ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

“頑固の虫”はトイレに流せ!

2017-04-23 23:39:16 | 日記
だいたいにして女性が圧倒的に多い我が高齢者住宅なのだが
オープンして4年目を迎える今に至っても
認知症の男性利用者といえば
ここでたびたび紹介している“オトボケM三郎”しかいない。

いや、言い直そう。いなかった、と。

ケンゴは高血圧と脊柱管狭窄症という
高齢者ならではの持病はあるものの
頭のほうは非常にクリアな80歳の自立高齢者として
2年前に入居してきた。

それが膝の痛みがひどくなって
転倒を繰り返すようになった去年あたりから
あれ?大丈夫?と職員を心配させるようになり
そして去年の年末にお定まりの転倒・骨折・入院をしてから
いよいよおかしくなってしまった。

高齢者が治療を終えて退院してくると
たいがい、ひどい状態になっている。

ケンゴもその例にもれず
車椅子、意欲減退、記憶障害というお土産を持って
今年の1月に退院してきたのだった。

しかも、根っからの頑固者であった彼は
その部分に磨きをかけてのご帰還である。

もはや時間の概念もなく、薬の管理もできないというのに
ケンゴは言う。
風呂なんか自分で入れる!
薬だって自分で飲める!と。

ケアマネも、ウチの管理者も、そして私たち介護職員も
彼の危険を予測しているから必死になだめる。

あのね、お風呂はヘルパーさんが来てから入ってね。
あのね、お薬は私たちが介助するからね。

しかし、こちらが言葉を重ねるほどに、激怒するケンゴ。
俺は人の手を借りなくたってナンでもできるんだ~!!!

そしてついに…

好きな時間に自分一人で風呂に入ろうとしたヤツは
浴槽から出られずにコールで助けを呼ぶ。
朝夕2日分の薬をいっぺんに飲んで
気持ちが悪くなった~!とコールで悲鳴を上げる。

お手上げだ。

もしこれを読んでいる男性がいたとしたら
アナタに伝えよう。

認知症高齢者になる前に
どうか“頑固の虫”はトイレに流してくださいませ。


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