田舎暮らしのつぶやきブログ!

一寸お役にたつファイナンス情報や経営アドバイスと、旅や食のつぶやき。

初歩の自己査定と債務者分類とは?

2017年07月11日 | オフィスベルウッド

金融業務に携わっていない人にとっては、自己査定とか、債務者分類といっても理解が苦しいかもしれないので、簡単に説明します。

 自分は、金融機関から事業資金を借りていないから関係ないのではなく、住宅ローンやカードローンも関係してくる。

自己査定とは、金融機関が保有する資産(貸出金等)を自己の基準によって査定(判定)して、デフォルトリスク(貸付金等が回収できないリスク)の可能性を金額(借入金額等)で分類と債務者(借入人)で区分すること。

 日本では、バブル経済崩壊後の金融機関の多額の不良債権の発生を契機に、1998年から導入された。

 その目的は、金融機関の貸付金等の資産の健全性を確保し、資産内容を客観的に反映して適切な償却・引当てを行って正確な財務諸表を作成すること。

 これにより金融当局の行政指導は、従来からの護送船団方式から、金融機関が自己責任で行う自己責任方式に転換された。

 この適切な償却・引当に、貸倒引当率貸倒引当金が関係する。

 自己査定の対象となる資産は、貸出金や貸出金に準ずる債権や有価証券、デリバティブ取引、その他資産などが含まる。

 この自己査定は、各金融機関が制定したマニュアルに基づいて行れ、その基本は金融庁が公表している「金融検査マニュアル」もよる。

 金融機関の貸付金の中には、返済の可能性が確実なものから、かなり不確実なものまである。

 そこで金融機関は一定の基準に基づいて、債務者(借入人)を査定し、債務者格付をします。

 具体的には、債務者の財務状況・資金繰り・収益力等で返済の能力を判定して、債務者を「正常先」「要注意先(要管理先)」「破綻懸念先」「実質破綻先」「破綻先」の5つに区分します。

 そして、金融機関の貸出金等の回収の危険性または価値の毀損の危険性の度合いに応じて、金額を次の4つに分類します。

 第Ⅰ分類:回収の危険性または価値の毀損の危険性に問題のない資産

 第Ⅱ分類:債権確保上の諸条件が満足に満たされないため、あるいは信用上疑義が存する等の理由により、その回収について通常の度合いを超える危険を含むと認められる債権等の資産

 第Ⅲ分類:最終の回収または価値について重大な懸念が存し、従って損失の可能性は高いが、その損失額について合理的な推計が困難な資産

 第Ⅳ分類:回収不能または無価値と判断される資産」

 そして、この分類に応じて償却や引当金の設定が行われます。

この分類に応じての償却や引当ては、自金融機関の責任において実施され、この償却や引当てが多額に上り、自己資本比率が大きく下がると、金融庁から業務改善命令など早期是正措置を受けることに。

 通常は業務改善命令を受ける前に対等合併?が行われるが、過去には国有化や吸収・救済合併でその名を消した金融機関も多い。

『ささやき』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« それで、事業再生支援はでき... | トップ | シニアの自営業のコンサルは... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL