つぶやき・のおと

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剣岳 点の記

2010年03月05日 | 映画・本・漫画とか
DVDにて、「剣岳 点の記」を見る。

そもそもは、山にはまっている妻が「見たい〜」と言っていて、年末に私が見つけて買ってきたもの。

私自身興味あったんだけど、最初のタイミング、帰宅したら既に妻が途中まで見てた(*_*)。。。
というわけで、それ以来おあずけになっていたのだ。

今日はたまたま特典映像(2枚組を買った)を見る〜と言い出したので、見るともなしに付き合ってみたのだ。
これが面白い!!

本当は別の映画(LD)を見るつもりだったんだけど、変更してこっちの本編を見ることにした。

というのも、実際に登山したというのは、宣伝等で知っていたけど、CG特撮一切無しというのもスゴイけど、何よりも「順撮り」というのに驚いた。
自然相手、しかも天候不安定な山を相手に順撮りって、普通ありえないんじゃない??
プロデューサーや配給も、よくOKしたな。。。
確か山の撮影で150日間とか言ってたけど、日本の映画業界(詳しくはないけどね)としては、いろんな意味で異例尽くしだと思う。

ドキュメントのシーンで何度も取り上げられていたのが、監督の「撮影に行くんじゃない。苦行に行くんだ。」という言葉が印象的。
そしてそこから来る監督の映画作りに対する信念も他にない見事さ。(というしかない)

「順撮りで同じ体験をする。それによって役者は本人そのものになる」(というようなこと)
更に「そうして山頂にたどり着いたとき、その感動は本物だろう」(確かに・・・)

そして、ついに登頂。

辺り一面ガスに包まれて視界ゼロ。しばらく待つもついに撮影中止。やむなく下山(>_<)。。。


そんな中のスタッフの一人の言葉に爆笑
「撮影は失敗でしたけど、登頂は成功しましたよね」



そして本編の方もスバラシイ出来でした。

淡々と出はありますが、山を登る人、それ以外の欲や興味であおる人。

陸軍の下らない名誉欲といかにもお役所的な“ツマラナイ”人間像、
一方で同じく労を味わう事で生まれる連帯感と思いやり。

「人間讃歌」の映画でした。

そして更に驚いたのが、エンドロール(クレジット)で、
普通、役者、スタッフ(役どころ)が記載されるもんですが、
全て「仲間たち」にくくられて横一列でずっと紹介される。
唯一冠が付いたのが「原作 新田次郎」のみ。
多分こんなエンドロール、後にも先にもこれだけじゃなかろうか。。。
実に気持ちよかったです(^-^)


ただ1つ、BGMが腑に落ちなかったのが残念。
というのも、クラシック、それもバロックの管弦曲をサントラに使っている。
これが、どうにもミスマッチ。
だいたい西洋の貴族の音楽ですよね。どうしてこういう選択をしたんだろう??
最後まで違和感がつきまとってしまいました。


でも、映像とドラマは、買って正解。
お勧めの一本だと思います。


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日本の映画
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