どんぴんからりん

昔話・絵本いろいろ。語るのを目的としたものでしたが・・。それにしてもまるで森に迷い込んだ感じです。(2012.9から)

雪おなご

2018年01月11日 | 昔話(日本)
                    おみきばばっちゃの夜噺/田島房子/文芸社/2006年


 雪女との約束は守らないと、雪女が消えてしまうというおわりかたをしますが、ちょっと一味ちがう終わりかたをします。

 雪おなごがあちこちの家をのぞきながら、やってきたのは若い男が囲炉裏端で縄ないをしている家。

 雪だらけの女を、家になかにいれ、まきをどんどんもやし暖かくしてあげた男。

 次の日、稼ぎにいってかえってみると、家の中は、どこからどこまできれいに掃除してあって、見違えるほど。

 独り者の男は、よめごになってくれと一生懸命頼み、おなごも承知しますが、一つだけ条件をつけます。それは、おなごのことを誰にも決して決していわねでおこやいということ。

 何日かたって、稼ぎから帰る途中、美しい花かんざしをみつけ、なんぼかよろこぶべ、なんぼかにあうべと思い、有り金をはたいて、花かんざしを買います。

 花かんざしを売った店のおやじが、独り者が買うのはおかしいと、名主に相談します。
 名主がきをきかせて、よめごをもらったようだからお祝いにでかけるべえと、みんなで男の家にでかけると、よめごは、約束をやぶったなと男をにらみつけ、かんざしを見つめながらホロホロ涙をおとし、外にでていってしまいます。
 男はよめごのあとを、どこまでもおっていき、二人とも吹雪の中に消えてしまいます。

 雪女は、存在をしられたくないのでしょうが、人のところにやってくるのは、やはり寂しいのかも。

 雪女は清楚と妖艶のどちらでしょうか。
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