ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

次なる刺客

2016-12-10 00:48:04 | 日記
師走もいよいよ半ばか・・・。

無事に夜勤業務を果たした日の夜
焼酎のお湯割を飲みながら徒然にこの1年を振り返る。

奇怪な言動で悩ませてくれたクレイジー・ミヨは亡くなった。
セクハラと横暴性によって我が高齢者住宅に混乱を引き起こしたジジイXも
トイレで静かに亡くなった。
モンスターファミリーに生き延びることを強要された96歳のマリコも
つい先月、念願かなって旅立った。

不安と寂しさのあまり数分おきにコールしてくるリツ、カヨコは
ありがたいことに(?)健在だが
まあこの2人の対応に関しては許容範囲内だ。
コールボタンを押し続けることに疲れて
日付が変わることには寝てくれるのだから。

しかしこの間のブログでも書いたが
介護の神様は私たちに油断するなと言わんばかりに
次々と修行の機会を与えてくる。

ああ神様、今回もすごい刺客を送ってきたもんですねえ。

認知症のセツコ。

3年前の開設当初は物忘れの激しい
けれども上品で穏やかな女性であったセツコが
今年に入ってから急激に機能の低下を見せはじめた。

甚だしい昼夜逆転。

日中は食堂にいてもデイサービスに行ってもずっと眠りこけているのに
深夜2時、3時になるとムクッと起き出し
杖で力強く廊下の床を叩きながら
呪文のように自分の名前を叫ぶ。

さらに3、4日前から
居住フロアの廊下を徘徊しながら
廊下伝いにある居住者のインタフォンを押しまくっているという。

深夜にピンポンを鳴らされた方々は、たまったもんではない。

「なんなのよ!?」
「夜中に起こされて、眠れなくなったわよ」

当然のごとく、他の利用者からクレームの嵐。

申し訳ございませんとひたすら謝罪するが
解決策は見出せず・・・

セツコの部屋の玄関に外から鍵をかけてしまえば
周囲への被害はなくなるが
それは“拘束”になってしまうわけで・・・

セツコの自由を尊重しなければならぬ。
その一方で、周囲の生活も守らなければならぬ。

う~ん、ジレンマ。そして両者の狭間に立つことのストレス。

知らない人は
介護職ってのは高齢者のオムツ交換や着替え、入浴のお世話をしていればいいんだろうと
思うかもしれない。

でも
ひと言では言えないけれど
そうじゃないのよ。そうじゃないのよ。

介護。
それは果てしなく幅広く
果てしなく奥底深いのである。

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