こんにちは 大橋みえ子です  

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     日本共産党江戸川区議会議員

羽田空港新ルート案、首相施政方針演説でどうする?

2018-02-09 12:11:41 | 日記
山添拓参議院議員の国土交通省レクチャーが2月8日に参議院地下一階会議室で行われました。江戸川区からは、大橋、牧野区議のほかに、区内の低空飛行新ルートに反対する会からも参加し、熱心に聞き取りをしました。
安倍首相は通常国会冒頭(1月22日)の施政方針演説で、「羽田、成田空港の容量を、世界最高水準の百万回にまで拡大する。その大きな目標に向かって、飛行経路の見直しにむけた騒音対策を進め、地元の理解を得て、2020年までに八万回の発着枠拡大を実現します」と述べました。百万回に拡大、の内容を確認するためのレクチャーです。
国の担当職員の説明は次の通りです。
●2020年までに、羽田空港で約4万回(一日約50便)、成田空港で約4万回(一日約50便)増やして、合計約83万回(年間75万回+約8万回)にする。それ以降に、成田空港の滑走路の増設で約16万回増やして約100万回にする。
●落下物防止基準を海外機にも適用させる。
●国土交通省の説明会は2月17日の板橋区の説明会で終わる。引き続き、情報提供は続ける
●具体化に向けた協議会、副知事、区長会会長などと協議することを今後検討する。

羽田空港は、現状の約45万回+2020年増便約4万回が上限で、それ以上は増やさないという回答でしたが、首都圏に国際便を集中させる経済効果とは何でしょうか。地方創成を掲げる一方での首都圏集中は大きな矛盾です。

写真は、質問する山添議員です。
山添:100万回の目算はあるのか
国:具体的に何年というのはない
山添:新たな騒音対策はあるのか
国:対策をしっかりすすめる
山添:今まで説明している以上にない。地元への説明は
国:手立て、方策を示しながら理解いただく
山添:基準策定の状況は、それを守らない場合は
国:基準案を年度末までに作成、推進会議で年度内に決める
山添:政務官が注意喚起した。多くの航空会社のチェックができていない。実効性をどうあげていくか
国:航空法改訂、報告を要請した
山添:第五フェーズ説明会あるのか
国:そのつもり

この説明では、危険な都心低空飛行で無理やり便数を増やす意味は納得できません。レクチャーに参加していた人も次々と質問。牧野区議は、清新町のコミュニティ・ミーティングでの試験飛行の要望について質問しました。国は、「飛行関連施設が整ったら検査機は飛ばす。離発着を止めるのは難しい」と回答。山添議員は、この質問に加えて、都心新ルートや川崎のことも試験飛行について聞きました。国は「全体の枠組みで動いており、高度のシュミレーションは終わっていない。ポイントを決めてから。江戸川ルートを検査した飛行機が川崎に抜けるコースが同じため、川崎市に連絡をした」
山添議員は、「そういう形なら試験飛行ができるのではないか」と指摘しました。

最後に、私は落下物の危険について質問し、羽田は落下物がないということだがそれはどういうことかと聞きました。国は「羽田は落下物が見つかっていないということだ」と答弁。

江戸川区議会での質問でも、区長は「羽田は落下物がない」と答弁しています。仮に落下物があっても「みつからない」つまり、「海に落下している」ということではないでしょうか。落下物対策としては、海上ルート以外は考えられません。危険を避けるためにも、海上ルートの必要性をこれからも国に繰り返し求めていきます。
2月10日夜9時半、南風悪天候のため、我が家の上空を通過する航空機の騒音は2分おきとなっています。11時前にいつものようにピタッと通過はなくなりましたが、騒音はいつも気になります。新ルートでは北風の離陸便が加わり、荒川上空通過で今の5倍に増えるのです。



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1 コメント

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国交省に聞きたい7項目 (マンション・チラシの定点観測)
2018-02-13 07:55:27
弊ブログで紹介させていただきました。

『羽田新飛行ルート問題|国交省に聞きたい7項目 |マンション・チラシの定点観測』
http://1manken.hatenablog.com/entry/questionnaire-on-new-haneda-flight-routes

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