どんぴんからりん

昔話、絵本、創作は主に短編の内容を紹介しています。やればやるほど森に迷い込む感じです。(2012.10から)

きこりとおおかみ・・フランス

2018年02月18日 | 絵本(昔話・外国)


    きこりとおおかみ/山口智子・訳 堀内 誠一・絵/福音館書店/1977年


 煮立ったすかんぽのスープを頭にかけられ、やけどをしたおおかみは、よこっとびに すっとんで もりのおくににげこみます。

 それから一年後、あたまのはげたオオカミは、15匹はくだらない おおかみのむれを したがえて、いつかの仕返しをしようと、やってきます。

 きこりはすばやく木の枝にとびついて、木の上にのぼります。

 おおかみたちは、ものすごいうなり声をあげ、やがて、おおかみ梯子をつくって、木の上のきこりにせまっていきます。

 はじまりは、きこりとおかみさんのカトリーヌがすかんぽスープをつくっているとき、薪がなかなか燃えなくて、家じゅう、煙でいっぱいになって、戸をあけておいたところに、やってきたのがおおかみ。

 おおかみは、きこりと、おかみさんと、スープと、どれからさきに いただくとよかろう?と悩む姿は、捕らぬ狸の皮算用です。

 皮算用はうまくいかないのが常。すかんぽスープをかけられ、にげだします。そのスープも、そんなにたっぷりでは なかったようですが と、皮肉たっぷりです。

 それにしても、煙りであたりがみえないなかで、おおかみに気がついたときは、驚いたでしょうね。

 おおかみ梯子(数えてみたら、たしかに15匹いました)と、梯子がくずれる様子は迫力があります。

 やっぱりきになるのは すかんぽスープ。
 「すかんぽスープ」で検索したら、ヤフー知恵袋の回答にありました。

 材料(4人分)
  オゼイユ(すいば)の葉;400g
  バター;50g
  チキンブイヨン;1L
  卵の黄身;4個分
  サワークリーム(なければ、生クリーム);300cc
  あれば、セルフィーユ(ディル、シブレットなどのハーブでもOK);少々
  塩、胡椒;少々

 作り方;
  1.スイバ(すかんぽ)の葉を水で洗い、乾かしてから、細切りにする。
  2.なべにバターを溶かし、スイバを入れ、いためる。
  3.ブイヨンを流し込み、弱火で、15分煮込む。
  4.その間に、ボールに黄身、クリーム、塩、胡椒を混ぜ合わせる。

 スープが煮立ったら4を鍋に加え、沸騰させないように注意しながら、滑らかになるまで泡だて器を使って混ぜ合わせる。
  5.温めておいたスープ皿に流し入れ、セルフィーユを上に散らす。


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