1年1組
題名 ふるやのもり 作者 瀬田昇二 絵 田島 征三
福音館書店
この画像は出版社の承諾を得て掲載しています
あらすじ・・・むかし、じいさんとばあさんが古い家に馬一頭と暮らしていました。
ある雨の夜、その馬を狙った泥棒とおおかみが、それぞれ家に忍び込み、
泥棒は梁の上、おおかみは土間のわらの中に隠れます。
そうとは知らないじいさんとばあさんは、この世で一番怖いものは何じゃ?
この世で一番怖いのは泥棒よりもおおかみよりも
『ふるやのもり(古屋の漏り)』じゃなと話しています。
隠れていた泥棒とおおかみはこれを聞いて、
正体不明の『ふるやのもり』というばけものに恐れをなし体をちぢめます。
そこへ雨がざんざと降ってきて、ぽつりぽつりと雨漏りがしてきました。
「そら、ふるやのもりがでた!」とじいさんとばあさんが叫ぶので、
泥棒もおおかみもおおあわて!
勘違いが勘違いをよび、スピーディーに話は展開され、
最後は森のおさるにとばっちり…
ひとこと・・・『ふるやのもり』と聞いてはじめは『?』という表情のこども達。
絵の助けもあり、話を読みすすめるうちにわけがわかってきたようで、
勘違いして必死で逃げる泥棒とおおかみの滑稽さに笑い出す子もいました
泥棒とおおかみが忍び込むというちょっと怖い設定から始まり、
おもしろおかしく話が展開していくので、子供達はぐいぐいとひきつけられ、
集中してお話に入り込んでいました。
きっと雨漏りなど知らないでしょうに、それぞれに想像を膨らませてくれたのかな?
現代にはない雨の夜の雰囲気や、話のおもしろさが絵でも見事に表現されている上
美しい日本語の響きが心地よい絵本でもあるので、
是非おうちでも読んでいただけたらなと思います
(ヤメピ)
明日の昼休みの時間に6年生にむけて
ブラックシアター「花さき山」を行います。6年生の皆さん、お楽しみに!!