つぶやき・のおと

のんびり・ぼちぼち・気ままに・ふぅ~

パソコン音痴

2009年01月30日 | 日常・生活とか
メールのやりとりをしたり、CDを焼いたり、ペンタブで絵を描いたり、
そんなことはどうにか出来ている今日この頃ですが、
新しいソフトを理解したり、ネットのやりとりしたり、
そういうことは相変わらずよく分かりません。。。


最近も、生徒のみんなに練習してもらうのに良いかと思って、「ふるさと」の譜面を配ったまではいいんですが、伴奏音源をHPにリンクさせようとして失敗しました。
(この音の扱いに関しては、昔からずっと苦手なままです・・・)

幸いPCに詳しい生徒がいて、代わりにやってくれたんですけど、このままではいけない!ということで再度その生徒に教えてもらいながら四苦八苦してます。

まず教えてもらったのがフリーソフトの「FFFTP」(私の場合、ここから始まります)

早速ダウンロード(これは出来る)して、接続設定をする。

ところが、「正しいパスワードを入力してください」という表示。

???

何度か試すが変化無し。

いったん止めて対策を考え直す。


実は「おんらく館」で借りているサーバーからは2つHPを作っている。
それが原因か?と(勝手に)思い、思い切って別の無料サーバーに登録する。

再び「FFFTP」の接続設定をやり直す。

やった!出来た!!

と思ったのもつかの間、

何故かファイルがドラッグできない。

そして下段をよく見ると「URLが見つかりません」の表示。


ここで困るのは、原因が解らないことだ。

ちなみに今回借りたのはFC2というところ。

一応HPのURL獲得までは出来た(はずな)んだが、
ひょっとして、indx作ってないからか?と思い、急遽ビルダーを立ち上げ簡単にトップページを作る。
そして、おんらく館に習って転送設定作ってみたのだが、ここでも失敗!?

な~ぜ~? な~ぜ~????

なんか、ものすごく無駄に疲れた気分になります。。。ショック・・・


気を取り直して、近日中になんとかしたいと思ってます。
 といっても、一般公開するつもりは無いけどね。



酒酔い運転

2009年01月29日 | 日常・生活とか
そういえば、これも昨日のニュースで聞いたのだが、
飲酒及び酒気帯び運転の罰則も強化されるらしい。

参考:警視庁のHPから

これによると今までは(といっても昨年強化した法令だが)
酒気帯び、1リットル中のアルコール濃度が

0.25mg以上 13点 90日間の運転免許の停止

0.15mg以上~0.25mg未満 6点 30日間の運転免許の停止

だったのが、

0.25mg以上 25点 免許取り消し

になるそうだ。 (0.15mg以上~0.25mg未満もスライドして引き上げ)


昔は私もやりましたけどね、酒気帯び・・・

でも本来いけないことなんだし、良いんじゃないでしょうか。
一方でそれによるひき逃げも増えてると言うことで、そちらもなんとかしないといけないと思いますが。


しかしこうなると、もう2日酔いも出来ないね。。。



常用漢字

2009年01月27日 | 文化・社会とか
夜のニュースで、常用漢字の見直しを紹介していてビックリした。

というのが、
都道府県名である

埼玉 大阪 岐阜 岡山 奈良 

の、

埼 阪 阜 岡 奈

の字が常用漢字に登録されていなかったという。

ヤフーからの記事掲載


更に驚いたのが、一人称表記

「私」は今まで「わたくし」としてしか登録はなく、「俺」という漢字も登録されていなかったとのこと。(今回登録されることになった)


ちなみに、私はブログ等文章表記では「私(わたし)」と自分のことを書きますが、現在会話等においてはほとんど「俺(オレ)」と言っています。

それでも、何故か20代(特に前半)(会話中でも)「私」というのがマイブームであり、歌丸師匠の落語も好きだったことから「あたし」とも言っていた。(あっちの意味ではない。決して)

その名残で、現在も文面では「私」になってしまうんだな。


そういえば、「僕」とは言わなくなったなあ。ほとんど。。。
その代わり「自分」って言うときもあります。

ああ、いい加減。。。


楽譜~菅野よう子

2009年01月25日 | 音楽・演奏とか
金曜日、恵比寿教室に行く前に、ヤマハ渋谷店に寄る。
Nさんに随分久しぶりですね~と言われてしまう。。。そうだっけ。。。?

とりあえずお目当ては、トリム出版の「フルートでつづる日本の四季」の楽譜本。

マイナスワンCDは、以前友人からもらって持っているのだが、ピアノ伴奏譜がなかった。というのも、山本康雄さんという人がアレンジしてるのだが、このアレンジがなかなか良いのだ。特に「朧月夜」が好き。

トリム出版のマイナスワンCDシリーズは好きなのだが、多くがピアノ譜とCDがそれぞれ別販売。う~~。。。

でもって1人練習する私は当然まずCDの方を買う。

で、他にも好きな本があったので、ピアノ譜板を買おうと思ったら「絶版」になっていた。そんなに古くないはずなのに。。。
その時に他のものも調べてもらったら、絶版になっていたり、微妙な再構成していたり、と、恐るべしトリム出版だったのだ。

というわけで、今回はそうなる前に手に入れておくことにしたのでした。昨年夏くらいから並んでいるのは知っていた。

とりあえずさっさと購入後改めてぐるっと店内を歩く。

すると目立つように「カウボーイビバップ ピアノ曲集」というのが置かれていた。



ナゼ今頃?(10年前のアニメ作品です)、売れ残り?(今見たら、2009年2月発行でした。新刊!!)と思いながらも、コレかなり好きだったので、つい買うことにしました。
(ピアノが弾けるか?というのは、別問題にいたします)

ちなみに「カウボーイビバップ」というのは、旧ルパン三世のテイストを生かしたスペースアクションです。
そのサントラを菅野よう子さんが手がけてるんですが、ブルースジャズっぽい仕立てでなかなか良いんですよ。
ちなみに、主題歌の「Tank!」は「ベストハウス123!」等、現在でもあちこちで使われてます。

というわけで、その楽譜を持って再びレジに。

差し出すなりNさんが「わーい。カウボーイビバップだー!」とよい反応(笑)。
続けて「これカッコイイよね~」というのに続いて、隣でレジを売っているお兄さんも「いいですよね~」と反応(笑)。

更にNさん「菅野よう子っていいですよね~」
と作曲者で盛り上がり始める。

ホントこの人は上手い!(言い方は悪いが、良い曲の良いところをつまみ食いするのが上手いと思う。良いエッセンスだけを上手に拾ってくるという意味で天才だと思います)
いろんなジャンルの曲をいとも簡単(なよう)に手がけるのだが、そのセンスが素晴らしい。更に耳に残るようなメロディを作るのが上手い!

私の好きなサントラに「天空のエスカフローネ」(やはりアニメ作品)があるのだが、それを言うとNさんは知らなかった。(これはオーケストラと混声コーラスを使った宗教的ニュアンスのあるクラシック風音楽)
すると今度は後ろから別の店員のお姉さんが「エスカフローネいいよね~」と反応。ここにもいたか!(笑)

結構みんな聞いてる(見てる)のね。

レジの脇では別の店員が笑顔で頷いていたが、これは場外からの笑いでした。。。

多分あのまま話していたら1時間以上は過ぎてしまうだろう。。。って、オタクか。。。





SPのこその後と新補助具

2009年01月25日 | 音楽・演奏とか
なんだか肌寒いです。
日中からずっと腹の調子も今ひとつでした。今はヘーキ。

そういえば、アド街の紹介が今日だったので、漫画を見ながらちゃんと見ました。
思ってたより丁寧に教室を紹介してくれたので良かったです。
でも、イマイチ何弾いてるのか分からなかったのが、自分としてもショック・・・う~ん・・・


さて、
以前36インチ改の経過報告を書きましたが ココ 今日は思い切って更に削ってみました。
(寒い中薄着で作業したから余計に腹が痛くなったのかも?)

工作前が上の写真(といっても既に2回の工作済みだが)
分かりづらいかもしれませんが、マジックで点線を書いたところが今回の削除部分。

で、工作後がこれ。



赤く印したところが直角に切れ込むという斬新なデザイン。(笑)


して、結果は?


最初、ちょっと鳴りました。30インチよりも若干低い音が・・・

しかし、その後は全然うまく鳴らず・・・
 (最初のちょっとも、音楽の音ではなかった)


結論、

この形は「ダメ」です。

とりあえず、こんなになっちゃうぞ、ということでこの状態で新年会に持って行こうかとは思ってますが、

直角のところを、直線に削り直しても30インチより若干幅が出せるので、ひょっとしたらある程度使えるものに復活する可能性も・・・???




それと、一緒に補助具3号も試作してみました。 以前の日記はココ



前回の2点の内先端に引っかけるタイプの変形版です。
ていうか、ハンドルの変形版ですかね。

大ざっぱにざっと作っただけなので、雑な仕上がりですが、
とりあえず、形としては問題ないかな?

ただ、もう一回りくらい小さくしてもよかったかも。。。
比較的大きい私でさえ「デカイ」と思うんだから、他の人にはデカ過ぎだろうな・・・


う~ん、過去の日記を引っ張り出すって、疲れる、、、





チームバチスタの栄光

2009年01月23日 | 映画・本・漫画とか
今日は暖かくなるんじゃなかったのか~!?
相変わらず肌寒いです。。。


まあ、そんなわけで(どんなわけ?)「チームバチスタの栄光」を見ました。
新年早速ケーブルTVでやった映画版です。(今検索して、TVドラマもあったのを初めて知った)


結論としては、良くできた面白い作品でした。

しかし実は、見終わった直後は「え、ナニ、こんな映画だったの~?」でした。

というのも、単なる思いこみの先入観が強かったからなんですけど。。。


最初にこのタイトルに出会ったのは、劇場公開よりも更に遡ること1年前くらいに、調律先のご主人が「面白いよ」と勧めてくれたもの。

その時の話では「医療の話で専門用語が多くて難しいけど、すごく面白くて良い本だよ」というもの。
私はすっかり「ドキュメントの感動系」だと思ってしまったのでした。タイトルにも「栄光」とか入ってるしね。

映画公開後も、評判がよいという話だけ聞いてたけど、具体的な内容を聞いたり調べたりしなかったので、昨日これを見るまで、その先入観のままでした(苦笑)。


したら、導入でいきなりコメディ??

更に私の無知が原因なのですけど、「リアル」を追求した手術場面が、逆に「リアリティ」をあまり感じさせない。。。

それでもシリアスなドラマだと思って見てたのに、ナニ?この阿部寛!?スゴイ破壊力です。


一応、医療現場を舞台にしたミステリーでした。

バチスタという成功率が60%程の難しい手術が題材で、それを今まで100%成功させていた通称「バチスタチーム」がここに来て連続で失敗をしている。
その原因を調べるべく竹内結子演ずる心療内科医に白羽の矢が刺さる。
というのが物語の流れなんですが、


とりあえず、イマイチ納得がいかない部分、

本当に難しい手術なのか?と思ってしまうほど、成功して当たり前ムードが抜けなかった。
更になおかつ、このチームで本当に大丈夫なの?と思ってしまうほどのバラエティキャラ。

阿部寛演ずる厚生労働省役人のイヤミな上に完璧な仕事ぶりという役回り。なんか今の時代にこういう役人を「格好良く」見せるという事に単純に抵抗を感じてしまう。

しかも、そのお陰で竹内結子がイマイチかすんでしまい、最初に阿部寛によって作られたギスギス関係もうやむやのウチにクライマックスからラストへと流れてしまったこと。

最初、原因の特定から丹念に入っていったはずなのに、阿部寛が出てきたとたん根拠が分からないまま「殺人事件」という断定になり、その流れのままその通りにドラマが進んでしまったこと。


う~ん、なんか書いててどうよ?とか思ってきてしまった。。。


ただ、「見せ方」は非常に上手で面白い。
心臓手術というある意味マニアックなネタなんだけど、予備知識等全然無くても抵抗無く楽しめるし、話も分かりやすい。

緊迫感と笑えるところ、緩急の付け方が上手いし、またそれぞれの見せ方も上手い。

で、吉川晃司が渋くてカッコイイ。初めてそう思いました(笑)。


多分2時間という枠の中での限界なんだと思うけど、ミステリーの娯楽作品だと思って肩の力を抜いて見ればかなり面白い作品だと思うんです。

というのも、見終わって(監督インタビューがあった所為もあるけど)、もう一回見てみようかな?と思える作品だったから。
多分次はもっと楽しくなります。



最後に横浜

2009年01月18日 | 音楽・演奏とか
天気予報を見ると、夜中から気温が上がり、明日の日中には最高が17度になるという。
ぽかぽか陽気は楽しみだ~!と思うも、今日はまだ寒かった。。。

そんな中バイクで横浜へ出かけました。
横浜教室の今年1回目です。

ウチだけじゃなく、正月大変なことがあった人がいたり、忙しかったりで、なかなか十分な練習は出来ないようですが、それでも確実にレベルは上がっているし、また新しい曲にどんどん取り組もうという意欲は衰えてないのでそれだけでも嬉しい話です。

その中で「やってみようと思ってるんです」という曲に、人気のあったリフォーム番組「劇的ビフォー・アフター」でブレイクしたピアノ曲「匠」 と、「孫にやってと言われて」との「崖の上のポニョ」の2曲がありました。

それぞれに「ちょっと見本に弾いてみてください」といわれやってみました。(勿論私は初見ですが)
正直、両方とも難しい。

「ポニョ」は、とりあえず歌ってるイメージで音符を全部拾い上げたらものすごく忙しくなってしまって「とても出来ません」と敬遠される始末。
しかしじゃあと、弓の手数をうんと減らしてほとんど余韻だけでやってみると、これなら出来そうだと思える上に、イメージもそれほど崩れない。
(じゃあ簡単なのか?といわれると、それもまた別問題なんだけどね)

「匠」に関しては、1回やっただけでどうすればいいかまだ私にもよく分からないけど、きっとなんかいい手があるはずです。


また他の曲では、技術力向上のために弓のアップダウンを意識的にやってもらったりもしてます。

が、

みなさんどうにも真面目すぎまして、演奏の手段であるはずのアップダウンが、演奏の目的になってしまいます。

それが目的の練習曲はまあ仕方ないとして、自分が弾きたくて選んだ曲もそうなってしまう。


前から何度も言っている「歌うように」のなんと難しいことか。。。


ちょうど昨日、Nさんのお宅におじゃまして、似たような話をしてるんですよね。

実はNさんの奥さんが音大卒で音楽にはかなり詳しいです。
で、Nさんの練習演奏を聞くにつけ、音が固いな~、歌ってないな~と思ってるそうです。Nさんにはまだどういう事かぴんと来てないようなんですが・・・

しかし、そういってる奥さん自身、「歌ってる」の意味が分かったのがお子さんを出産してからなんだそうです。
なんか改めて日本の音楽教育に疑問を抱いてしまいました。


先日のブログで「ラヴェル」の「ピアノ協奏曲」が好きと書きましたが、
丁度今同じ曲を2枚借りています。

1枚が クリスティアン・ツィマーマン ピアノ。もう1枚が 近藤 嘉宏 ピアノ。
 
恥ずかしながら正直2人とも知りません。ジャケット写真を見ると、2人とも同じくらいの世代っぽいですが・・・

でも演奏は面白いほど違います。

近藤嘉宏さんは、音の輪郭がしっかりしていてシャープで明確で、テクニシャンだな~と思わせる演奏。
一方のクリスティアン・ツィマーマンはその逆で一見ゆるい感じ。

でも、どっちが面白いか?聴き応えがあるか?と訊かれたら、クリスティアン・ツィマーマンの方です。
すごく音が豊かに歌ってるんですよね。

歌心、もっと育てたいし、育って欲しいです。

のこぎりはそれにピッタリな楽器なんですよ。


これも勝訴?

2009年01月16日 | 日常・生活とか
妻の交通事故のケガも、お陰様で順調に良くなってます。

そんな中、昨日先方の保険会社から連絡がありました。
事故の責任分担ですが、なんと10:0になったということです!

双方が移動中の交差点事故では、どんなに相手が悪くても9:1がいいところ、と聞いてきたので、今回の結果には正直ビックリです。

こういうこともあるんですね~。
と同時に、相手のオッサンがどれだけひどかったんだよ・・・という再認識。。。

事情聴取で何度か警察に出頭してるらしいですが、聞くところによると、言ってることも二転三転してるようだし、当日病院に来たときも、なんだかボーッとして本当に反省してるのかよ?といった雰囲気でした。私と店長が立って待ってるので仕方なく一緒に立っていたけど、すぐにでも椅子に座りたいという行動が見え見えでしたしね。。。

正直こういう人には、自主的にハンドル握るのやめて欲しいですけど、わざとやったことでないということに関しては、いつ自分が加害者になるかも分からない、という不安も改めてあります。

昨年は免許更新と違反者講習と、2回も警察でビデオを見てきたんですが(泣き)、結論としては誰1人として幸せにならない。ということです。

安全運転、ますます心がけましょう。



ビデオ三昧~

2009年01月15日 | 音楽・演奏とか
先日見た「ダークナイト」(内容だけ書いて、アップしてなかった・・・汗)だけでなく、DVDを買ったけど見てないという作品はまだ幾つかある。。。う~ん。。。

それに加えて、正月等で録り溜めた番組も沢山ある。(最近は妻が録ったものが多数を占めているのだが)

それらを消化したり、DVDに焼いたりしている今日この頃。


そんな中でNHK教育でやっていた放送50周年番組の「和洋折衷音楽」というのを見た。
これ、気がついたときは半分くらい終わっていて、前半の邦楽部分が見られなかったのが残念。。。
後半はすぐに録画して後日見たのでした。


中で「ラヴェル」の「ピアノ協奏曲」もやっていた。

「ボレロ」や「亡き王女のパヴァーヌ」や、その他好きな曲が沢山ある作曲家なのだが、じゃあ、ちゃんと聞いてるか?というとそういうわけでもなくm(_ _)m良い機会だったので、昨日図書館で「ピアノ協奏曲」のCDを借りてきた。


聴いた感想、

好きですね。やっぱり。

良いとか悪いとかいう以前に、好みの部分が強いな~と思いました。

すごく映像的なんだけど、ドビュッシーほどしつこくなくて、それでいてドシンとした深さがある。

のこぎりで出来るのかどうかわからないけど、ラヴェルも色々取り組んでみたいという気持ちになりました。(亡き王女・・・は前から弾いてますけどね)




ダークナイト

2009年01月10日 | 映画・本・漫画とか
今日も穏やかな陽気ですが、空気が冷たいです。

さて、月曜日に買ったDVD、1枚は「THE DARK KNIGHT」です。(夜ではなくて騎士ですね)
早速翌日に見ました。(すぐに書きたかったけど、イラストがうまく描けなくて遅くなりました・・・結局ディスクの写真をちゃちゃちゃっと模写しちゃいましたが・・・)

見たという評を見ると、概ね「良いけど暗い」。
妻と見たのですが、エンドロールになった瞬間、妻が一言「くっら~い!」(あ、やっぱり言うか・・・)

(以下、ちょっとネタバレ含みます)


たしかに、バットマンの存在とその宿命、ということに着眼して言えば暗いです。

でも、私的には、メッチャ面白かった。というと語弊がありそうですが、とにかくスゴイ映画でした。お気に入りのトップに食い込みです。


まず私的には、ティム・バートンの「バットマン」が好きです。

それまでの、強い・カッコイイというだけのヒーローから、装備はすごいけど生身の人間がやってるんだ、という等身大のヒーローに仕上げたこと。
決してスマートではなく、泥臭いけど、「ヒーローが実際にいたら」という新しいビジョンとリアリティがとても好きでした。

しかし今回の「ダークナイト」は、その先を行ってしまいましたね。

等身大の「正義の味方」が犯罪多い世の中に存在したら、社会はそれをどう受け止めて、またヒーローの定義というのもどうなるんだろう?というところまで見せてくれました。

その結果が「ヒーロー」ではなくて、暗闇から街をそっと見守る「ダークナイト」だ、というところに落ち着いたわけですが。。。
バットマンって、ツライですね。。。


今回のクリストファー・ノーランにしろティム・バートンにしろ、ジョーカーと対決すると、「主人公はジョーカーだね」になってしまいます。
勿論、役者の素晴らしさもあるだろうけど、そもそものキャラクターの性質上、そうなってしまうんだと思います。

寡黙で理性で行動するするバットマンと、自由で本能のまま行動するジョーカー、
正義と悪ということを除けば、どちらがキャラクターとして魅力があるか、考えるまでもありません。

それをふまえても、今回のジョーカーは良かったです。

彼の目的は、金でも権力でもなく、自分の意のままに世間を動かせるか?というところにあり、その快楽のためには自身が傷つくことも死ぬこともいとわない、というある種究極の自由人でした。
札束を焼いたり、笑いながら落ちていくところなんかは、思わずカッコイイとか思ってしまいましたよ。

一方で「自分の正義」として戦ってるバットマンですが、色々しがらみが多い上に(自分に科せてるルールですな)社会からも疎まれ、最後は自らを犯罪人としてしまう。かなり気の毒でした。故に「暗い」となってしまうんでしょうが・・・

その中でも、人々の心にはまだ希望があるし、映画的にも随所にユーモアもあるので、150分という長い作品でしたが、中ダレもなく一気に最後まで行きました。


またちょっと反則かもしれませんが、前作の「バットマン・ビギンズ」もそうでしたが、「特典映像」を見て、更にスゲー!とファンになりました。

今回一番スゴイと思ったのが、自然紀行ものなどの撮影に使う「IMAX」という巨大なカメラ(フィルム)を使って、各シーンを撮影していること。(映画では初試みらしい)
故に、粒子の非常に細かい鮮やかな映像が広がります。これは劇場かブルー・レイで見るべき作品なのかもしれませんね。

そして、実写にこだわってること。
CGを含めた特撮は極力避けて、実際のアクションを撮ることにこだわってます。

前作で驚いたのが、ランボルギーニを戦車にしたような「バット・モービル」を実際に作って高速で走らせていたということ。
今回も走ってます。

更に、これは特撮だと思っていた「バット・ポット」というバイクのような不思議な乗り物。(バット・モービルの前輪部分が変型して出来ている脱出用バイク)
幅60センチくらいのタイヤによる骨組みだけのマシーンで、いくら何でもこれは合成だと思ったら、実際ホントに作って走ってた。

スパイダーマンがCGを駆使して、軽くてスピーディな映像を演出していたのと対象に、いかにもリアリティあふれる重厚な画面に仕上がってます。

カー・チェイス等も極力実際に走って撮っているし、更に一番スゴイのが、18本のタイヤを履いた、ロングトレーラーが縦にひっくり返るというシーン、
これも実際に市街地(ロケ現場)でホントにひっくり返したというから驚きです。

「ダイ・ハード4.0」や「ジェリー・ブラッカイマー」作品等でお馴染みの、細かいカットをたたき込むように繋いでいく、という編集はこの作品ではしてません。
逆に、少ないカット割りで、ワンテイクをじっくり見せる。それもIMAXの映像なので、よりリアリティあるキレイで迫力のあるシーンに仕上がってます。


爽快な作品ではありませんが、是非お勧めしたいお気に入りの1本となりました。