牧師室

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教会の内装をきれいに補修中です。

2007-06-08 09:53:52 | 新しいお知らせ
「ドライウォール工法」の内装って面白いですよ・・・。
輸入住宅から影響を受けて在来工法の建築でも、
ペアガラスが標準になりつつあるようですね。
しかし、ドライウォール工法の壁まではさすがに面倒なので
まだ普及していないようです。
私たちの教会の内装は日本家屋のようなビニールクロスや壁紙ではなく、
北米のドライウォール工法ですべて仕上げました。
施行のやり方は、まずボード板の継ぎ目をパティやテープで整え、
さらにパティを塗り重ね、それが乾いたらやすりでフラットにします。
その上にペイント塗装となるわけです。

日本ではこのドライウォール工法の専門職人がいないと言われます。
それにビニール壁紙方式より1.5倍くらい余計にコストがかかるそうです。
この写真のドライウォール工法の専門職人、ベテランのジョージさんは、
このためにカナダから来日されました。
教会の婦人たちは、このジョージさんの指導を受けて、
おかげでドライウォール工法を身につけることができました。

ところで、クロス・壁紙方式の欠点は、
1.ホルムアルデヒトのガスが出やすい。
2.数年すると継ぎ目がはがれてきたり、変色したりする。
3.クロスは手っ取り早くて施行しやすいが、メンテナンスは施主ではできません。
ドライウォール工法ではペイント塗装で仕上げとなるのですが、
日本ではペイントはなんとなく安物のイメージがあるようです。
ところが、私たちの教会の壁面をご覧いただけますと
その上質感に意外に思われることでしょう。
そうなんです。北米では壁ペイントは当たり前で、ペイントメーカーも無数です。
日本ではインテリア壁用のペイントはあまり開発されていないようで、
ホームセンターに行ってもまず見当たりません。
私たちは、ドイツから輸入した漆喰調のナチュラルペイントを
使用したのですが、日本の専門家の方は、
これがペイントかと怪訝な面持ちで、その仕上がりに驚かれます。

私たちの教会は建築後まだ3年と新しいのですが、
礼拝ホールは最初の壁面の色が気に入らず、
すべて塗り直しを完了しました。
洗面所や人の出入りの多い場所の壁面は3年経ちますと少し汚れが見えます。
そこで自分たちで塗り直しをしていますが、とてもきれいになりました。
それにインテリアの飾りものを動かした後の釘穴やネジ後も
パティで埋めて塗装すれば全く消えてしまうのですから面白いものです。
また、ドライウォール工法は機密性がよくて、火災にも強くなるそうですよ。
しかしなんといっても、これらの施行を自分たちで出来るので、
経費は材料代のみというのは大変有り難いことです。
皆さんもよろしければ一度ご覧になってください。

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