<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

死を死ぬるは己の力量ではない

2017年04月22日 05時01分33秒 | Weblog

わたしが死んだら線香一本手向けて下さい。とかなんとか言う。線香一本には拘るまいが、愛した人のその愛着愛情の確認がほしいのだろう。線香の煙は死出の旅の旅立ちの必需品ではあるまい。必需品なし。六文銭なし。この手ぶらというところが絶妙でいい。心配無用。これでいい。わざとらしく鉦太鼓を鳴らして別れを惜しんでくれるが、これもないよりましなくらい。飾りにすぎまい。心配無用ということは絶対信頼ということである。お任せができるということである。「信」は「まかせる」と読む。「まかせる」ことが「帰命」である。「南無」である。死を死ぬるは己の力量ではない。死は「死なされる」ことだからである。「死なせて頂く」ことだからである。後は仏さまの采配である。仏さまは完全なお方だから死もまた完全である。完了して完全である。われわれ穢土の心配が届くことではない。手向ける線香の煙はこちら側にいる間のやさしい心遣い、愛嬌であろう。

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