはよくご存知のことであると思いますが。備忘録として。



 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。

コメント ( 26 ) | Trackback ( 0 )

目隠し。


国民に目隠し

==========
「朝鮮半島危機説」 偽情報拡散に注意呼びかけ=韓国国防部

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の文尚均(ムン・サンギュン)報道官は11日の記者会見で、交流サイト(SNS)で拡散されている「4月朝鮮半島危機説」などについて「惑わされないように注意が必要だ」と強調した。

 「現在の状況で北への先制攻撃の可能性は低いとみることができるか」との質問に、文報道官は「最近SNSなどで流布されている朝鮮半島情勢の誇張された評価に対して、惑わされないよう注意が必要だということを呼びかけたい」と述べた。

http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2017/04/11/0900000000AJP20170411001600882.HTML
==========

 韓国政府は上記のコメントを発していますが、実際はトランプ政権が北朝鮮を攻撃する可能性は高まっています。また米政府は軍事同盟を結んでいる韓国政府にそのような情報は伝えていることと思います。
 しかし、米軍があたかも北朝鮮への攻撃を行わないように国民に発表したのは、彼らが知っている事実を故意に自国民に隠しているように感じられます。

 なぜ本当のことを自国民に知らせないのか。その理由は「真実を知らせると国民がパニックになる」からであります。

 国全体がパニックになるのであれば、直前に迫る危機であっても国民に目隠ししておこうというのが、現在の韓国政府の方針なのでありましょう。



それは6年前のデジャブ

 私達はこれと似た風景を知っています。それは6年前の311のことです。福島第二原発が浸水停止した時のことです。民主党菅政権は、国民がパニックにならないように本当の危機情報を隠しました。

 当時SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)によって、どの地域に放射能が拡散していくかという予想がかなり高精度に民主党政権に示されていたにも関わらず、菅政権はそれをもみ消して、単純に同心円上の避難区域を指定しました。飯舘村など避難区域同心円からは外れるけれど、SPEEDIでは危険と予測された地域の人達は放射能を浴びることになりました。



 そもそも当時米軍が、原子炉へのホウ酸水注入と専門部隊の派遣を菅政権に進言していたにも関わらず、原子炉が台無しになるという理由で最後のチャンスを潰していました。

==========
原発事故直後、日本政府が米の支援申し入れ断る

東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡り、米政府が原子炉冷却に関する技術的な支援を申し入れたのに対し、日本政府が断っていたことを民主党幹部が17日明らかにした。

 この幹部によると、米政府の支援の打診は、11日に東日本巨大地震が発生し、福島第一原発の被害が判明した直後に行われた。米側の支援申し入れは、原子炉の廃炉を前提にしたものだったため、日本政府や東京電力は冷却機能の回復は可能で、「米側の提案は時期尚早」などとして、提案を受け入れなかったとみられる。

 政府・与党内では、この段階で菅首相が米側の提案採用に踏み切っていれば、原発で爆発が発生し、高濃度の放射性物質が周辺に漏れるといった、現在の深刻な事態を回避できたとの指摘も出ている。

(2011年3月18日08時12分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110318-OYT1T00096.htm
==========


 ただただパニックを恐れ、国民に危機の目隠しをしていた民主党菅政権と現在の韓国政府は非常に良く似ている。同じニオイがするように思えます。



リスクを目隠しすると逆に近寄って来る

 パニックを恐れ本当のリスクを国民に目隠しすると、そのリスクが現実に起こる可能性は高まると思います。
 それは備えあれば憂い無しの逆だからです。目隠ししたリスクはあちらから近寄って来ます。そのリスクを真正面から見て、覚悟と備えをすることによって、始めてその危機を避けることができます。

 ただ国民からの信頼もなく、リーダーシップもなく、危機情報を垂れ流すだけでは、ただ本当に国民のパニックを引き起こすだけです。
どのように国民を守るかというきちんとした「戦略的方針」と、この指導者なら国民を守ってくれるだろうという国民からの「信頼」が無ければなりません。

 「行き当たりばったり」で「都合の悪いことは目隠し」し、「国民からの信頼も得られてない」上に、「そもそも政府が国民を信頼していない」という点が、当時の菅政権と現在の韓国政府が似たニオイがする理由であるかもしれません。



焦らずしかし手遅れにならないように

 いよいよ外務省も韓国の滞在・渡航者への注意を始めましたね。
==========
韓国:韓国に滞在・渡航される方へのお知らせ~情報への注意と「たびレジ」・在留届についてのお願い~

【ポイント】
●朝鮮半島情勢に関する情報に注意するとともに,在留届又は「たびレジ」により,連絡先の登録をお願いします。

【本文】
1 現在,韓国については,直ちに邦人の皆様の安全に影響がある状況ではなく,危険情報は出ておりません。他方,北朝鮮は核実験や弾道ミサイル発射を繰り返していることから,今回改めてお知らせを出させていただきました。朝鮮半島情勢に関する情報には,引き続き注意してください。

2 つきましては,韓国への滞在・渡航を予定している方,また,すでに滞在中の方は,最新の情報に注意してください。

3 また,従来からお願いしているとおり,韓国への滞在が3ヶ月未満の方は外務省海外旅行登録「たびレジ」への登録,また,3ヶ月以上の方は「在留届」の提出により,連絡先を外務省に登録することを改めてお願いいたします。
 「たびレジ」の登録は,以下のサイトから行えます。(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )
 在留届については,在留届電子届出システム(ORRネット,https://www.ezairyu.mofa.go.jp/RRnet )の利用をお勧めしますが,郵送又はファックスによる届出も可能ですので,最寄りの在外公館まで送付してください。

http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo_2017C074.html
==========

 とにかく国民にどういうリスクがあり得るか、をどういう段階でどのレベルで開示していくかが、安倍政権の腕の見せ所と言えると思います。



補足)
 福島原発の現在の汚染水の「アンダーコントロール」について一言だけ述べた方が良いかもしれません。
 たしかに311で大気中に撒かれた放射性物質のセシウムとストロンチウムは体内被曝のリスクがあり危険であります。しかし現在汚染水と騒がれているトリチウムについては各国の原子力発電所で実施しているように、充分安全な濃度(ロンドン条約における6万ベクレル)まで希釈して海に流すことができれば「アンダーコントロール」と言えます。
 私は個人的にトリチウムはセシウムやストロンチウムと異なり、充分希釈することで海洋に放出しても問題ないと考えておりますが、これについてはまた機会があれば考察してみたいと思います。



 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。

コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )

エルサレムについての備忘録


本当のエルサレムはアラビア半島南西部だった?

 先日読者のtaraさんがコメント欄で教えてくださった「聖書アラビア起源説」は非常に興味深いものでありました。
 イスラエル王国の神殿のあったエルサレムは現在のパレスチナ地方ではなく、アラビア半島南部のアシール地方であった。というものです。




 旧約聖書には800以上の地名が出て来ますが、パレスチナに残っている地名は非常に少ないということと、その現在残っている地名と旧約聖書の地名は位置関係が合わないということと、遺跡などのほとんど発掘されていないということです。

 レバノンの歴史学者カマール・サリービー氏によると、アラビア半島南部に、旧約聖書の地名とそっくりの地名が多数あり、その位置関係も旧約聖書の通りである。というのです。

 たとえばイスラエル王国の首都エルサレムは現在のアール・シャリーム。エールサレーム=アール・シャリーム?



神の山シナイ山はきっと活火山だったのでは?

 私がこの説が興味深いと思いましたのは、次の2点であります。

 一つは現在においてもシナイ山の場所がはっきり確定していないからです。旧約聖書によるとモーゼはシナイ山で燃える柴を見たとあります。これは火山であると考えられます。またYHWHも元々は火山の神様であるという説もあり、こちらも信憑性があるように私には思えます。
 日本人からすると「怒れる神」とは大自然の火山の神様であることはしっくり感じられます。

 しかしエジプトからパレスチナにかけては火山は一つもありません。しかしアラビア半島の南部は火山の宝庫です。日本列島のように。
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_volcanoes_in_Saudi_Arabia

 たとえば西暦650年に噴火したという2000mを超えるカイバー火山など。これがシナイ山だったかも。




旧約聖書を元に描かれた絵画。



ユダヤ人はきっとアラブ人の風貌だったはず

 もう一つの理由は「ユダヤ人は元々アラブ人と同じ血筋であったであろう」という点であります。今のイスラエルは白人ぽい国家で、隣国のパレスチナやシリアというアラブ人を攻撃していますが、旧約聖書の時代のユダヤ人は血統的にアラブ人と変わらなかったであろうと思います。モーゼが目指したカナンの地はアラビア半島南西部の海岸沿いであったというのは、何となくしっくり来るのです。



 これは紀元1世紀のユダヤ人の人骨群から当時の典型的なユダヤ人男性の顔をBBCが復元したものです。現代のイスラエル国のユダヤ人よりも迫害されているパレスチナ人に近いように思われます。



アラビア半島南西部にあったサバ王国。これがきっとシバ王国。

 イスラエル王国のソロモン王と交流の深かったシバ王国の女王のシバ王国はアラビア半島南西部のサバ王国と考えられます。このサバ王国はアッシリアに朝貢していた碑文もありますから、アッシリアに滅ぼされたイスラエル王国は、サバ王国と同じようにアラビア半島南西部にあったのかもしれません。現在の歴史学ではアラビア半島南西部はすっかり忘れさられておりますが。
(参考URL https://blogs.yahoo.co.jp/alternative_politik/30381907.html)

ソロモン王とシバの女王。本当はアラビア半島南西部の出来事だった?



考えれば耶馬台国だってその場所はまだ不明

 キリストの時代はエルサレムは今のパレスチナでありますから、遠くモーゼの時代からキリストの時代の約1600年ほどの間に、エルサレムはアラビア半島からパレスチナに移動したのかもしれません。

 日本でもたった2000年ほど前のことでも耶馬台国が近畿地方にあったのか北九州地方にあったのか決着が着いていません。近畿にも北九州にも同じ地名が残っていることも、パレスチナ地方とアラビア半島南西部に旧約聖書の地名が残っていることと似ています。

 イスラエル王国があったのは約3000年ほど前で、かつその王国の跡は徹底的に破壊されてしまっているわけですから、エルサレムはアラビア半島南西部にあったというトンデモ話でも、ひょっとしたら、ひょっとするかもしれませんね。



約束の地カナン。日本の原風景。

 モーゼが示された約束の地カナンとは、アラビア半島南西部の火山や緑や海の厳しくて豊かな自然の土地だったかもしれません。
 それは日本の風景と不思議と共通点があるように思えます。


アシール地方の火山。カイバー山


アシール地方の段々畑。日本の田舎のよう。


アシール地方の農家の人達。


アシール地方が接する紅海は自然豊かです。


 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。
コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )

イランについての備忘録。



 私達日本人の多くにとって中東は遠い国であります。イランとイラクの区別も難しいでしょう。



ペルシャはアラブとは違う!!

 イランとはペルシャの事です。1935年に国名がペルシャからイランに代わりました。
 私達日本人の多くはイランはイスラムだし中東だし、アラブ圏であろうと思いますが、実は彼らはアラブ人ではなくペルシャ人なのです。彼らは、アラブのアラビア語ではなくペルシャ語を話すペルシャ人であります。

 たとえば西欧人に、日本人ってさ、中国人や朝鮮人と同じだよね。と言われると全然違うよ〜。って主張したくなりますが、アラブ人とペルシャ人はそれほど異なる民族のようです。ペルシャはアラブ人(アラビア半島人)とは違うよ〜!。



当時世界最大のペルシャ帝国

ペルシャ帝国寛容さの根幹=ゾロアスター教

 当時世界最大だったアケメネス朝ペルシャ帝国は、なぜ広大な帝国を築けたかというと、侵略した地域の宗教に寛容であったからと言われています。この「寛容さ」は後のローマ帝国にも受け継がれます。ユダヤ人たちもペルシャ帝国ではユダヤ教が保護されておりました。

 このペルシャ帝国がなぜ寛容であったかというと、この時のペルシャの国境がゾロアスター教であったことと深い関係があると思われます。



世界最古の宗教と言われるゾロアスター教とは

 ゾロアスター教は、「アフラ・マズダー=生命」と、「アンラ・マンユ(アーリマン)=死」の善悪二元論の信仰であると言われています。

 もともとは「ズルワーン」という創造神のみが宇宙に存在していましたが、この創造神が「生命と死」に分離した瞬間から、宇宙に時間が流れ始めたというとても哲学的な教義です。
 この宇宙観は「陰陽の振動論=ビッグバン」と通じるものがあります。

 またゾロアスター教の儀式のなかで最も重要とされるのがジャシャンと呼ばれる「感謝の儀式」と言われます。この「感謝の儀式」が、物質的ないし精神的世界に平和と秩序をもたらすものと考えられていました。ゾロアスター教徒は、この儀式に参加することによって生きていることの感謝の意を表する。と言われています。

 また基本的にゾロアスター教は「神が創った世界を楽しみなさい」というスタンスであり、厳しい戒律などもないと言われています。汝の欲することをせよ。ということでしょうか。



世界の終わり。終末観の本当の意味は。

 またゾロアスター教の特長として、この世の最後に善悪の審判が下るという終末観があると言われています。この終末観は後のユダヤ教、キリスト教、イスラム教の骨格となっています。

 現在世界の紛争の主な原因はこの3つの宗教の原理主義者たちによる、それぞれの終末観の闘いである一面もあります。
 たとえば、シオニズム原理主義者やキリスト教徒原理主義者が悪の枢軸として敵対するイランのイスラム原理主義者たちの相克も、そもそもこのペルシャの場所が火種であったと考えると不思議な因縁を感じます。

 しかし約5000年前当時のゾロアスター教の教義がどのようなものであったのかは、もう私達は知ることは困難であります。最後の審判とはそれぞれの人が自分の人生を終える時に、それぞれが自分自身を裁くことになる。という意味だったのかもしれませんが、いつの間にかこの世界が滅びる時に自分達が外在する神に選ばれるという宗教観に置き換わったのかもしれません。

 私達多くの生きる人間はこの世界で「親から(周囲から)認められたかった」という心の傷を持っているのではないでしょうか。外在する神様に気に入られる。そして最終的に救われる。という教義は、私達生きる人間が心の奥底で願ったものだったのかもしれません。



アラブのイスラム教ではない。自分達はペルシャのイスラム教。

 さて時代は移り、ゾロアスター教が国教であったペルシャ帝国はイスラム教徒によって征服され、ゾロアスター教はこのペルシャの地から消えて行きます。
 ただしペルシャ人たちはイスラム教徒になっても、自分達はペルシャ人である(アラブ人ではない!)という誇りを持ち続けてきました。(そもそもペルシャと言う名称はギリシャ人が付けた名前で、自分達は「イラン」だ。ペルシャなんて外来語はいらんと。



 イスラム教は8〜9割を占めるスンニ派と少数のシーア派に分かれますが、その少数派のシーア派のほとんどはこのイラン(ペルシャ人地域)であります。
 俺たちはアラブ人(アラビア半島人)たちのイスラム教とは違う。俺たちペルシャ人はアラブ人とはという自負があるのかもしれません。


オレンジ色の地域がシーア派。


 ただ老子先生の教えでは、柔らかいものほど強いです。硬いものほど脆いです。何千年も昔、このペルシャが世界最大の強国であった時、そのペルシャ帝国の強さとは「寛容さ」であったのは間違いありません。



 ありがとうございます。





下記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら


本ブログは引用元をあきらかにしていただければ、ブログやSNSでの拡散は許可いたします。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ