ナイル川とエジプト/赤地経夫:文・写真 屋形禎亮・監修/福音館書店/1988年
ナイル川なりピラミッドは、テレビの映像で見慣れているはずなのに、見る角度が異なるとまた違った発見もあります。
録画しない限り映像では一過性ですが、本だとじっくりみれるところがいいところです。
ナイル川はビクトリア湖から地中海まで6700km、北海道から那覇まではおよそ3400kmですからその倍の長さです。
ピラミッドからナイル川の周辺で暮らす人々の生活の写真集です。
特に目につくのは色鮮やかなお墓の中に残された彫刻や絵。
王族や貴族だけではなく、庶民の当時の生活をうかがえる絵。
全体を俯瞰できるルクソール神殿は壮大です。
約2700年続いたという古代エジプトの歴史から見れば、現在は一瞬のことのようです。