多摩に自生する桜
東京都と神奈川県にまたがる多摩丘陵に
長い間、正体不明とされた「ヤブザクラ」という
林の中に咲く自生の桜がある。
この桜は「ソメイヨシノ」よりも一週間ほど早く、
多摩丘陵の雑木林の中で咲くという。
落葉小高木、花弁は5個
花びらは白色から少し淡紅色を帯びる桜である。
ヤブザクラの写真
http://tosakah.hp.infoseek.co.jp/p02/0203/021311f.jpg
日本に自生する桜のほとんどの種類が
染色体は16本の2倍体であるのに
ヤブザクラは24本の3倍体である。
3倍体の桜は自然界に少なく
愛知教育大学の渡邉幹男助教授が
遺伝子を調べるとヤブザクラは
マメザクラと江戸彼岸の交雑種だという。
染色体をマメザクラから16本、
残りの8本をエドヒガンザクラから得た雑種だった。
さらに、大原隆明・富山県中央植物園技師は
今まで、ヤブザクラのちょっと変わった仲間と
されていた桜が新種であると発見され
最近「ホシザクラ」と名づけられた。
星桜の写真
http://www.airbepal.com/bn/10509172356200/1112949449.html
両者の桜には花びらの裏にあるがくの形や
葉の縁の形などに差が見られるが、
染色体は同じ3倍体の24本、
種子はできず、根の先から出た芽で
クローン繁殖をするなどの共通点があるという。
現在の多摩丘陵には、二つの桜の親となった、
豆桜と江戸彼岸が近接する場所はない。
どちらも、1万年以上前の地球の寒冷期に
偶々、マメザクラと江戸彼岸の生育分布が重なり、
この2種類の桜の間に出来た雑種の中で、
二つの桜がそれぞれ根を伸ばしてクローンを作り、
分布を広げて、多摩に残ったのが
現在のヤブザクラやホシザクラという種の異なる
特異な桜ではないのかと推定されている。
「ヤブザクラ」も「ホシザクラ」も
南大沢の都立大学の構内に
植えてあるようなので
来年の春には咲いている所を
見に行こうと思います。
東京都と神奈川県にまたがる多摩丘陵に
長い間、正体不明とされた「ヤブザクラ」という
林の中に咲く自生の桜がある。
この桜は「ソメイヨシノ」よりも一週間ほど早く、
多摩丘陵の雑木林の中で咲くという。
落葉小高木、花弁は5個
花びらは白色から少し淡紅色を帯びる桜である。
ヤブザクラの写真
http://tosakah.hp.infoseek.co.jp/p02/0203/021311f.jpg
日本に自生する桜のほとんどの種類が
染色体は16本の2倍体であるのに
ヤブザクラは24本の3倍体である。
3倍体の桜は自然界に少なく
愛知教育大学の渡邉幹男助教授が
遺伝子を調べるとヤブザクラは
マメザクラと江戸彼岸の交雑種だという。
染色体をマメザクラから16本、
残りの8本をエドヒガンザクラから得た雑種だった。
さらに、大原隆明・富山県中央植物園技師は
今まで、ヤブザクラのちょっと変わった仲間と
されていた桜が新種であると発見され
最近「ホシザクラ」と名づけられた。
星桜の写真
http://www.airbepal.com/bn/10509172356200/1112949449.html
両者の桜には花びらの裏にあるがくの形や
葉の縁の形などに差が見られるが、
染色体は同じ3倍体の24本、
種子はできず、根の先から出た芽で
クローン繁殖をするなどの共通点があるという。
現在の多摩丘陵には、二つの桜の親となった、
豆桜と江戸彼岸が近接する場所はない。
どちらも、1万年以上前の地球の寒冷期に
偶々、マメザクラと江戸彼岸の生育分布が重なり、
この2種類の桜の間に出来た雑種の中で、
二つの桜がそれぞれ根を伸ばしてクローンを作り、
分布を広げて、多摩に残ったのが
現在のヤブザクラやホシザクラという種の異なる
特異な桜ではないのかと推定されている。
「ヤブザクラ」も「ホシザクラ」も
南大沢の都立大学の構内に
植えてあるようなので
来年の春には咲いている所を
見に行こうと思います。
やぶさくら、ほしさくら
のこともはじめて知りました。
私の実家がその多摩丘陵で、桜の写真にアクセスしたところ見慣れた風景で驚きました。
そんなところで新種が発見されていたとは!!
私も来年見に行きたいと思います。
こちらの記事もTBさせていただいてよろしいですか?