<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

嘘泣きのさぶろう

2016年12月28日 02時14分58秒 | Weblog

幸福だけで、さぶろうは幸福になれるか。そこまで高いところまで進んで来ているか。あやしい。不幸がそこに混じり込まないと、一片の幸福すら、幸福と受け取れないのではないか。悲しみに出逢ってはじめて泣けるのではないか。己の幸福に泣いているか。さぶろうは己の幸福に泣けているか。あやしいのである。いい加減なのである。誤魔化ししかできていないのである。嘘泣きである。地獄の底に辿り着かないと極楽浄土が視界に収まらないのではないのか。さぶろうの苦悩辛酸はさぶろうを涙に溢れさせる。だからこれはさぶろうにとってはなくてはならない地の塩である。よろこびだけでよろこべる人間からは程遠いさぶろう。苦しみというお慈悲をおいただきする。嘘泣きだけの人生を過ごしてはならない。嫌々ながらだが、さぶろうが不幸を頂く。病を頂く。老いを頂く。死を頂く。本物の涙に行き着くために。

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