<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

ここがなんともいいなあ

2016年12月13日 13時37分15秒 | Weblog

草をしいておべんたう食べて右左     種田山頭火

こんな暮らしは、さうろうにも似つかわしい。

この句には「老ルンペンと共に」という前書きがついている。だから右左に別れたのはこの老ルンペン氏と別れたのである。草をしいてお弁当を分け合ったのだろう。さてしかし、卵焼きでも入っていただろうか。三角おにぎりに漬け物と梅干しとおかかくらいはついていただろう。どんな話をしたのやら。まさか、自由律俳句のことなどは口にするまい。ましてまして仏教談義などはおくびにも出さなかったはず。おんなの話をするとすぐににこにこしだして、しばらくは話が合ったかもしれない。でも靡く女なんていなかったことだろう。(ところが山頭火はちょいちょい行っていたのだそうな。あやしいところへ)まあいい、まあいい。草を敷いていたら、立つときに足の脛に草の青い臭いが染み付いただろうなあ。右左に別れてそれぞれの旅へ。ここがなんともいいなあ。その日のお昼時、空には雲雀が鳴いていたろうか。山頭火はとうの昔に死んでいなくなっているから、答は出ない。ここに記したこともすべて当て推量である。

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