どんぴんからりん

昔話・絵本いろいろ。語るのを目的としたものでしたが・・。それにしてもまるで森に迷い込んだ感じです。(2012.9から)

麦の穂・・ウクライナ

2017年05月12日 | 絵本(昔話・外国)

               麦の穂/エヴゲーニイ・ラチョーフ・絵 田中潔・訳/ネット武蔵野/2004年初版

 絵をかいた人の奥さんが、明るい太陽の光に満ちた楽しいウクライナ民話をいつまでも愛してくださるようにとのメッセージをよせています。

 絵本のタイトルになっている「麦の穂」のほか「長くつを買いに」「おおかみの歌」「おおかみと子羊」の3つの話がのっています。

 「麦の穂」は働かないもの食うべからずといったところか。
 「長くつを買いに」はねこを食べようと思ったきつねが、いぬのブリースコに追われて逃げ出します。
 「おおかみの歌」は、欲をだしすぎたおおかみときつねが、せっかくの獲物が元の木阿弥になります。
 「おおかみと子羊」は、子羊の知恵で、わなにかかったおおかみの話で、イソップを思わせます。

 色使いも鮮やかで、文字も太字で読みやすくなっています。

 ねこが冬にそなえるため長靴を買いに出かけますが(長くつを買いに)、ねこと長靴という組み合わせは、ペローの「長くつをはいたねこ」だけではなさそうです。

 「麦の穂」は、オンドリが拾った麦の穂をたたいて実をとろうとしても、子ねずみは遊んでばかりいて手伝いません。粉ひき小屋に運んで小麦粉にしようとしても、子ねずみは手伝いません。ピロシキを作ろうとしても、子ねずみは歌って踊っているだけ。それでもピロシキが焼きあがると、呼んでもいないのに子ねずみはやってきて、ピロシキを待ちますが・・・・。

 子ねずみの名前は、チュウチュウとチョロリー。子ねずみとおんどりの掛け合いが楽しい話です。
 
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