オドフラン ~いつもどこかに「なるほど」を~

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東京、大阪、名古屋の主要なハンドメイド&アートイベント評判感想

2017-04-07 14:46:26 | 日記

(画像:フリー素材ドットコム

評価は、A(絶対行くべし)>B(余裕があれば)>C(本人にまかせます) の順。
※主に、「出展者」として参加する場合の参考にしてください 

 

 

 

 


▼コミックマーケット(通称:コミケ)in東京
個人評価:A

もはや説明も不要のビッグイベント。他の追随を許さない絶対王者。
夏と冬、それぞれ3日間(ジャンル別)開催されます。
出展者はそのうち該当ジャンルの1日1スペース出展可能。
同人誌、コスプレ披露、はもちろん、雑貨やTシャツ、イラスト、アート作品、その他自作のオリジナル作品から、よくわからないもの(?)まで、もはやなんでもあり!!
多く、熱く、濃く!色んな意味で国内最大&最強イベント。

他の主だったイベントでさえ、
出展数が1000~2000、
大きなところで4000~5000、とうたうなか
3万5000サークルの参加ですから、規模が違います。
もちろん、来場者も気合十分なので、少しでも気になったら他に取られる前に
我先に、と財布のヒモも比較的緩いです。

開催時期:夏・冬、年2回開催。(各3日間)
場所:東京ビッグサイト
出展料:1スペース(長テーブルの半分)9000円くらいから
出展数:3万5000サークル
来場者数:約60万人(3日合計)
http://www.comiket.co.jp/ 

 

●デザインフェスタ(通称デザフェス)in東京
個人評価:A

春(5月ごろ)と秋(11月ごろ)の年2回。
加えて「真夏のデザインフェスタ(8月)が開催。
アジア最大級のアーティストイベント。おそらく、個人・法人、有名・無名問わず、
クリエイティブなことをしている人はほとんど1度は見たり、聞いたり、出展(ないし検討)したことあるんじゃないかと思われるほど、「当然」のイベント。
これからハンドメイド作家デビューをされるあなたは、是非チェック。

※「真夏のデザフェス」は、学生向けイベント「学展」との共催につき、本来のデザフェスではない。弟分的なイベントといった感じ。やたらと追加募集や出展催促のメールがくるので、集客的にはかなり苦戦していると思われます。考えられる原因は主に2点。

①「春と秋のメインにみんな照準をあわせている」
②「夏コミケの当落の前に真夏のデザフェスが締め切られる」
です。①は言わずとしれたデザフェスはもともと「春と秋」で定着しているイベントです。作家もお客さんも春と秋という意識が強いです。春が終わってまた夏も(立て続けに?)っていうのは意欲がわかないのでしょう。
②ですが、これかなり重要です。作家の多くは「コミケ最強」ですからまずはコミケです。コミケの落選組が真夏のデザフェスに参加、っていう流れならあるかもしれませんが、コミケの当落通知の前に真夏のデザフェスは締め切られています
よってコミケの落選組が流れてこないのです。

 

開催時期:春・冬、年2回開催。(各2日間)
場所:東京ビッグサイト
出展料:1日12,600円、両日22,000円~
出展数:約5,000ブース
来場者数:70,000人(2日合計)

 


▼ハンドメイドジャパンフェス(通称:HMJ)in東京
個人評価:B

コミケ、デザフェスが先頭集団なら、第2集団といったところでしょうか。
デザフェスよりは少し規模が小さいですが、女性向けハンドメイドには結構強い印象。
全国から、は少し大袈裟かもしれませんが、東名阪・東北地区などを中心にかなり広範囲から出展者がいます。
集客力も抜群で、開場前には長蛇の列はお馴染みの光景。

最も成功しているイベントの1つだとは思いますが
デザフェスほどの規模ではないのに、値段がデザフェスより高い、という不釣り合いな価格設定で
1つ評価を下げてB。

ハンドメイドショップサイト「creema」の運営母体が主催。
creemaからの人気作家も多く出展。
毎年7月に2日間開催。
場所:東京ビッグサイト
出展料:1日14,175円、両日24,150円~
出展数:約4,000ブース
来場者数:50,000人(2日合計)
https://hmj-fes.jp/


▼ヨコハマハンドメイドマルシェ(in横浜)
個人評価:B

こちらも関東ではかなり大きな手作りイベントの1つ。
デザフェスなどトップクラスのイベントには集客は及びませんが、
第2集団にはしっかり位置している感じです。
ただ、アクセサリーや雑貨、その他いわゆる手作り(毛糸とか布生地とか)の出展者が多いのでどうしても女性嗜好に傾いてしまう印象。
なので女性にはオススメしますが、男性は出る側・行く側ともに、出展者状況を見ておいた方がミスマッチは少ないでしょう。

ハンドメイドショップサイト「minne」の運営母体が主催。
minneからの人気作家も多く出展。
毎年5月に2日間開催。
場所:パシフィコ横浜
出展料:1日9,800円、両日16,800円~
出展数:約3000ブース
https://handmade-marche.jp/

 


▼クリエーターズマーケット(通称:クリマ)in名古屋
個人評価:A

東海地区最大のクリエイター、アーティストの祭典。
もう1つのデザフェス状態。
名古屋地区は、正直『クリマとそれ以外』と言えるほど、クリマは他を圧倒して頭1つ出ています。
東京や大阪などの作家さんも「クリマには参加する」、という気の入れよう。
見てるだけでも楽しい作品満載。

※単純に「お客さんの購買意欲」だけみるとデザフェスより上かもしれません。理由は、単純にクリマファンが多いというのもあるかもしれませんが、デザフェスは、その前後にも関東圏内で似たようなイベントがあり、同じ作家さん・同じ作品も出展されています。なのでデザフェス以外でもそこそこ選択肢があるのです。が、クリマはそうはいきません。「ここで買わなきゃもう買えない」くらいのモチベーションの方が多いため、購買意欲が高くなるの・・・かも?しれません。

6月と12月の年2回開催。
場所:ポートメッセなごや
出展料:1日6,050円、両日12,100円~
出展数:約4,500ブース
来場者数:約60,000人(2日合計)
http://www.creatorsmarket.com/

 


▼テレビ愛知ハンドメイド市場in名古屋
個人評価:C

コンセプトは間違ってないし、クリマの第2路線を狙ってるんだろうなとは思うんですが、まだまだお客がついていない印象です。
正直、お客さんより、(出展)ブースの方が多いのでは?と思えるほどスカスカな感じが否めません。
(公式サイトにも、出展数や来場者数の情報があまり見当たりません。出したくないのかな?と想像したり)
告知不足なのかもしれませんが、まだ歴史が浅いので人気作家さんも出展を見合わせるようで(クリマに制作スケジュールを合わせてるのでその前後に似たようなイベントがあっても準備が追いつかない)、集客はイマイチ。
出展を検討されるなら、『クリマやデザフェスの練習』みたいなテンションで行けばいいと思います。
売り上げ目的なら失敗するかもしれないので。

場所:ポートメッセなごや
出展料:1日6,500円、両日13,000円ほか
出展数:??
http://tv-aichi.co.jp/handmademarket/

 

 

▼アート&てづくりバザール(通称:てづバ) in 大阪&神戸
個人評価: ⇒A

ここだけ行ったことがないので、公式サイト情報とネットの書き込みから判断して評価。

てづば参加しました。
結論から言うと、噂に違わず良かったです。
具体的に何がどうよかったのか、というのはいくつかありますが、
最大の評価ポイントは『3日間開催』ってことです。
東京のデザフェス、名古屋のクリマ、その他ほとんどの主要展示即売イベント系は土日の2日です。
(コミケはイベント自体は3日間してますが、出展できるのはそのうち該当する一日のみ)

もちろん3日間となるとそのぶんの準備や開催期間の体力維持など、大変な側面もあるのですが。せっかく3日もあるので、それを利用しない手はありません。自分的におすすめしたい出展方法は『(普段はあまり売れないかもしれない)勝負玉を持っていってみる』です。
例えば、ちょっと高額だから、他のイベントでは売れないもの、ちょっとマニアックだから、今までなかなか評価されなかったものなど。本人は自信作にもかかわらず、一般的なイベントでは見向きもされなかったものでも、3日間もあれば、一人や二人、『こーゆーのもいいですね』って人が現れます!w
まあ、もっと単純に、このくらいの規模(関西No1)のイベントが3日もあれば
売上もそこそこ行くので、そういう意味でも関東や中部、中四国などでそこそこ手ごたえを感じてる作家さんなら
遠出してでも参加する価値はあります。(料金も下記記述していますが3日で25,000円なら良心的です。)


屋内のハンドメイド系イベントでは関西で最大規模。

出展ブースが1,000は、他の地方都市の横浜や名古屋が3,000以上集めていることを考慮しても
西日本最大の都市として、もう少し頑張ってもらいたい、とも思ってたのですが、
あまり気にならないくらい賑わったイベントでした。男女比も(ブースにより偏りはありますが)平均すると半々くらいか、ちょっと女性が多いかな?くらいです。あまり男女は気になりません。一人で行っても浮きません。中学生くらいの友達同士で遊びに来た人から、お年寄りの買い物・見物客まで幅広いので、年齢層もあまり気にしなくていいでしょう。

 


1つ気になったのが、出展料金。
http://www.tv-osaka.co.jp/event/makingbazaar/shutten.php
上記サイトを見る限り、販売するには「3日間155,000円」のブースを申し込まなければいけないよう

↑(追記)料金、勘違いしてました。「作品の販売」はどのブースでも基本的に可能(そらそやろ)。
「(作品の)素材」を販売する場合は、「販売ブース」というのに出店しないとダメらしいです。
例:羊毛で作った作品は、レギュラーブースなどでも販売可能。ただし羊毛そのものを売るのはダメですよ(販売ブースのみ)、っていうことらしいです。確かにややこしいですね。

 

場所:大阪南港 ATCホール
出展料:レギュラーブース3日間25,000円(素材の販売が「×」になってますが、あくまで素材であり、作品の販売はOK。誤解なく。)ほか
出展数:約1,000ブース
来場者数:約25,000人(3日合計)
http://www.tv-osaka.co.jp/event/makingbazaar/

 

▼大阪アートダイブ
個人評価:C

広さ的にはクリマと同じくらい。
ただ、やはりクリマに比べると客足も静かな印象。
ネットの書き込みを見ても、1度出展して2回目から見合わせる、という声もちらほら。

↓(下図)出展ブースも1000募集して、結果886なので、苦戦しているのは公式サイトからでも垣間見れる(ただ、こういうのを下手に隠したりしないのは凄く好感持てるw)

 

ただ、何でもかんでもというより『アート』というくくりを打ち出しているので、アーティスティックな作品の比率が多いのも特徴の1つ。見ていて楽しい作品は多い。
開場一時間前に並んでいるのは100人くらいの集団なのも、都市部であることを考えると「0(ゼロ)」1つ寂しい。

出展数:800ブース
出展料:1日7,800円、両日15,800円ほか


https://artdive.net/

 

 

▼博物ふぇすてぃばる(in東京・九段下)

個人評価:A

ぶっちゃけ、ここはすごい!!歴史は浅いけど、もしかしたら今、一番「キテる」イベントかも!

深海LOVE!
幾何学LOVE!
カエルLOVE!
蛇も化石もサナギや幼虫!
LOVE!LOVE!LOVE!

今、ちょっとニッチでディープな人が面白い!

詳細はこちらに別途記事にしましたよ↓↓

作家さん必見!?デザフェスをしのぐ程の盛り上がり。「博物ふぇすてぃばる」がディープで熱い!
https://blog.goo.ne.jp/odohuran/e/4e1092b982414b0586a5f64a4913a091

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【その他】
ここから下は、ちょっとジャンルが偏りますが、熱いイベントなので紹介までに。

▼ゲームマーケット(東京・関西)
個人評価:A

電源を使わないゲーム、つまり「アナログゲーム」に限定した展示即売&体験イベント。
デジタルの時代だが、かなりこのイベントに関してはファンが多い&熱い。
東京で春と秋に、関西方面で冬
出展ブース数が他のイベントと比べて極端に少ないのは「プレイスペース」のような
体験ブースが会場の半分を占めるため。
会場は人であふれかえっていますので、是非アナログゲームも楽しんでみては?
販売ももちろんできるので、開発した人はそこで販売してみては?

出展数:約500ブース
出展料:1スペース約6500円~
来場者数:12,000人

http://gamemarket.jp/

 


▼comic1(コミックワン/コミイチ)in東京

同人系中心のイベント。年に一度、GW時期に合わせて開催。
出展が1000ブースを超えたら大きなイベントだとされる中、
同人系だけで2500はすごくないですか?w

ただ同人系中心なので、どうしても萌え系、エロ系が多くなりがちなのはご愛嬌!笑
ただ、熱気は凄いです。
『新作はコミイチで』という人気作家さんも多数。
お客さんも購買意欲も高いです。イラストや物語創作に自信のある人は是非出展すべし。

出展数:2,500ブース
出展料:1スペース約5000円~
来場者数:12,000人
http://www.comic1.jp/

 


こんな写真も無料でダウンロード
商用可能なフリー素材、フリー素材ドットコム
http://free-materials.com/

 

 


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2 コメント

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てづば出店経験者です (通りすがり)
2017-12-28 12:19:12
>>上記サイトを見る限り、販売するには「3日間155,000円」のブースを申し込まなければいけないよう。

いいえ、ハンドメイド作品はワークショップブース以外は可。
【素材、パーツ】を売るには、高い企業ブースじゃないと不可という事です。

>>出展料:レギュラーブース3日間25,000円(ただし販売不可)ほか

レギュラーブースはもちろんハンドメイド作品販売可能です。

以上、てづばファンでした。
Unknown (出店者)
2018-05-26 16:33:51
出店者の口コミを探しており、たどり着きました。記載されているほとんどのイベントに参加しておりますが評価が当方と全く一緒で驚いております。大変参考になるサイトですね 余談ですがアート&てづくりバザール(通称:てづバ) in 大阪&神戸は出店者からはかなり不評です雑貨は3000円以下でないと売れず、高いと言ってお客様に値切られる始末です。イラストはスカウトに来てる方が多いのでお披露目にはいいかもしれません。飲食ブースとアクセサリーは入り口のいい位置にだせるので良さそうです。雑貨や服飾の方が苦戦するイベントです

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