ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

ハルオ、脚光を浴びる!?

2016-10-15 00:03:08 | 日記
ハルオのテレビ取材が、現実のものになろうとしている。
※「箸」(10/5)、「ケイコ日記-その5」(10/13)参照

テレビ取材に関してはウチのトップが窓口になると張り切っていたので
どーでもいいやと任せておいたのだが
今日聞いたら
主役であるハルオは「よくわかんねえけど」と言いながら
引き受けることに同意したらしく
その箸の製造元にテレビ取材の話を持ちかけてきたのは
なんと、日テレの「News every」だという。

ハルオ、「News every」に出てしまうってのか!?
夕方のニュース番組「News every」で
ユニバーサルデザインの箸を拘縮した手に持ち
「これで私も大好きな蕎麦を自分で食べることができました」って絵柄を
全国のお茶の間に届けてしまうってわけか!?

さんざんなハルオが、一躍脚光を浴びることになる。
その姿を見て、同じように手の不自由な高齢者が
自力で箸を持ちご飯を食べるという希望を
見出してくれるかもしれない。

すっばらしいことじゃあないか!?

しかし懸念が一つ。

ウチのトップは類まれなきミーハー男。
この話をまるで自分のテレビ出演と勘違いし
取材当日はスーツを着たほうがいいかな
もう少し痩せた方がテレビ映りがいいかなと
正式に決まってもいない今から興奮しまくっているのだ。

あのさ、この話はそもそも私が
ハルオさんに大好きなお蕎麦を自力で食べてもらいたい・・・
そういう純粋な介護精神から生まれたわけで
アナタは「いいね、いいね」と旗を振っていただけでしょーが!?
アナタがスーツを着て出るのなら
私こそ40年前に祖母につくってもらった振袖を着て出てやるわ!

ま、テレビに映るのはその箸を使うハルオの手先だけだろうけどね。

さてさて、きのうは夜勤。
明け方の5時ころ、そのハルオからコールがあった。

どうされましたぁ?と応答したら
なんと「すびませ~ん、トイレに連れて行ってくださ~い」。

立てないからベッドでのオムツ交換になって久しいというのに
トイレに連れていってと訴える。
どんなに頑張ったって足はガチガチに拘縮しているんだから
立って歩いてトイレで用を足すなんて、無理な話である。
本人も、それは分かっているはずだ。

なのにどうしちゃったの? ハルオさん。

あ、もしかして…
きのう箸のサンプルを使えたことによって
彼は、次は“自力で立つ”ことに挑戦しようとしているのか?

いやいやいや、それなはい。

ハルオが自力で箸を使って蕎麦を食べられるようになる。
ハルオが自力で立ち上がり歩き排泄をできるようになる。
もしその両方が実現したら
私はノーベル介護賞だ。


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