どんぴんからりん

昔話・絵本いろいろ。語るのを目的としたものでしたが・・。それにしてもまるで森に迷い込んだ感じです。(2012.9から)

つなみ てんでんこ はしれ、上へ

2017年06月13日 | 絵本(日本)

               はしれ、上へ! つなみてんでんこ/指田 和・文 伊藤 秀男・絵/ポプラ社/2013年初版

 TVで指田さんが出版までの苦労をはなされていたのをみて購入しました。

 3・11から6年たって、この年 生まれた子どもが小学校に入学。

 巻末に3.11当日、釜石東中学校と鵜住居小学校の子どもたち、園児もふくめ、600人が2キロメートルにわたって逃げた避難ルートの地図がそえられています。

 第一避難場所の”やまざきデイサービス”についたとき、うしろから津波。さらにもっと上の第二避難所の”恋の峠”まで。この場面の臨場感と緊張感がすべてを物語っているように思いました。

 釜石では2004年から津波にそなえる訓練してきて、これが役に立ったとありました。

 3.11で大勢の方が亡くなっていますが、とりわけ大川小学校の児童、教職員がおおぜい亡くなったことがわすれられません。

 ”てんでんこ新聞”特別号がついているのですが、子どもたちの家族や親せきの方もたくさんいたというのも忘れてはならないことです。

 絵はお世辞にもうまいという感じがしないのですが、当日の様子をよく表しています。

"つなみ てんでんこ"は、津波のときには、てんでんばらばらに逃げろという東北につたわる言葉ですが、一人ではなく集団で逃げられたことも、どれだけこころづよかったにちがいありません。

 いざというとき、適切な判断ができるか自問自答しました。

 つい先日のテレビ、釜石東中生徒の5年後を放送していましたが、当日何らかの理由で学校を休んでいた一人が犠牲になったことがでてきました。(2017.7.23)

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