どんぴんからりん

昔話・絵本いろいろ。語るのを目的としたものでしたが・・。それにしてもまるで森に迷い込んだ感じです。(2012.9から)

コケーナとであったチャンゴ・・アンデス

2017年05月18日 | 絵本(昔話・外国)

            コケーナとであったチャンゴ/やなぎけいこ・再話 野口忠行・絵/福音館書店/1990年

 アンデスの昔話でペルーからボリビアにかけての山岳地帯に住むインディオに伝わる話といいます。

 チャンゴはヤギ飼いの少年。もうあまり草がない村から、五匹のヤギのため、やわらかい草ときれいな水をさがして、山のむこうにでかけます。

 頑張って険しい岩を登り、山のてっぺんからみえたのは、下に広がる草と水。ヤギたちが草を食べているとあたりが急に暗くなって黒雲が広がり雨が降り出します。ヤギたちをやっとのことで岩陰にあつめ、嵐が通り過ぎるのをまちますが、クロがいなくなったことにきづきます。

 雨の中を飛び出すと、遠くにくろいものがうかびあがります。

 クロだと思って走りよると、それはリャマのこどもでした。

 チャンゴは嵐がやんだらおまえの仲間をみつけてあげようと、やさしく話しかけ、リャマの子をだきあげようとすると、リャマは消え、大きな帽子をかぶったコケーナ、動物の守り神がたっていました。
 
 コケーナはチャンゴがリャマの子にやさしかったごほうびにすきなものをあげようといいますが、チャンゴはクロをみつけてとこたえます。
 コケーナはクロの居場所をおしえてくれ、クロのところにあるものは、わたしからのおくりものだといって、きえます。

 コケーナの言った通り、クロは洞穴にいました。そして、そのそばには金貨と銀貨がいっぱいつまった袋がありました。

 コケーナは、ちいさいちいさいとんがり帽子に白い髭の動物の守り神。動物たちをいじめた人間は、こっぴどくこらしめますが、やさしい人間には恵みを与えてくれます。

 コケーナをみたときの驚いたチャンゴの顔がリアルです。

 村の風景は2ページだけですが、みんな帽子をかぶって、アンデスの雰囲気がとてもよく伝わってきました。

 「コケーナ」というキャラクターも面白い存在です。




ジャンル:
文化
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 牛の嫁入り・・岡山 | トップ | くさのなかのおひめさま »
最近の画像もっと見る

あわせて読む