どんぴんからりん

昔話・絵本いろいろ。語るのを目的としたものでしたが・・。それにしてもまるで森に迷い込んだ感じです。(2012.9から)

みっつのねがい・・エストニア

2018年01月10日 | 絵本(昔話・外国)

               みっつのねがい/ピレット・ラウド:再話・絵 まえざわ あきえ・訳/福音館書店/2012年

 エストニアの再話です。

 とにかく楽しい絵で、ナイフやホーク、机、ポットからケーキ、にんじんなどが、あちこちに散らばっていて、それを見ているだけでも楽しくなります。ただ遠くからだと見えにくいところもありそうです。

 なまけものの夫婦、働かないのでとても貧乏。毎日ケンカばかり。
 料理しろというだんなに、材料がないのにどうして料理するのさと、おくさんが言い返します。

 するとそこへあらわれたのは、一人の白髭のおじいさん。
 「いつもケンカばかりしないで、もっと楽しく暮らせるよう、わしが力をかしてやろう。いまから三日後に、みっつのねがいをかなえてあげよう」というとどこかえいってしまいます。

 三日後というのがミソです。

 二人は願い事を考え始めますが、空想(妄想?)が広がるばかリ。

 「おちちを しぼると、あまーい クリームが でてくるウシ」
 「さかながどんどんつれる つりざお。さおにかかった さかなは、かってに フライパンに とびこんで、おいしい ごちそうに」

 などなど。(このあたりの絵も秀逸)

 三日目の朝。願いごとはきまりません。何か食べれば、元気が出て、すばらしい 願いごとをおもいつくかもしれないとキャベツでスープを作り始めますが、なかにいれるものがないので、「あーあ、みじめなスープ。おいしい ソーセージが あればいいのに」とおくさんがいうと、どすんと大きなソーセージがあらわれます。

 だんなさんが「願いごとの一つを、こんなものにつかったのか! そんなに ソーセージが すきなら おまえの 鼻にでも くっつけておけ」と叫ぶと、大きな大きなソーセージが、おくさんの鼻にくっついてしまいます。

 おくさんは、途方にくれますが、願い事は三つ。もう一つありますから・・・・。
 

 エストニアは、EUそしてNATOの加盟国、通貨はユーロ、人口は134万人。面積は九州の1.23倍。
 3世紀以降、デンマーク、ドイツ騎士団、スウェーデン、ロシア帝国などの支配を経て、第一次大戦後1918年ロシア帝国より独立。第二次大戦中1940年ソビエト連邦が占領。
 翌1941年独ソ戦でナチス・ドイツが占領、1944年ソビエト連邦が再占領し併合。1991年同連邦より独立を回復とありました。



ジャンル:
文化
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« まちのいぬといなかのかえる | トップ | 雪おなご »
最近の画像もっと見る

絵本(昔話・外国)」カテゴリの最新記事