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金融機関の経営は簡単か?誰でも出来るのか!4(その他有価証券評価差額金) 

2017年08月10日 | オフィスベルウッド

金融機関が保有する有価証券は、その保有する目的で決算期の財務諸表・貸借対照表(決算)での表示の仕方が異なります。

 「金融資産に関する会計基準」に準じて、会計処理をしなければなりません。

 ①売買目的は、貸借対照表の資産勘定に決算期の時価で計上する。

 ②満期保有目的は、減損額(50%以上の時価の下落額)以外は取得した原価で財務諸表の資産に計上するが、含み損益は計上しない。

  減損があれば損益計算書に計上して、減損後の金額を貸借対照表の資産に計上する。

 ③その他保有目的は、減損額は損益計算書に計上して、貸借対照表の資産に時価を計上し、取得原価と時価の差額である含み損益は、純資産の「その他有価証券評価差額金」(課税部分を控除して)に計上する。

  減損があれば損益計算書に計上して、減損後の金額を貸借対照表の資産に計上する。

 ④子会社等その他は、減損以外は取得した取得原価で計上する。

 だから、その他保有目的の有価証券の時価の変動が、大きく金融機関の純資産、自己資本額に影響をする。

 反対に、満期保有目的は、含み益が貸借対照表に現れないように、含み損も現れない。

A信用金庫の計数を見てみよう

 H27.3.30 有価証券額 3,850 純資産 840 その他有価証券評価差額金   98

 H28.3.31   〃   3,900  〃  880      〃       113

 H29.3.31   〃   3,920  〃  870      〃         84

 有価証券の残高は増えているのに、その他有価証券評価差額金は減少している。

 有価証券の含み益が減少しているのだ!

 有価証券の全てが満期保有ではないが、A信用金庫の大部分は満期保有である。

 これから、もっと市場金利が上昇して有価証券の時価が下がったらどうしよか?

 金融機関の経営って、とっても難しいね!

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きいて!きいて!
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