<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

湯舟観察、ま、どうでもいいけどね

2017年07月13日 04時51分09秒 | Weblog

男たちの湯舟は沈黙。壁の向こう女たちは絶え間なく煩悩の鐘叩き。木戸銭350円の温泉。ぬるいので、一時間ぶっ続けでも浸かっておれる。湯舟は浅く広い。14,5人ほどいる。赤い猿のようにして目を閉じているものばかり。

ほぼ皆シニア族。70才台、80才、90才台か。ところが決まって栄養状態がいい。白髪ごま塩頭なのに、腹回りに脂肪が厚く巻いている。デカケツ。総じて70、80、90キログラムのヘビー級に圧倒されて、小さくなる。あばら骨の見えている己の貧相とは雲泥の差だ。己の麻痺の左足は細い樫の木の棒だ。まるで筋肉がついていない。(よくこれで歩けるもんだ、まったく)おまけに全身無毛の火星人だから、人目には奇異に映ることだろう、さぞかし。

湯舟は暇だから観察すまいとしてても観察してしまう。(観察されてもいるだろうが)

体洗い場は4人しか利用できない。みな入念に洗う。「おいおい、おっさんはそんなに汚れているのかあ」と言いたくなるくらいに長い。洗い終わったと思うとまた最初からやり直す人もいる。石鹸の泡に塗れて10分20分。よくまあそんなに洗うところがあるもんだ。何をどうしようと、ま、自由なんだけどね。湯に浸かるための温泉のはずだと思うが、そうでない方もおられる。

始めから終わりまで無言。ここは共通している。女たちの湯舟とは大違いだ。割れ鐘が鳴り響いている。いかにもいかにも楽しそう。響きから推察するに、ここもお年寄りばかりのようだけど。

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