若女将の修行日記

『写真館の若女将・成長記録』のはずが、いつのまにか『若女将のおとぼけな記録』になっていました。

佐渡裕氏プロデュースオペラ 『カルメン』

2009-07-21 10:50:56 | 音楽(足利市民合唱団)
この夏一番の多忙日……だというのに、半年前に買ってしまったチケットを握り締めて、「お願いします」と家族に頭を下げて向かったオペラ『カルメン』。去年私たちの合唱団で『カルメン』をやった関係上、とても楽しみにしていました。

序曲が始まると、カラダがわなわなしてきました。いつも音楽会で感じるわくわく感ではなく、武者震いみたいな感じ。そう、気分はすっかり『出演者』側なんですね。そんな自分を嘲笑している間に、幕が上がりました。

タバコ工場のシーンでは「あの女工の絡み方は、下品に色っぽくていいぞ」。

カルメンの登場シーンでは「ふーん。こんなにサラっと入ってきちゃうのか。ウチの先生の演出の方が、インパクト大だったな」。

闘牛士を迎える合唱曲が始まれば、「あぁ、さすがにこの休符の後のタイミングがバッチリ合ってるとめっちゃカッコイイわ、この曲(普通、休符の後のタイミングは合うのが合唱の決まりですが、それはねぇ、ほら時々そうはいかない時もあるわけで)」。

エスカミーリョが登場!「やけにイイ人そう。ウチのエスカミーリョの方が嫌味なイイ男感があったな」。

カルメンのスカートの中にホセの頭がすっぽり(誘惑してるシーン)、「え!結構エッチな演出だなー。ウチの先生好きそう~。でも、ウチのホセにはあまりにも強烈過ぎて可哀想かも」。

などなど。


自分でも笑っちゃうけど、完全に『演奏者』側のつもりになってしまってるんです。何だか不思議な感覚だったけど、それはそれで面白い経験でした。だって、別に誰にもそのことを発表する訳じゃないから、感じるのは勝手だもん!

ただ……。揺さぶられる程の感動を覚えるシーンはきまって『合唱』のシーン。そう、どんなに素晴らしいソリストに歌ってもらっても、やっぱり合唱が上手くなきゃ、オペラは。そーいうわけですよ、足唱の皆さん。

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5 コメント

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あ… (HiKa)
2009-07-21 23:34:17
はい、頑張って上手く歌えるように…なりたい…なる…なるとき…なれば…なれ!

あ、なります。。。
頑張ります。。。
努力します。。。
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そうだよねー (若女将)
2009-07-22 13:50:01
そう!努力!それっきゃ無いんだろうね!(自分に言い聞かせる)

あ、でも、お酒を飲む演技は、決して負けてなかったよ!

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私もみたよ! (ayako)
2009-07-25 01:28:56
お久しぶり~。我が家は一足早い夏休みの北海道から本日帰宅!
私も先日、佐渡さんのカルメンを西宮の芸文で鑑賞してきました。久しぶりオペラ。子どもたちをパパにお願いしてリフレッシュ。いいよね~。ただいまうちの実母はオーストリアに行っています。目的は歌です、歌ってるのよ。合唱の学校にはいって今はボイストレーニングうけるほどはまっています。歌はいいね~。
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お久しぶり~ (若女将(ナオミ))
2009-07-25 09:58:59
北海道!いいな~。
しかし、北海道旅行から戻った日に、夜中1時半まで起きているところが、子育てって体力つくんだな、と感心したりして。


そして、お母様はオーストリアに歌留学されているってこと!?すっごーい、そのバイタリティ。


母娘そろって、パワフル(笑)。
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文章力低下 (ayako)
2009-07-26 08:56:46
ごめんごめん、文章力極めて低下してるわ。
母は旅行です、が、日本で習ってる先生のコンサートにコーラスで参加するの。学友協会で歌ったらしい。今朝帰国のはず。
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