<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

月光ももとは日光

2006年10月14日 08時22分30秒 | Weblog
 月光ももとは日光海光る

     *

 これは今朝のNHK俳句の時間に紹介された入選句。作者の名前を記録しそこねてしまった。

     *

 そうだった。月光ももとは日光だったんだ。そうだった。そうだったなあ。月光が海を照らしている。昼間は海を日光が照らしていた。

     *

 昼も夜も照らされているんだ、わたしたちは。海もわたしたちもいつも照らされていたんだ。光はいろいろに変化しながらではあるが。

     *

 すまないなあ、それを知らずに、感じることもなくて一生を過ごしてきた。でもいまそれを知って、嬉しい。

     *

 照らされて海もわたしもあふれけり     釈 応帰
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 賛美 | トップ | 秋の日が終わる »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
日光は神ではないか (にゃん)
2006-10-15 10:27:26
若い頃考えた事。人間は人を真に愛する事はできない。それを出来るとすれば神の力であろう。神の愛が私に臨み、これによって私が人を愛する事が出来るのだと。こういう愛をアガペーと言うのであろうと。
書き込みありがとう (薬王 華蔵)
2006-10-17 09:46:55
 にゃんさん、書き込みありがとう。



    *



 五足の靴短歌大会で選者の一人伊藤一彦氏が、「短歌は他力です。」と仰った。自力では書けない、と。わがうちにあるものを他なる力が引き出してくれるのだ、と。植物には、空気と水と光の他力が不可欠である。それは、クリスチャンのにゃんさんからすれば、<神の愛>なんだろうな、きっと。わたしを育もうとするおおいなる力を、短歌が通して、示して見せてくれている。

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事