どんぴんからりん

昔話・絵本いろいろ。語るのを目的としたものでしたが・・。それにしてもまるで森に迷い込んだ感じです。(2012.9から)

おによりつよいおれまーい…サトワヌ島

2017年07月23日 | 絵本(昔話・外国)

               おによりつよいおれまーい/土方 久功・再話絵/福音館書店/1975年こどもとも発行

 南太平洋のミクロネシア、サトワヌ島の再話です。

 本文はすべてひらがななのですが、”おれまーい”は、男の名前、子どもの肉が大好きという”やにゅう”は、日本風に言うと鬼でしょうか。

 といっても日本の鬼のイメージとは大分異なります。


 オレマーイは、生まれてすぐに大きくなった強い子。ところがちょっとしたことで、家をひっくりかえしてしまいます。
 乱暴もので、このままにしておくと何をしでかすかわからないと、島の人は、あの手、この手で殺そうとします。
 森に連れていって木を伐り倒して、オレマーイに倒れるようにしますが、オレマーイは、片手で木を支えると、船小屋にもっていき、船だとおいていきます。

 次は、網の中に入れて、海の底に沈めますが、しばらくするとオレマーイは網に魚をいっぱいいれて海からあがってきます。

 三度目は、ヤニュウという鬼がいるビーク島においてきます。

 ここでもオレマーイは、ヤニュウを投げ飛ばし、こんな強い子がいては、大変とばかり、船を提供されます。

 オレマーイは、最後には島の酋長に。

 乱暴だからといって、子どもを殺そうとする島の人にびっくりしていると、ここではオレマーイの強さを表すためのものです。安心して読めるのが昔話です。やや物足りないのは両親の存在感がまったくないことです。

 オレマーイや島の男たちの褌姿がさまになっています。
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