保健事業者向け
小諸で試験導入
精密センサーを開発・製造するマイクロストーン(長野県佐久市、白鳥典彦社長)は、保健事業者が生活習慣病予防で健康指導するのを支援する。指導対象者の消費エネルギーや行動パターンなどのデータを集め年代別や体重別に分類、科学的に分析するシステムを開発した。六月から小諸市の保健センターで試験運用した後、他の自治体などに導入を呼びかける考え。
保健センターなどの保健事業者の健康指導に役立てる。まず同社が開発した腕時計型装置「Vim(ビム)」を健康指導対象者に配布、装着してもらう。装置に組み込んだセンサーが運動履歴を細かく記録。定期的にVimをパソコンに接続し、電子メールなどで保健センターにデータを送信してもらう。
センター側は、マイクロストーンと長野県工業技術総合センター情報技術部門が開発したソフトを利用して指導対象者の行動を分析する。分析結果はグラフでの表示が可能。健康な人と対象者の行動を比較するなどして、個別のアドバイスに生かす。
対象者からの聞き取りに客観的なデータの裏付けが加わることで、よりきめ細かな指導が可能になる。データは電子メールを使いパソコンを介してやり取りできる。センターなどに足を運ばずに指導を受けられるのも特徴だ。
マイクロストーンは六月から、小諸市保健センターで五十人程度を対象に試験運用を始める。小諸市は二〇〇七年度予算に関連予算を計上しており、一部をこの事業に充てるもようだ。
データ分析では聖隷クリストファー大学の木村朗リハビリテーション学部准教授の協力を得る。小諸市保健センターで一カ月分などのデータがまとまった段階で、木村准教授に市全体の傾向など専門的な分析をしてもらう。将来は生活習慣病の患者・予備軍のデータベース構築も目指す。
保健事業者は〇八年四月から、生活習慣病予防の健康指導が義務づけられる。同社では「保健センターや民間企業の健康保険組合の関心は高い」(白鳥社長)として、他の自治体や民間企業にも導入を呼びかける。
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