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中国の有害な水銀汚染物質がアメリカまで届いている

2006-04-19 00:45:08 | 時事問題
エコノミストの伊藤洋一さんのサイトYcaster/Day by Dayで、フィナンシャルタイムズの”Beijing is accused of exporting pollution”(北京は公害を輸出していると非難されている)という記事が論じられていました。

中国の汚染物質が、アメリカまで届いているという内容でした。「日本や韓国だけでなく、なんとアメリカまで届いているのか!」とびっくりしました。原文を読みたいと思い、ウェッブ上を探しました。

おそらくその記事にあたるものを見つけましたが、なぜかタイトルが「中国の有害な水銀汚染物質がアメリカまで届いている」と変えられていました。どこかから抗議があったのかしら?それはともかく、とりあえず、読んでみました。以下は、その大体の翻訳です。

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中国の有害な水銀汚染物質がアメリカまで届いている
2006年4月12日


アメリカ環境庁によれば、中国からの大量の大気汚染物質(その中には伝統的な火力発電プラントから出される水銀を含む)が、遠くアメリカまで届いているという。

「それは、(中国の公害の)合衆国に対するもっとも直接的衝撃です」と、環境庁トップのステファン・ジョンソンは、フィナンシャルタイムズに語った。ジョンソン氏は、環境庁は、合衆国におけるハイレベルの「水銀沈殿物」は中国やインド由来であると突き止めたと述べた。水銀は、人間の神経系を損傷する、有害な重金属である。

中国の近隣諸国、そして数千マイル離れた諸国でさえ、中国の熱狂的産業化が、国境を越える非常に重大な環境問題を作り出していると憂慮している。

ジョンソン氏は、北京訪問をして、国家環境保護局の周生賢と会い、中国の空中に浮遊する科学物質や微粒子は、合衆国の東西の海岸で発見されていると述べた。

「公害、特に水銀汚染は、国境を越える」と彼は、北京の役人に述べた。

国連の調査によれば、世界の天然ならびに人為的水銀排出の53%ほどがアジアからのものであり、アフリカが二番目で18%である。毎年世界中に4,400から7,500メートルトンの金属が排出されると環境庁は警告する。もっともこれらの数字は確実ではない。

合衆国と中国の役人たちは、2005年後半以来、非常に頻繁に空中の水銀問題を議論してきた。昨年11月に到達した広範な環境協定の一部として、環境庁は、中国が、汚染者の水銀排出の明細を作ることを手伝っている。

中国の空や水路における水銀レベルは、困惑するほど高い。この金属は、生きてる組織に集積する傾向がある。たとえば、人が食べる動物である。もしこの金属が、食物連鎖に入れば、水銀に汚染されている魚を消費することが、出産障害、子どもの発達問題、場合によってはガンさえ引き起こすかもしれない。

今年初めに行われた、東部江蘇省(ここには生産者が集積している)の水資源のとある調査では、水銀、カドミウム、鉛を含む多様な重金属が、魚の41%に発見された。

ジョンソン氏は、中国が発電所からの二酸化硫黄や一酸化窒素排出をコントロールしている努力を褒めるが、もっとも危険な排出物をコントロールするために、より緊密な米中協力が必要であると指摘する。「多くの仕事がなされなければならない」と彼は言う。

ジョンソン氏は、世界生産の約4割を占める中国のセメントのカマが、ダイオキシンやフランの主要な源となりつつある。それは、水銀のように、空中を長距離にわたり運ばれるかもしれないと言う。彼は、それらを「人に知られたもっとも有害な汚染物質」と名付けている。

二酸化硫黄などのような発電所からの排出物もまた、多くの地域で酸性雨を引き起こしている。中国の中央部や東部は、過去10年にわたり酸性雨の被害がひどかった。しかしそれらの物質は、国境をはるかに超えた酸性雨を引き起こしうる。中国は、その発電所が排出している二酸化硫黄の量は、今年相当上昇するということを認めている。

ジョンソン氏は、合衆国の環境関連会社は、中国と最新の汚染を防止する技術を共有することを願っていると述べている。環境庁は、今週、危険な汚染物を取り扱うことに関して、国家環境保護局と協定に調印した。

「過去のアメリカと同様に、典型的なことであるが、中国は、経済成長だけを基礎として国家の進歩を評価している。」と彼は、技術系トップである清華大学の学生講演で述べた。
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Toxic Chinese mercury pollution travelling to
US
ジャンル:
海外
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